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続・あなぐま就職自戦記[11]営業の真髄が少し分かったかも?
新人日記。
今回が「営業編」の最終回です。

****************************
その24「前年比」(2000年6月30日)

 どこの会社にでもあることですが、我々営業部にも週1回「営業会議」があります。

 会議の内容は毎週同じではありませんが、必ず確認するのが各月の売上額です。「7月は売上がいくらで前年比何%」「第1四半期の売上がいくらで、前年比で何%」という数字の確認です。(もっとも放送局の場合はCMを放送して収入を得るというスタイルを取っているので、正確には「売上見込み額の確認」ということになるのでしょうか。)

  はじめは「うあー。なんか社会人してるぞ、自分。」などとのんきな考えで出席していたあなぐまですが、最近ほんの少し考えさせられます。

  (2000年夏)現在の日本経済は成長率がマイナスに転じ、累積赤字は雪だるま式に増える一方です。学生のころ私は、日本人の頭の中にある「右肩上がりの成長神話」こそが諸悪の根源だ!と思っていました。経済を常に成長させつづけようと公共事業を大幅に増大し、減税を実施し、その穴埋めに国債を発行し、未来に負債を残してでも「ごまかしの低成長」を続けようとする日本の政治に怒りを覚えていたのです。

 ところが実際に企業で働いてみて、その姿勢が一概には否定できないものなのかなと考えるようになりました。企業が経済活動をする中で「今年はどんな目標で頑張るか」という部分は非常に重要です。その年その年の状況の中でベストを尽くさなければなりません。ではどんな基準で頑張るのか?と考えたとき「今年の状況がどうであろうと、昨年よりも良い業績を納めたい」と考えるのは1つの有効な手段なのです。「今年は状況が悪い。だから無理だ」といったんあきらめてしまえば、それまで積み上げてきた仕事の大きさが一気に小さくなってしまいます。マイナスに少しでも歯止めをかける手段も「前年比」なのです。

  もちろん日本の政府のように、今年の成績が前年比を上回るようにと負債を残したり、あるいは粉飾決算をしたりということをしては意味がありませんが、「去年よりも良くしたい。仕事を大きくしたい。」というモチベーションこそが日本経済の繁栄を支えてきた、という一面は否定できないのかもしれません。経済全体の流れを見ればもしかすると否定されるべき姿勢なのかもしれませんが、企業が競争の中で繁栄するためには絶対に必要な姿勢です。だからといって日本がこのままでいいのかというとよく分からなくなってしまいます。難しい問題です。

++++++++++++++

その26「営業の骨の髄」(2000年7月17日)

 「TVCMを打ちましょうよ。」と広告主に誠意を尽くして何度となく足繁く通っても、結果が伴わないこともあります。一方で代理店からの引き合いがあって、トントン拍子に出稿が決まって、あっというまにCMが流れることもあります。
 先輩とともに私が何度も通っているスポンサーさんがあります。決して誰が悪いわけでもないのでしょうが、実績をあげるというのは本当に難しいです。決して「運」だけでは片づけられません。「流れ」だけでも片づけられません。そして「実力」だけでも片づけられません。

 これが「運命」というやつなのでしょうか?


ところで。
最近私はよく、“社内で買い物”をしています。

たとえば土曜の丑の日にうなぎを食べるとします。
どうせ食べるなら、そこいらのお店よりは「スポンサーの大手量販店」から食べましょう。
夏のお歳暮に地元の銘菓を買う。
どうせなら代理店経由で大手百貨店から買いましょう。
こんな感じです。

 放送局の人が普段の生活で買うもの・使うもの・食べるもの・遊ぶ場所、これらすべてをスポンサーさんやお付き合いのあるお店にお願いすることができたのなら、営業部員は大いに助かることでしょう。「お互いによいお付き合い」ができるからです。この関係を悪いふうにとらえれば「持ちつ持たれつ」の関係といえるのかもしれません。しかし狭い地域経済、資本主義の中で我々はいやでも持ちつ持たれつにならざるを得ません。お店で食事をして取引先の人に出くわすことも日常茶飯事です。「ビジネスライク」と「持ちつ持たれつ」、バランスは難しいものです。

 さて、営業の骨の髄を少しずつ感じはじめたあなぐまですが、(当時の流行番組からフレーズを借りると)次週「衝撃的展開」が私を待ちうけているようです。


続・あなぐま就職自戦記[12]報道へ2ヶ月レンタル移籍を読む

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【2008/10/31 21:48】 | あなぐまの就職自戦記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【営業】

続・あなぐま就職自戦記[10] 1to1マーケティング
あなぐまの新入社員当時の日記を振り返るコーナー。

・・・正直、自分でも存在を忘れかけていました。

ブログ実験をはじめて9ヶ月。
実はそろそろ違う方向性を志してみようかと模索中です。

でもこのブログがいつか誰かの役に立つことを願うのであれば
「いったん書き始めたコンテンツは、しっかり完結させたい」なあと。

てなわけで最後まで書かせてください。


*****************************
その21「テレビはもう時代遅れなのか」(2000年6月7日)

  わが局では8月にプロ野球の公式戦を県営球場にて主催します。我々営業部では、球場の外野フェンスに設置する看板と、球場でお客さんに無料で配るうちわにそれぞれ掲載する広告を現在セールス中なのです。

