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「地方局で働く限界」は存在するか?
けっこう多い質問です。

○地方局の取材で有名人に会えますか?
○キー局ならできて、地方局ではできない取材はありますか?
○地方局で番組制作は経験できますか?
○つまらない&単調な取材ばかりですか?(例:事件事故取材)


まず大前提として知っていただきたいのが
「もはや日々の事件事故だけを取材するメディアは存在しない」
ということです。
地方であっても、政治・経済・スポーツ・芸能・グルメ・生活情報と
幅広い話題を取材しオンエアしています。

※直接的な「スポーツ番組」「グルメ番組」が制作されていない局でも
夕方ニュースの中に地元スポーツの話題があったり、
ちょっとしたグルメ情報、文化情報(本・映画)などがありますよね?


つまり
「地方局にいるから
特定ジャンルの取材経験ができない」

という限界はないと思います。


もちろん東京を基準に全国区で考えたときの
「メジャー/マイナー」の差はあります。
資金力や制作枠、人的ネットワークの差もあるでしょう。

たとえば取材相手のサッカークラブが
J1のチームじゃなくてJ2やJFLなど「知名度の低いクラブ」、
接するタレントが全国区のタレントではなく
地方限定のタレントや駆け出しのアイドルみたいな違いです。

でも、地方局で歌っている人が有名になる事だってあります。
私が新人時代にADで手伝っていた番組には
デビューしたてで無名のコブクロが出演してくださって
「歌うまいなあ、この2人!」と鳥肌がたったものでした。
他にも首相や有名スポーツ選手、芸能人を取材する機会がありました。


私が働いていた局は特別だったのかもしれません。
むちゃくちゃ働かされましたけど、
その代わり「いろんな経験」をさせてくれる伝統がありましたから。

自分のエリアだけを1年駆けずり回るのではなく、
東京・大阪はもちろん、
海外取材も4年で3度ほど経験させてもらいました。
ドキュメンタリー番組は大小あわせて3本制作。
うち1本は全国ネットでした。


つまり地方局は人数が少ない分
「自分次第で可能性を広げられる場」
でもあると思います。

たしかに東京や大阪であれば
世間の耳目を集めるような取材活動もできるでしょう。
政治も経済も中心地ですから
地方にはない多くのイベントが存在するのは確かです。
では「イベントが多いから、取材活動の価値も高いのか?」
というと、これは疑問です。

大切なのは世の中の事象から何を切り取って、
視聴者にどう提示するかです。
極端な話、何の変哲もない一家庭の主婦を取材したとしても
そこから視聴者に何かを訴えかけられるような
テーマや材料を見つけてゆくのがこの仕事ではないか?

と、当時の私は考えていました。
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【2009/03/10 23:01】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

地方局からキー局への転職(転籍)や異動は?

地方局から、キー局(系列局)へ異動したり、
引き抜かれたり、転職したり、ということはありますか?


ないと思います。

ちゃんちゃん。


・・・という気分で、今までエントリにすらしていなかったのですが
よくよく考えると、メールやコメントで何度もいただいた質問。
おそらく「迷信」や「混乱」のようなものが根付いているのでしょう。



まずNHKと民放を分けて考えましょう。

NHKは全国組織です。
なので地方勤務していた人が東京で働くこともあります。(逆もあります)

私が出会ったNHKの方の実話。

●田舎の記者クラブで淡々と仕事していた方が
国際部に異動になって、海外で大きなニュース取材してました。
●逆に「東京でプロ野球の番記者だったんだぜ」という方が
田舎に転勤してきて、高校野球の現場で大きな顔してウザかったです。

NHKの中には「エリア採用枠」の方もいます。
その名の通り、採用されたエリアだけで勤務する契約です。
この方々を除いては、
10年で3回くらい全国を異動してるというのがNHKの印象です。


一方、民放は全国100局以上ありますが、すべて別々の会社です。
ただニュースのやりとりで協力する関係が
NNN、ANN、JNN、FNNなどの「系列」です。
(※テレ東を除外しているのは、若干性格が違うから・・・)

最近はニュースだけでなく、制作系の番組や
大規模なスポーツ中継、特番などで人的交流はありますが、
「地方局からキー局への転身」は、ほとんど無いと思ってよいでしょう。


例えば、ある地方局で
「すごく良い仕事をする」人物がいたとします。
もし同じ系列の他社が
「この人材を欲しい」と引き抜くようなことがあればどうなるでしょうか?