  具体的な金額は申し上げられませんが、その件でこの間先輩と一緒にあるスポンサーを訪問しました。そのスポンサーは誰もが知っている全国系の有名企業で、我々は地元の支店にお邪魔しました。そこでのやり取りをご紹介しましょう。(会話の詳細は省略しております。実際にはきちんとしたセールストークでしたのであしからず。)

先輩「(前置きがあって)実は今回はですね、プロ野球の企画としまして看板もしくはうちわの協賛ということでお話にあがったんですが。」

担当者「(具体的な話をひととおり聞いて)わかりました。・・・今のところ、我々としましては「費用対効果」が見込めるもの・広告効果がきちんと測定できるものに限って広告費を出す、という方針で活動しておりますので、今のようなお話では99%ご協力はできかねると思います。」

先輩「そうですか。やはり業界の状況が厳しいのも影響してますか。」

担当者「そうですね。依然として厳しいのは厳しいです。我々も昔は良かったんですが、現在の状況はよくありません。・・・その中でこういった広告に昔みたいにポンポンとお金を出していても、潰れるだけだと思いますので。・・・もっと勢いのある企業を当たってみてはどうですか?」

(以下、会話続くもセールス成立せず)

  このようにセールスが成立しないのは決して珍しくもなく、むしろ頻繁にあり得ることです。特に最近は不景気が長く続いていることも影響していて、広告費が縮小されることはあっても、拡大されることはほとんどありません。別に先輩のセールスや担当者の応対に問題があったわけでもありません。ではなぜこの会話をここで紹介したのか、というと、それは広告における「費用対効果」のお話をしたかったからです。

  テレビCM、看板、うちわなどの広告メディアは、不特定多数の人々に向けてメッセージを発する「マス・マーケティング」に分類されます。これまでの広告は「商品を知ってもらうこと、企業を知ってもらうこと、企業活動を知ってもらうこと」が目的の主流だったと私は理解しています。そのためにテレビ・新聞・ラジオなどのCM、屋外看板やチラシ、ティッシュ・うちわなどに広告を載せて配布する方法などを用いることが多かったといえるでしょう。

  ところが時代は急速に「ワン・トゥ・ワンマーケティング」「ダイレクトマーケティング」の方向に向かっています。古い言葉でいえば「御用聞き」、つまり消費者ひとりひとりのニーズに個別に対応することで、いかにして顧客を大切にするかが問われる時代になっています。理由はたくさんあります。商品の開発の速度が低下しサービスの質が問われるようになったこと、経済の成熟化によって競争の形態が変化したこと、企業の売上の80%は顧客の中の20%の人々によって支えられているという説、などなどです。

  この時代の変化によって、企業の中に「不特定多数に向かって投げかける広告は効率が悪い」という考え方が浸透するようになりました。つまり不特定多数に向かって広告を打っても、誰がどこでいつ広告を見て、どのような欲求を持ってこんなことを考えている、という情報は全くといっていいほど手に入りません。また「広告を打ったからこれだけ売上が上がった」という数値は実は算出しにくいのです。マスメディアはイメージや認知に訴えかけることは得意ですが、消費者個人へのマーケティングという作業には向いていません。もしかして時代の流れに取り残されてしまうのではないか、という危惧があなぐまにはあります。

  だからといって全ての企業がTVCMを全く止めてしまうということにはならないとは思いますが、インターネットによるマーケティングが急速に進化している今、TVというメディアはどのような広告を企業に提供できるのか、という問題が突きつけられています。

+++

その22「テレビはもう時代遅れなのか・2」(2000年6月14日)


1週間、時間が開いてしまいました。前回の続きを書きます。
以前に電波のデジタル化のお話をしました。デジタル化によってテレビというメディアに「双方向性」という要素が加わり、「誰がどこのテレビでこの電波を受信しているのか」が判別できるようになるのです。そう、前回お話しした「ワン・トゥ・ワンマーケティング」が実現できるようになるのかもしれないのです。

今のところ、未来のCMはこうなる予定です。

<例・新車のコマーシャル>
1)まず、画面に従来通りのCMが流れる
「(視聴者の声)お、この車いいなあ。燃費はいいのかなあ?」
2)リモコンでデータ画面を取り出し、新車のスペックを調べる
「なるほど、燃費もなかなかだなあ。ところで俺、金あったっけ?」
3)個人情報のコーナーから銀行残高にアクセス
「うーん、ローンならいけるかなあ・・・。とりあえず資料だけ請求するか」
4)再びCMデータの画面に戻り、資料を請求する

こんな情景がCMのたびに見られるかもしれないのです。ちなみに「CMの短い時間内にそんな操作できるわけないじゃないか」と思う人もいると思いますが、たぶんCMの時間そのものが現行の15秒・30秒からもっと長いものになると思います。また、テレビに内蔵されたハードディスクに過去のCMのデータが一定時間残っているようなシステムも開発されるはずです。

なんだ、テレビ業界は安泰じゃないか、という結論が出てきそうなところですが、実は日本の広告費はGDPの1.2%ぐらいでずっと推移してきており、広告費の中でテレビ広告費が占める割合も30%前後でずっと推移してきています。つまり日本の景気が回復しない限り、テレビ広告費は増えないのです。ところが10年後日本のテレビチャンネルは爆発的に増えています。BSデジタル、CS、地上波デジタルの普及によってチャンネル数は数倍になっています。

広告費は増えないのにチャンネル数が増えればどうなるでしょうか?そう、1チャンネルを維持するのに得られる広告収入は確実に少なくなるのです。さらに放送局外の資本が積極的に参入してくればまずまず事態は厳しくなるのです。

**************************

いままで「新人の文章」は、若干要領を得ないところがあって
「てにをは」や「接続詞」を必ず書き直していたのですが
今回はほとんど原文のままです。
少しは社会人として成長しているということでしょうか?

書いている内容は、
2008年の現在でもさほど問題意識として変わっていないのでは?
あるいは
本格的Web時代の到来でいよいよ問題意識が現実化しているのでは?
と感じさせるようなテーマです。

あなたの生活で「物を買う」という場面。
「どこで情報を得て」「何を基準にして」「はたしてどうであれば買うのか?」
おそらくほとんどの若い方は
10年前と現在でガラッとスタイルを変えているはずです。
私だってそうです。

じゃあ、物を売る側は?
売るお手伝いをしているメディアは・・・?



続・あなぐま就職自戦記[11]営業の真髄が少し分かったかも?を読む
【2008/10/22 22:41】 | あなぐまの就職自戦記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【営業】

続・あなぐま就職自戦記[7]新人営業マンの失敗
今週もめいっぱい働きました。

「iPhone」について書こうかなとも思ったのですが
それほどギークでもトレンディでもないので特に書きたいこともなく。
強いて言えば
「朝7時のニュースが民放全局生中継ってどうなの?」
と制作陣の安易さを嘆くくらいです。

あと「サキヨミ」について先週書いたばかりですが、いきなりのスキャンダル。
山本モナの懲りなさ加減にもビックリですが、
「前歴のある彼女とそういうことになれば写真誌にもれなく撮られる」
くらいのことは、サキヨミして欲しかったよ二岡選手。

では、古い日記の続きを。

***************************

その13「ああ情けなや」(2000年5月10日)

 相変わらず「見習い」の日々です。ただ、自分の社会人としての基礎の部分で「足りないな」と痛切に感じる瞬間があったのでここで報告しておきます。それは、先輩に頼まれて、ある代理店の社長宛に書類を届けに行った時のことです。その代理店には先輩に連れられて1度だけ顔見せには訪れたことがあったのですが、まだ「顔を覚える」という段階にはありません。しかし、まったく初めての訪問というわけでもありません。「どうしようかなぁ、中途半端だなあ」とは思っていたのですが、車を運転しながら自分なりにはシュミレーションしていたのです。

 以下、その現場でのやり取りです。

あなぐま「失礼しまーす。」
(社長の席を確認するも席にはいない)
社員「・・・なにか?
(別のスタッフとの話を中断してこちらを向く)
あなぐま「すみません。社長はいませんか?」
(確かに社長と呼び捨てにしてしまったがその場では気づかず)
社員「失礼ですがどなたですか?」
(相手は怪訝な顔。名乗るタイミングを失敗。)
あなぐま「あ・・・
(あわてる)
「あなぐまと申します。社長さんにうちの○○の方から預かり物を届けに来たのですが・・・」
社員「じゃあ、預かっておきます。」
あなぐま「よろしくお願いします。失礼します。」

僕が失敗したなと思うのは、
①相手から先に話し掛けられたこと
②社長の名前を確認しておかなかったこと
③名乗るタイミングを間違えたこと
 などなど

 現場の空気は非常によろしくなかったので、気まずさゆえに私は早々にその会社を後にしたのでした。ただ「おはようございます。○○のあなぐまと申します。いつもお世話になっております。・・・社長さんはいらっしゃいますか?」という話し方は、まるで電話と同じなような気がするのです。目の前に相手がいるので、何か違う話し掛け方があるはずです。でもそれほど親しくもなく、でも初めてでもない。うーん、難しい。

 <-今思えばその通り!イイ線いってるよ。たとえば「あのう・・・」「よろしいですか?」などの言葉を使ってみよう。

 ちなみに電話での応対も、自分ではうまくはできてないと思っています。相手の名前をメモし忘れたり、身内に敬語を使ってしまったり、ちょっとした言葉(申し訳ありません、おはようございます、○○でございますねという確認など)が抜けてしまったり、と必ずひとつはミスしてしまってます。もしかすると、自分に緊張感がなかったり、謙虚さが足りなかったりするのかな、と反省するのでした。


その14「デビュー」(2000年5月13日)

  ついに「飛び込みセールス」をやりました!といっても、以前から個人的にリストアップしていた企業(30社くらい)の中から、5件を訪問しただけです。今回の訪問は「CMを出してもらうための話をする」というよりは「企業の本部の場所と広告担当者を確認する」「会社訪問に慣れる」「広告状況に関する知識を得る」「ごあいさつ」という4つの初歩的な目的だったので、「いつ、どれくらいの予算で、どんなCMを流しませんか?どうですか?」なんて話にはなっていません。

<楽しかったこと>
  自分の知らない企業を訪問して、それまでは知らなかった人とお話して、いろいろな情報を引き出すということがこれほど楽しいとは思っていませんでした。ある種「探検」に近いような感覚です。ここ数年味わったことのない「わくわくどきどき感」がありました。

<つらかったこと>
  先の回でも書いたように、言葉の使い方が十分じゃありません。やはり言葉の使い方がしっかりしないと「ビジネスの雰囲気」というのが生まれないような感じがしました。「人のよさそうなお兄ちゃんが、なんか話をしに来た」みたいな雰囲気の中で、たとえ話が弾んだとしても、実際にお金を出してもらえるのだろうか、と考えるとまだまだ自分は実力不足だなあと思います。