狭い世界ですから、人の獲り合いになるでしょう。
お互いの局の機密事項やセキュリティはずたずたです。
転職が重なれば給与体系もいびつになってしまいます。
何より互いの心象が良くありません。

ただ、上司に黙って本人がこっそり転職活動をして、
同系列あるいは別系列の局に転職することは往々にしてあります。
私の知っている人もたくさん他社に移ってゆきましたが、
その際は、本人の行動・実力、何よりも
タイミングや人の「運」が必要だと思います。



・・・いずれにせよ、キー局への転職をアテにして
地方局を選ぶのは「本末転倒」という気がしません?
【2009/02/13 22:30】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(1) 
tags:【体験談】

【まとめエントリ】マスコミ就職の「常識」を検証する30エントリ
たくさんの人が「マスコミ就職」を誤解しています。
ありもしない「定説」や「常識」にとらわれて、事実を見逃していませんか?
噂やデマのたぐいも含め、あなぐまが1つ1つ検証しました。


マスコミ就職に「有利な学部」はない。
テレビ局=コネ採用でしょ?と思っているあなた。
新聞とテレビ・報道の違いは?
キー局と地方局、どこが違う?
高校の学歴まで気にしなくても大丈夫でしょう

記者に休日はないってホント?
記者の1日のスケジュールはこんな感じ
携帯カメラの普及が記者の存在価値を下げる?
記者からキャスターへの華麗なる転身?
野次馬根性は記者に不可欠なのか?

制作ディレクターの1日はこんな感じ
残業が多いから給料が丸々増えるわけじゃない
芸能人と仲良くなれる?…って、んなわきゃない。
テレビ営業と広告代理店、どちらの立場が強い?
テレビ局の系列には「特色」がある・・・気がする

放送局に/放送局から転職したい方へ
ぎこちない敬語で自分が出せないのはマイナス!
実はルックスが大事・・・美男美女という意味ではなくて。
就職のために浪人・転部・編入学?
第一志望ではない企業からの内定→断るべき?

ヘリを見たら全国ニュースだと思え~キー局と地方局の関係
震災報道は被災者も記者も一緒に消耗する
視聴率・インパクト至上主義?の苦悩
カメラマンと技術スタッフの体力・根性がスゴイ件
梅雨入りの映像は決して「使い回し」ではない

部署移動はなぜ必要なのか?
記者から見た「理想の技術マン」の資質
方言なまりが治る人/治らない人
目を引くタイトルは「最初の10文字」が勝負
書類を提出する前に3つのチェックを!
【2009/01/26 21:45】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【必勝法】

オリンピック中継で学ぶ「テレビ局のお仕事」 2
きのうの続き。

回を重ねるごとにオリンピック中継に割かれる時間が増え
いつの頃からか各局「五輪キャスター」「テーマソング」を軸に
長時間の中継番組を編成するようになりました。
しかし、この「長時間中継」が大変なのです。

たとえば柔道を思い浮かべてください。
日本人選手は男女1人ずつエントリーします。
競技は朝から夕方まで何十試合と行いますが、
日本人が見たいのは(基本的に)日本人選手の試合です。

ということは1回戦・2回戦あたりでは
ほとんどの試合が外国人同士の「無関係」な試合。
なので生中継は難しく
民放はほぼダイジェスト対応となります。

※NHKはCMがなく、番組編成に余裕があるので
フル放送もありえるかもしれません。
本当にその競技が好きな視聴者なら、NHKを見ますよね。


そして準々決勝あたりから中継をするとします。
ここでの課題が「CM」です。

民放はたとえば2時間番組を編成したら、
「その間に○回CMを消化しなければならない」
という決まりごとがあります。
野球の場合は攻守交代をふくめて18回前後のCMチャンス
というのが定番ですが、オリンピックはスポンサーも多く
競技によってはずいぶん多めのCM枠が用意されます。

ここまで書けばもう分かりますよね。
長距離の陸上や他国の試合などで、
何の脈絡もなくバッサバッサとCMが入るのは
こういった事情があります。

なぜなら「本当の見せ場」が訪れるまでに、
できる限りのCMを消化しておきたいからです。

そしてもう1つ。
「スタジオ回し」も非常に重要です。

柔道に話を戻すならば、2時間放送枠があっても
試合そのものは合計20~30分。
あとは他国の試合と準備時間です。
ということは1時間30分近くは「つなぎ」の時間。
メダルの期待を高めつつ、視聴者に有益な情報を与えつつ、
さりげなくCMを消化しつつ、というのがスタジオの重要な役割。


五輪キャスターとコメンテーター、アナウンサーというのが
スタジオトークの面々ですが、
うまく組み合わせないと「聞くに堪えない」トークが続きます。
(NHKはキャスター1人でスタジオ回しはほとんどありませんが
視聴者からのFAX紹介などは、明らかに「つなぎ」ですね)

ここまで10日ほど各局の生中継を見てきましたが、
個人的にはテレビ東京が非常に良いバランスで
落ち着いて放送を見ることができる印象です。
ベテランの草野キャスターと大橋アナ・荒川静香のトリオが
静かに丁寧に、スポーツの魅力を伝えてくれています。

※逆に厳しいなと感じるのがフジです。
キャスター2人が試合結果次第でテンション変わりすぎ。
アナも上手く進行できず、解説者が一番マトモに見えます・・・。
日テレの浅尾選手もポジションが中途半端で苦労してますね。
【2008/08/19 23:23】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

オリンピック中継で学ぶ「テレビ局のお仕事」
マスコミ就職を目指す方であれば、
金メダリストの華やかさに酔いしれると同時に、
「その感動をいかに視聴者に伝えるか?」
をテーマに番組を見てはいかがでしょうか?

というわけで、五輪中継を題材に
テレビ局のお仕事やカラクリについて書きます。


1)国際映像はなぜ必要?

オリンピックは世界各国で報じられる関心事です。
今回は200以上の国が参加していますが、
もし1つの国に平均3つのテレビ局があると仮定すれば
600局が現地で取材をしていることになります。

たとえば1社単独で水泳を中継するなら
「天井」「水中」「両プールサイド」「インタビュー」
少なくとも計5ヶ所にカメラを設置しなければなりません。

もし600局が全部単独でそんなことしたら
会場は3000台のカメラであふれかえってしまいます。

選手は競技どころではありませんよね?
そこで「国際映像」の登場とあいなるわけです。
※新聞と写真の関係についても同じことが言えます。


2)さらなる疑問~日本人選手の映像

ところが実際の放送をよく見ていると
国際映像なら均等・公平に選手や会場を撮るはずなのに
「日本人選手の表情」「日本人の応援団」がやけに多いです。

また日本人選手のインタビューも独自に行われています。

正確に見分けることはできませんが、
おそらく独自の映像をミックスしているのだと思われます。
NHKと民放は協力・分担して各会場の中継をしますから
「日本の報道チーム」として独自のカメラを何台か会場に設置し、
国際映像に織り交ぜて「より日本人に魅力的な中継」を目指します。
※個人的には民放アナの実況がNHKで流れるだけでも
何だかうっすら感動してしまうのですが・・・。


ちょっと専門的な話ですが
「国際映像と独自映像のスイッチング」を
どうやってスムーズに実施しているかは謎です。
NHKの女子レスリング中継で
「金の全身タイツで吉田選手を応援する江頭2:50」
が映し出されてしまいましたよね。

もしNHKのカメラマン・ディレクターが担当であれば
(エガちゃんのキャラクターや過去の事件等を考慮して)
わざわざファインダーを向けることはないでしょうから、
おそらくあれは国際映像のなせる業で、
NHKとしては(あるいは日本中継陣としては)
“意図せずに流れてしまった映像”ではないかと推測します。


あすは「スタジオ回し」の重要性について書きます。
【2008/08/18 19:56】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

NHKアナウンサーの守備範囲
ビデオに眠っていた「小学生将棋名人戦」を見ました。

子どもらしい「勇み足」や「うっかり」などがありましたが、
一方であれだけ「手が良く見える」というのはやはり驚きです。
ほそぼそと実力アップを願いながらも、全然手が見えない、
そんな私のようなオジサンにはうらやましい限り。

1つだけ残念だったのがNHKのアナウンサー。
将棋をどの程度知っているのかは分かりませんが、
4人の小学生・両親にインタビューする切り口がどれも画一的で
ちっとも個性を引き出せていませんでした。
特に関西の子はキャラが良かっただけに、もっといろいろ引き出して欲しかった。


NHKには数百人のアナウンサーがいますが、
民放に比べてものすごく守備範囲が広いのは確かです。

たとえば「NHK杯」と名のつく試合だけでも、

NHK杯テレビ囲碁トーナメント
NHK杯テレビ将棋トーナメント
NHK杯国際フィギュアスケート競技大会
NHK杯体操選手権
NHK杯スキー大会
NHK杯ジャンプ大会
NHK杯全日本カヌースラローム競技大会
NHK杯全日本選抜ボウリング選手権大会
NHK杯全国中学校放送コンテスト
NHK杯全国高等学校放送コンテスト
NHK全国大学放送コンテスト
NHK全国学校音楽コンクール
NHKマイルカップ(競馬)   (※Wikipedia-NHK杯より抜粋)