<困ったこと>
  セールストーク、という言葉がありますが、今の「いっぱいいっぱい」状態の自分は、世間話のひとつもできません。世間話ってどうやってするんだろう?という疑問があります。あと、地名・会社名・その他もろもろの市場に対する知識があまりにも少ないために、話題が続きません。困りました。

<予想外だったこと>
  一目みて「帰れ!」みたいな反応を1回くらいされるだろうと思ったのですが、結構皆さん、僕なんかの話を一生懸命聞いてくださるのが予想外でした。また1週間後くらいに訪問しよう!と思えるような訪問先が見つかったことはこの上なく予想外で、うれしいものでした。

また、この後の進展がありましたら、お知らせします。

***************************

TV-CMは高価です。(誰しも想像つくことですが)
どれだけ安く見積もっても、15秒CMを1本流して1万円。
きちんと番組の提供スポンサーになれば、
数十万~数百万円かかるのが当たり前の世界です。

一般論に終始すると、企業の広告費は売上の1%というのが定説。
年商1億円の飲食店があるとして、広告に掛けられる予算は100万円程度。
そこにはTV-CMではなく、看板やチラシ、雑誌広告、
最近であれば「フリーペーパーへの出稿」なども含まれます。

たった1回CMを流すだけで1万円も必要となるのですが、
たとえば10本流しましょうと決めて、いざ放送したところで
「TV-CMを見てお店に来たよ♪」
てなお客さんは皆無といってよいでしょう。
そもそもそのCMを見ることができるだけでラッキーなのですから。

業種や企業の方向性にもよりますが
少なくとも年商数億円規模の会社でなければ、TV-CMはありえません。
東京・大阪ならともかく、たんなる地方都市で
「年商数億円以上」で「まだTV未出稿」で「成長性がある」
この条件を満たす企業はそれほど数が多くないよ

と当時のあなぐまは語っています。確かにそのとおりなのです。


続・あなぐま就職自戦記[8]カルチャーショックを読む
【2008/07/11 22:05】 | あなぐまの就職自戦記 | トラックバック(0) | コメント(1) 
tags:【体験談】 【営業】

続・あなぐま就職自戦記[6]飛び込みセールス
困難な状況に直面したときに
「どう行動するか」で人の価値は決まる。



・・・8年前の私も、今の私も、そして8年後の私も
困惑し、悩み、落ち込み、でも少しの勇気と希望を持って
立ち向かっていける人間でありたいものだな、と最近感じます。

てなわけで、あなぐまのフレッシュマン日記・第6回です。

***************************

その11「ひるんでいます」(2000年4月30日)

 「飛び込みセールスをします!」と目標を掲げてから約3週間が過ぎました。はじめはやる気さえあれば何とかなると思っていたあなぐまでしたが、現状はひるんでいます。

 テレビにCMを出すことができる企業、といって皆さんはどんな企業を想像しますか?ある程度のステータスを満たした企業というイメージはないでしょうか?実際にTVCMを流している企業をよくよく見ると、ある程度の従業員と売り上げがあって、業種にも限りがあって、ひとくちに言えば「名の知れた」企業に限られていることが分かりました。(当然例外もあります。)

 つまり「新規にTVCMをうつ」というシチュエーションはなかなかありえないことなのです。それよりは、企業との以前からのお付き合いが存在して、時期に応じてCMが出されるというケースの方が圧倒的に多いのです。もちろん新しい企業や新しい業種が生まれることもあるのですが、地方都市のマーケットはそれほど活気づいてはいません。

 <-そういう意味では、テレビ局の営業は「硬直化したBtoB市場」で展開されているのです

 つまり、地元企業で「CMをうつ可能性がある企業の数」には、限りがあるような気が私にはするのです。その限りある企業群のなかで、先輩の営業社員が全くノーマークで、これまでに全くコンタクトがない企業がいくつあるでしょう?なんてことを考えてしまうと、経験も知識も人脈も足りない自分に何ができるだろうと考え込んでしまうのです。そして、ひるんでしまっています。


その12「なんのこれしき」(2000年5月6日)

 ゴールデンウイークでちょっと間があいての更新です。前回の少々めげ気味の精神状況を打開すべく、本屋で手に取ったのが「飛び込みセールスの必勝法」というタイトルの本でした。さんざん悩んだ挙句、「どうせいつかはやるんだから」という方向に気持ちが傾いた結果でした。

 <-すぐ本や事例に答えを求めてしまうのは私の悪いクセ?“自分流のアレンジ”を意識してはいますが・・・

 内容そのものは、学習教材のセールスマンとして優秀だった著者が、家庭への訪問販売を想定して自分の経験をまとめているものです。僕には直接関係しない部分も多かったのですが、セールスには「成功セールスイメージ」が大切だそうで、そのイメージをこの本がきっかけで考えるようになったのは大いなる収穫だったといえます。その他にも「断られた経験が多いセールスマンほど成功する」という言葉にも励まされたような気がしました。少し勇気が湧いてきました。

***************************

実際、テレビ局の営業は非常に特殊です。
目に見えない「電波」を切り売りして、正価はあってないようなものだし、
視聴者はあまねく人々なのに、クライアントはごく限られた人たちだけ。