このような数多くのジャンルをカバーしています。
どの試合もテレビ放送され、アナウンサーが番組を進行します。
オリンピックの際も「よくこんなマイナーな競技を理解してるなあ・・・」と
感心するほどです。

だからこそ、将棋を担当するアナウンサーが
「将棋を打つ」みたいな初歩的な言い間違いをすると
将棋ファンとしては、何とも残念な気持ちになってしまうのです・・・
(★正確には将棋は「指す」、囲碁は「打つ」です)

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【2008/05/24 20:00】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(1) 
tags:【体験談】

新聞の「発証部数」と「発行部数」、そしてテレビの視聴率。
まだ読みかけの本から、ちょっと「ほぉ」と思った話を抜粋。

サイバージャーナリズム論~「それから」のマスメディア
歌川令三ほか著 
第1章「新聞ビジネス崩壊の予兆」より抜粋

 日本新聞協会の統計では、発行部数は横ばいで、世帯当たり一部の水準を維持している。しかしこの公式部数が水増しされた数字で、実際には売れていない新聞がかなり含まれていたとすればどうなるか?そんな見せかけの部数は、あらかじめ“消えた新聞”と見なしたうえで、実質的な部数で新聞業の将来を論ずるべきであろう。
 ここから話はややこしくなってくる。日本には新聞が何部あるか、数え方には二通りある。業界ではこの“二重の部数”を「発証部数」と「発行部数」と呼んでいる。前者は実際に家庭に配達され集金される部数のことだ。実売部数ともいう。「発行部数」とは新聞社が印刷して専売店に送りつける部数のことだ。だが、新聞社が印刷し専売店に届いた新聞がすべて読者のもとに配達され、「発証部数」(領収書を発行する部数)になるわけではない。
(中略)
 この「発証部数」と「発行部数」の差に当たる新聞を業界では「積み紙」とか「押し紙」という。その数がどのくらいに上るのかは、各社とも“秘中の秘”で、日本新聞協会の部数統計には絶対に出てこない。(略)業界のうわさを統合すると、少ないところで17~18%、多いところで25%以上だ。

マスメディアのマスメディアたるゆえんの1つが
「どの程度の人に伝播するメディアか」という数字なのですが、
新聞社の細かいカラクリは知らなかったので、へぇ~!という感じでした。

ちなみに私の出身畑である地方テレビ局では
視聴者は「エリアの全ての世帯」をベースにして
「視聴率」をかけあわせたものを「リーチ(到達数)」として計上しています。

簡単に言えば100万人のエリアで視聴率10%なら、10万人が見ているぞ
そんな計算になりますが、この視聴率の算出方法は知ってますか?
100万人のエリアなら、およそ100世帯前後のモニター家庭に測定器を設置し
その数字をまんま「全体の傾向」とみなして算出します。
1軒が見る/見ないで数字は0.5%とか1%違う。(時間平均すると細かくなる)

統計学的にはそれで十分根拠があるらしいのですが、
1人1人のユーザがどのページを見たか分かるネットメディアに比べると
「広告を出稿する身」としては、なんとも心細い数字です。

まあ「メディア」というのは、どこか詳細を掴みきれず、曖昧模糊としていて
よく言えば広がりがある、悪く言えばウサンくさい、それこそが特性なのかもしれませんが。


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【2008/03/30 23:45】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【おすすめの本】

テレビ局の系列には「特色」がある・・・気がする
きょうは小ネタで。

私の独断と偏見!に基づく
各テレビ系列の性格というかカラーというか「特色・特徴」を書きます。

<日本テレビ系列・通称N系>
・体育会系の社員がバツグンに多い。営業の飲み会がどこも激しい。
・記者も押しが強く、抜け駆けも辞さない人多し。取材は直情的で浅い傾向。

<TBS系列・通称J系>
・NHKの次に、資金も人も多いのはN系とJ系。中でもJ系は体制が分厚い。
・ベテラン記者が幅を利かせる傾向。考え方も保守的?キレやすい記者が多い印象。