皆さんはどれくらいの規模の地方企業ならCMを出せると思いますか?
売上が何億円?従業員は何人くらい?業種は?特徴は?
・・・答えは次回の日記で。





続・あなぐま就職自戦記[7]新人営業マンの失敗を読む

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【2008/07/10 21:47】 | あなぐまの就職自戦記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
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続・あなぐま就職自戦記[3]入社そして営業へ
「古日記」はいよいよ入社後の生々しいお話に突入。
ほどほどに端折りつつ、当時の心境や「研修」について記します。

*************************
その4「やります!」(2000年4月3日)

 今日は入社式でした。まずはじめに、社長から辞令を受け取り、しばらくお話をして頂きました。あなぐまはこの社長と最終面接でお会いして「この人の可能性に賭けてみよう」と思ったほど魅力的な社長です。話の内容は、デジタル化を迎える地方局にとっては大変な時代になるが、さまざまに工夫をして地域の人々に貢献できる会社になりたい、といった主旨のものでした。

 ところで、私の配属は「営業部」になりました。最初は報道部だと勝手に思い込んでいましたし、このホームページをはじめとして、これまで自分がいろいろな人に「ジャーナリストになる」と宣言していた手前もあって、少し落ち込みました

 <-こんな思いをする新入社員は数多く存在するわけですね。お気をつけて。

 しかし、あなぐまがやりたいことは「現在軽視されている地域のニュースは、実は大切な情報なので、よりたくさんの人々に知って欲しい」ということなので、そのための土台としての「放送局の収入源」である営業部はものすごく大切な部署です。勉強させて頂こう、という風に気持ちを切り替えることにしました。今週1週間は、さまざまな部署の責任者の方からお話をいただいてます。役に立つ話ももちろん多いのですが、じっと座っている時間がほとんどなので結構疲れます。


その5「放送局はややこしい」(2000年4月8日)


 1週間の研修が終わりました。まず驚いたことが、放送局の組織がものすごく大きく、多岐にわたることです。細かい部署だけで20以上あるのですが、全体の社員数は100人ちょっとです。つまり一人ひとりの果たさなければならない役割がものすごく広く大きい、ということなのでしょう。(以下略)

 <-まさに井の中の蛙?!私の今の職場は組織図がA3で豆粒のような文字。


その6「目標ができました」(2000年4月11日)

 営業部に配属されて、2日が過ぎました。現在の主な仕事は、営業に関する知識を勉強することと、先輩の運転手と務めることのふたつです。社内にいるときは、いろいろな資料や文書を見ては、わからない部分を質問して勉強しています。また、電話を取るのも仕事の一つですが、まだあまり上手くはありません。社外に出るのは、先輩の得意先回りの「おとも」をする形で運転手を務めます。運転をしながらいろいろな話を聞いたり、地理を覚えたり、得意先に紹介していただいたりしています。

 <-この「おとも」運転が、のちに報道ですごく役立つのだから人生分かりません。

 営業部の雰囲気はものすごく良いです。たとえば先輩が後輩に無理やり酒を勧めたり、宴会芸の一つでも覚えなきゃいけなかったり、 といった典型的な「営業のイメージ」のようなものが、私の頭の中に何となく存在していたのですが、全くそんな気配はありません。

 ただ「営業部のあなぐま」はとりあえず6ヶ月の試用期間の間だけで、その先営業に残るか、他の部署に配属になるかは分からないそうです。よって、よほど僕が頑張らない限りは自分の担当を持つことはなさそうです。では私はこの半年間で何を目標に頑張るのか。自分にプレッシャーをかけるためにも、ここで宣言しておこうと思います。それは「飛び込みセールスをすること」です。以前からお付き合いのある代理店やスポンサーを担当するという形ではなく、自分で「新規開拓」ができるように、知識をつけ、先輩のテクニックを盗み、礼儀を勉強し、地理を覚えて、プラスアルファの何かを身につけていこう、というのが目標です。

*************************

新しい環境に不安を覚えつつも、
(自分に言い聞かせるように)ポジティブであろうとする
そんな当時の私のココロ模様がうかがえます。

・・・しかし読みづらい文章だなあ。

どうやら論理的に書こうとするあまり
「接続詞を多用すればよい」と勘違いしていた
ようです。
本来、文章の順番と流れがしっかりしていれば
接続詞はほとんど必要ありません。

それから「・・・ことです」という文章も
使い方によってはムダに文章を長くします。
今だったらこんな感じにしますけどね。

<例>
1週間の研修が終わりました。まず驚いたことが、放送局の組織がものすごく大きく、多岐にわたることです。細かい部署だけで20以上あるのですが、全体の社員数は100人ちょっとです。つまり一人ひとりの果たさなければならない役割がものすごく広く大きい、ということなのでしょう。

<添削案>
1週間の研修が終わりました。「放送局は組織が大きくて内容も多岐にわたる」と知ったのがいちばんの驚きでした。細かい部署が20以上もあるのに、全体の社員数は100人ほど。「一人ひとりの果たすべき役割が大きく、仕事の範囲も広い」ということなのでしょう。

2018年の私が読んで、どう感じることやら。


続・あなぐま就職自戦記[4]お待ちボタンに感動を読む

【2008/06/26 20:53】 | あなぐまの就職自戦記 | トラックバック(0) | コメント(1) 
tags:【体験談】 【営業】

デジタル化が描いた番組制作の未来と現在(後編)
昨日のエントリをまとめると

1)デジタル化は、視聴者との「情報のやりとり」を軸にした新しい番組制作を
見出す光明になるはずだった。
2)しかしデジタルテレビの「情報入出力機器」としてのポテンシャルがやや低く、
いざ視聴者が“能動的に”テレビと情報のやりとりをしようと思うと、物足りない。
3)NHKの例を見ると「デジタルテレビは投票機能が中心」にならざるを得ないが、
ケータイなどをうまく組み合わせると、視聴者とのやりとりを軸にした番組づくりはできる。
しかし情報をさばくための莫大な資金・マンパワーが必要となる。

で、テレビ局がとる選択肢は2つ。

◆思い切って設備投資・人的投資をして魅力あるコンテンツを創生するか
◆従来の枠を超えない程度のカネ・ヒトで、可能な範囲の新しい制作方法を探るか


当然、意欲のある会社は前者を選びたいと思うはずですが
そこでキーになるのが「企業としての経営」だといえるでしょう。


ここでたとえ話を。

私が今勤めているメーカーは1年の売上が数百億円です。
しかし売上の数%でしかない、十億円前後の設備投資をしたとしても
大きな経営判断が必要で、投資家の材料や新聞のネタにもなります。

一方私がかつて勤めていた放送局は1年の売上が70億円程度。
その会社が、1年分の売上に匹敵する70億円の設備投資をして
デジタル化に取り組みました。これはとんでもないこと!のはずです。

なぜこんなことをしてもローカル局は何とかなっているのか?
それは利益を生み出すための原価がメーカーに比べて少なくて済み
本気になれば短期間で設備投資の回収が可能だからです。(大雑把な説明ですが)

ただ実際問題、それでも3~4年前から
「デジタル化の投資がすごい額なので、何とかしなければいけない」
という経営層の危機感は現場にも伝わっていて
いろんな変化が目に見えて表れるようにはなりました。

・カメラチャーター(1日10万円以上する)をデスクが嫌がる
・テープの使い回し回数を増やすよう指導が入った
・必要経費であるはずのタクシー代に上司のチェックが入る
・アナウンサーのプロダクション化が進む(アナウンサーだけ別会社に所属)
・アウトソーシングの推進(記者・ディレクターがプロダクションから派遣される)
などなど・・・。


とあるブログの書評から引用します。

テレビ放送のデジタル化に伴い、
膨大な設備投資を強いられるTV局は、
力のない地方局からバタバタとつぶれるかもしれない。

ネット広告がテレビCMを超える日 | phas.jp


こういった言説はphas.jpさんに限らず、定説化している部分もあって
私が就職活動をしていた10年前からささやかれています。
数年前には「ココとココが合併するらしい」なんて噂が
まことしやかにささやかれていました。(今はどうなんでしょうね?)

ネットの記事をたどると、この本では
「2018年あたりにネット広告の収入がテレビ広告を上回る」という説を唱えていて
そのあたりで経営の淘汰も進むだろうと予測しています。
しかし。
あなぐまの経験を元に推測すると、淘汰はもう少し先かなと感じています。
理由は4つあります。

1)団塊世代の大量退職による人件費の圧縮と組織の若返り(マンパワーの増加)
2)各局が推進しているであろう経営のスリム化による資金繰りの良化
3)新聞や雑誌、看板など他の広告媒体の衰退による、相対的な媒体力の向上
4)テレビ局の経営構造から見て、デジタル化の設備投資回収は10年程度で可能



では、本エントリのタイトルに掲げた「デジタル化が描いた番組制作の未来」はどうか?

総務省が推進する「デジタル放送による変化」という狭義の意味では、かなり難しいでしょう。
しかしデジタル化もっと広く「ネットを代表とする情報技術の広がり」だと捉えた場合、
番組が本当に面白く、価値のあるものかどうか?で他媒体と競わなければなりません。
つまりテレビ局の媒体価値の源泉である「番組制作」の未来が問われているのです。


かつてのラジオ、映画、新聞がそうであったように
影響力で頂点にあったメディアが転落するとき、そのスピードは本当に速い。
そして立ち直るにはかなりの時間を要します。
まだ現在テレビは影響力最大のメディアだと思います。ネットの話題でも中心ですし。

この10年は「本当に視聴者に役立つ、面白い、大切な情報とは何か?」を問い直し、
メディアとしてのレゾンデートル(存在意義)を追求する原点回帰の番組制作を望みます。
そしてメディアとしての権威や影響力を維持できるよう努力するほかありません。
そのためのカギは、お金ではなくマンパワー。局員が不祥事を起こすなど言語道断。
大変な時代ですが、私は今の若手と未来の制作者にやはり期待してしまうのです。
・・・まだ、可能性は残されています。


※あともう1点、放送編集機材(プロ仕様)に技術革新が進んで、チープ革命というか
低価格化が進み多くの人の手に渡るようになると、YouTubeやニコ動がもっと盛り上がり
テレビのメディアパワーを脅かすのかもしれないなあ・・・という予感もあります。
携帯カメラの高機能化の方が近道かもしれませんが。

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【2008/02/27 22:20】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【営業】 【技術】 【制作】

デジタル化が描いた番組制作の未来と現在(前編)
少し大きなテーマを書いてみます。
まずは昔話から。

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2000年春、新入社員の私は
BSデジタルの社内説明会に出席していました。
営業部長の手に握り締められていたのは
「デジタル化はこんな放送を可能にする!」という内容のプレゼンシート。

当時の放送局員たちが描いていた近未来です。

◆画質や音質、多チャンネルやEPGなどデジタル化の特徴は多いが、
その中で最も魅力的なのは「双方向性」である
◆たとえば旅番組の中で「データ取得」みたいなボタンを押すと
タレントさんが訪れているお店の情報やタレントさんが着ている服など
好きな情報を視聴者がGETできる
◆さらにそこから問い合わせや宿の予約、ショッピングも可能になるはずだ
◆生放送では、視聴者からの意見をリアルタイムで集めることができて
それを番組進行に反映できる。もっと番組が視聴者に近づけるはずだ!


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・・・あれから8年。何が実現したでしょうか?

デジタルテレビのリモコンについている4つのボタンで
たとえば視聴者参加型のクイズや投票をする番組は出現しました。
データ取得ボタンで番組に関する“ある程度の情報”を引き出すこともできます。
でも8年前の部長さんが予見した未来には、ほど遠い実態です。


続いてNHKの編成マン(デジタルサービス部副部長・田中寛さん)のお話を抜粋。
<TV放送がインターネットに歩み寄る理由 - ITmedia エンタープライズ>
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0802/06/news001.html

・・・紅白歌合戦といえば、赤白の勝敗をNHKホールに集った方々が投票することが恒例となっていました。その範囲をホール内から広げ、視聴者、それもインターネットを介したものへと拡大することで視聴者とのつながりが広がりました。特にケータイからの受け付けを行うようになって、年齢層はもちろんのこと、これまでと比べものにならないほどの多くのアクセスを受けるようになっています。(中略)2007年末の放送では5万人からの受付を可能としました。この拡大の裏には、インフラ整備が大きく関与しているのですが、データベースシステムの見直しも何度も行いました。

 日ごろからインターネットとの協調は意識しており、紅白歌合戦だけが視聴者参加番組というわけでもありません。さまざまな番組で双方向演出への取り組みを考えています。(中略)今後のTV放送に必要なものは何なのか? その可能性を考える上で、視聴者投票を中心とするリアルタイムの情報を、いかに短時間で解析できるかもポイントだと思います。

私がこのインタビュー記事で着目したのは3点。
◆紅白歌合戦の投票は「ケータイからの参加」に間口を広げた途端、参加者が急増した
◆視聴者参加の仕組みには「インフラ整備」が不可欠である(ハード/ソフト)
◆双方向の演出を常に考えてはいるが、中心は「投票」であり、成功例は紅白である



テレビは「受動的」なメディアです。
視聴者は一方的に流れてくる映像と音声で娯楽を享受していました。
デジタル化は「情報のやり取り」という側面を入れることで
新しい番組制作が可能になるはずだ!というストーリーを描かせました。

しかし、ひとたび視聴者が「能動的」にふるまおうとした途端、
現状のデータ放送が提供する情報のやり取りは「もの足りない」機能でしかない
という現実にブチ当たっています。

<データ放送の欠点 視聴者側>
情報の入力:ボタン操作中心で、文字入力ができない(しづらい)
情報の出力:画面の中で得られる文字情報が少ない(探しづらい、広がりがない)


機能面として、たとえばキーボードが付属になったり、リモコンが使いやすくなったり
データ取得が高速化してリンクを使いやすくなったり、画面構成を見直したりと
もの足りなさをカバーできる可能性が全くないわけではないのですが、
もう1つテレビ局側の体制整備にも課題があるのです。

<データ放送の欠点 放送局側>
集めた情報の処理:視聴者は数万人。全員の意見を受け付け処理するのは誰?
発する情報の入力:視聴者が欲しい情報は幅広い。データを打ち込むのは誰?



NHKの「ケータイ大喜利」という番組を見たことがありますか?
一人ごっつの“お笑いセンター試験”を髣髴とさせる、懐かしさ漂う(笑)番組です。
1回のオンエアで10万件を超える視聴者投稿を受け付けているのですが、
何よりビックリするのが、放送中に写るスタッフとパソコンの数の多さ!です。

お揃いのスタッフジャンバーを着たアルバイトと思しき数十名のスタッフは
(想像ですが)おそらくNHKが構築した専用のシステムを使って
データベース化された投稿の中から面白そうなものにチェックを入れます。
出演者の千原ジュニアは「選りすぐりのネタだけを集めた画面」を閲覧しながら
“つづいて○○さんの作品行きましょう!”と発言します。
そこで必ず今田耕司が同じセリフを繰り返すのですが、
この10秒ほどの時間で投稿者紹介とネタ紹介のテロップ2枚を
システムから自動生成してスタンバイしている
のだと思われます。

システム開発とメンテナンス費、アルバイトの人件費など莫大な投資をすれば
情報のやり取りで番組に活気をもたらすことが実現できることを示す好例です。
スポーツや人気バラエティの放送中に盛り上がる“2ちゃんねる実況板”もそうですが
「放送」と「情報のやり取り」に親和性があること自体は疑う余地がありません。ただ、それを活かすための「資材」がないのが問題です。


長くなったので続き(テレビ局の経営のお話)はまた明日。
【2008/02/26 20:48】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【営業】 【制作】

テレビ営業と広告代理店、どちらの立場が強い?
【質問】

テレビ局の営業
広告代理店・スポンサーから見て立場的に「下」の立場?


【答え】
なぜか同一スレッドで2度も質問があったお題です。
「テレビ営業」と「広告代理店」ってすごく誤解されている気が・・・。

個人的な力関係で言ってしまえば「ケースバイケース」なのですが
一般論から言うと「上とか下とか、そんなこと考えてない」と私は思います。

スポンサーさんの立場から見ると、

お金を出す人(スポンサー) > お金をもらう人(テレビ局)

という構図が浮かびがちです。

しかし「テレビ局とお付き合いがある」「CMを出す」というのは
地方の企業にとっては、かなり誇れることです。
だからテレビの営業マンと付き合うのは決してイヤなことではないし、
それが企業のステータスになるケースは多いと思います。

広告代理店さんは規模の大小によって力関係がずいぶん違います。
D通とかH報堂といった全国系の大手代理店から見れば
地方局の営業さんは「下」に見えるのかもしれません。
でも地元に根を生やした中小の代理店は、おそらくそんなこと思ってません。

ただ、少なからず私が見聞きしてきた経験から言うと
自分が「上」だとか「下」だとか
そういうことを意識して営業活動している人は少ないと思います。
営業さんの仕事は
「放送局」というメディアを使って
スポンサーに喜んでもらう方法を考えること

だと思いますから・・・。
そのためにはテレビCMだけではなく、イベントや紙媒体や看板など
ありとあらゆるものを使います。代理店さんはそのパートナーです。

他にも「テレビ営業でお酒が飲めないのはマイナス?」とか
「ゴルフに興味ないとダメ?」といった質問も寄せられました。
たしかに飲み会が好きな営業さんは、ほぼ毎日飲んでます。
ゴルフが好きな人は毎週のようにコースに繰り出しています。
でも「お酒が飲めない」「ゴルフが嫌い」という営業さんも存在します。
その人も自分なりにスポンサーや代理店と仲良くする方法を開発してますよ。
(お酒を飲む機会は多いので、お酒が好きに越したことはないと思いますが・・・)


<関連リンク>キー局と地方局、どこが違う?新聞とテレビ・報道の違いは?面接で困る質問「他社の受験状況はどうですか?」
【2008/02/22 20:35】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【営業】

会社概要の上手な読み方~7つのポイント
地方局では、ここ数年情報公開が進んでいるとはいえ、
一般的な大手企業との大きな違いがあります。
ほとんどの会社が「非上場」で「決算報告書」などを公開していないため
会社の中身が見えづらい
点です。
企業であれば基礎情報である「従業員数」「売上高」「経常利益」などの数字でも
分かるケースと分からないケースがあります。
ここでは一般的な「会社概要」をあげて
どう読むべきか7つのポイントを見たいと思います。

<一般的な会社概要の例>
社名:株式会社○○(略称***) →ポイント①
コールサイン:JO**-**
代表者:○○
資本金:○億円              →ポイント②
売上高:○億円
事業内容:放送法によるテレビジョン放送(例) →ポイント③
周波数:○○チャンネル
設立(開局):○○年○月○日    →ポイント④
社員数:○○名             →ポイント⑤
本社:○○県○○市○○
東京支社:東京都○○区○○    →ポイント⑥
大阪支社:大阪府○○
○○支社:○○県○○市○○
関連会社:○○            →ポイント⑦

ポイント①:会社名は愛着の第1歩!
100局以上あるローカルテレビ局の多くは
社名を「テレビ○○」「○○テレビ」「○○放送」と定めています。
当たり前の話ですが、受験する以上は
「間違った覚え方」をしているようではお話になりません。

特に他エリアから受験する人は注意が必要!
たとえば北海道であれば、北海道放送(HBC)札幌テレビ放送(STV)
北海道テレビ放送(HTB)北海道文化放送(UHB)テレビ北海道(TVH)
の5社は似たような名前。コールサインも似ています。
面接などで間違って他局の名前を口走ってしまうと冷や汗ですよね・・・。

ポイント②:資本金と売上高
複数の社を研究している人はご存知でしょうが、
売上高を公開しているのは、情報公開にある程度踏み込んでいる局です。
逆に言えば、隠している局は「風通しが良くないかも体質かもしれない」
「売上高を公開できないような苦しい状況かもしれない」という
リスク意識を持っても差し支えないでしょう。
売上高の数字に対して資本金が少ないのは、サービス業全般的な特徴。
特に気にする必要はないですが、同エリアの他局との比較は忘れずに。


ポイント③:事業内容
どこの局も「放送法云々」と似たり寄ったりの内容です。気にしない。

ポイント④:設立日の新聞をチェックしてみよう
第1志望の局であれば、ローカル紙のアーカイブをたどって
この日をチェックしてみましょう。おそらく設立の経緯や株主などについて
第3者の視点から書いてあります。これが貴重な情報に結びつきます。

ポイント⑤:社員数
100万人前後のエリアであれば社員数は2ケタが一般的。
大きなエリアでは100人を超えるでしょう。
カメラマンやディレクター、事務スタッフなどを関連会社の社員がつとめ、
その数は勘定に入れていないという社が多いと思います。

ポイント⑥:支社は東京、大阪、プラスアルファ
ほとんどの地方局が東京支社は「銀座」、大阪支社を「北区」に置いてます。
「東京支社は銀座なんだ・・・すげえ!」などとカン違いしないように。
しかし、なんで皆同じなんでしょ・・・?

ポイント⑦:関連会社
技術系スタッフの所属会社、アナウンサーやディレクターの所属会社、
広告代理店などを持っているのが一般的。
それ以外に財団などを持っている会社もありますので、
会社名を検索エンジンにひっかけてみましょう。何かわかるかも。


<関連リンク>あなぐまの就職自戦記(9)本命へのアプローチ《この就活ブログがスゴイ》①採用担当者の眼

【2008/02/17 20:27】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(1) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【必勝法】 【営業】

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