<フジテレビ系列・通称フジ系>
・「フジはバラエティ偏重、産経新聞は右傾化」とのイメージも、系列はそうでもない。
・おそらく守備範囲が広いせいで「制作もできる記者」が多く、バランスも取れている印象。
★私はフジ系ではなかったですが「ここは働きやすそうだな・・・」と当時思ってました。

<テレビ朝日系列・通称A系>
・フジ系とA系は歴史の浅い局が多く、中でもA系は系列内の力量差が激しい。
・記者は正義感に強く、報道も粘っこい。時に「行き過ぎ・やり過ぎ」で孤立する傾向も。

<NHK ※参考>
・ご存知の通り、資金力はNo1。社員数も圧倒的に多い。体制も分厚い。
・記者は文字通り「正義漢」だが、やや官僚的でコミュニケーション能力に欠ける人多し。
★民放で記者やっていて「NHKを快く思っている人」はいるのだろうか・・・?と疑問。

<テレビ東京系列・TX系>
・テレビ東京は経済ニュース強いですが、系列は全く関係ないと思ってぉK。
・あ、ごめんなさい。それ以外はよく分からないです・・・。

あくまで「独断と偏見」なので、あしからず。


<余談>
NHK杯将棋トーナメント決勝戦が史上初の生放送。
佐藤棋聖2連覇おめでとうございます!

私は勝負の行方に注目しつつも「3時間40分の生放送枠をどう処理するんだろう?」と
そんなことばかり気になってしまいました。
結果は約2時間で対局終了。後は「今年の名対局ダイジェスト」等でひたすら間を埋める。
視聴率なんか関係ねぇ!ということで、さすがはNHK。
もうひとつ。ダイジェストVTRのスムーズな編集(映像&音声)処理にも感動しました。
ふつう静止画を連続でつなぎあわせると
映像がカクっとなる、いわゆる「カットずれ」が出やすいのですが
さすがはNHK、いい機材持ってますね・・・うらやましい。(というか受信料と税金だけど)
【2008/03/16 18:00】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

デジタル化が描いた番組制作の未来と現在(後編)
昨日のエントリをまとめると

1)デジタル化は、視聴者との「情報のやりとり」を軸にした新しい番組制作を
見出す光明になるはずだった。
2)しかしデジタルテレビの「情報入出力機器」としてのポテンシャルがやや低く、
いざ視聴者が“能動的に”テレビと情報のやりとりをしようと思うと、物足りない。
3)NHKの例を見ると「デジタルテレビは投票機能が中心」にならざるを得ないが、
ケータイなどをうまく組み合わせると、視聴者とのやりとりを軸にした番組づくりはできる。
しかし情報をさばくための莫大な資金・マンパワーが必要となる。

で、テレビ局がとる選択肢は2つ。

◆思い切って設備投資・人的投資をして魅力あるコンテンツを創生するか
◆従来の枠を超えない程度のカネ・ヒトで、可能な範囲の新しい制作方法を探るか


当然、意欲のある会社は前者を選びたいと思うはずですが
そこでキーになるのが「企業としての経営」だといえるでしょう。


ここでたとえ話を。

私が今勤めているメーカーは1年の売上が数百億円です。
しかし売上の数%でしかない、十億円前後の設備投資をしたとしても
大きな経営判断が必要で、投資家の材料や新聞のネタにもなります。

一方私がかつて勤めていた放送局は1年の売上が70億円程度。
その会社が、1年分の売上に匹敵する70億円の設備投資をして
デジタル化に取り組みました。これはとんでもないこと!のはずです。

なぜこんなことをしてもローカル局は何とかなっているのか?
それは利益を生み出すための原価がメーカーに比べて少なくて済み
本気になれば短期間で設備投資の回収が可能だからです。(大雑把な説明ですが)

ただ実際問題、それでも3~4年前から
「デジタル化の投資がすごい額なので、何とかしなければいけない」
という経営層の危機感は現場にも伝わっていて
いろんな変化が目に見えて表れるようにはなりました。

・カメラチャーター(1日10万円以上する)をデスクが嫌がる
・テープの使い回し回数を増やすよう指導が入った
・必要経費であるはずのタクシー代に上司のチェックが入る
・アナウンサーのプロダクション化が進む(アナウンサーだけ別会社に所属)
・アウトソーシングの推進(記者・ディレクターがプロダクションから派遣される)
などなど・・・。


とあるブログの書評から引用します。

テレビ放送のデジタル化に伴い、
膨大な設備投資を強いられるTV局は、
力のない地方局からバタバタとつぶれるかもしれない。

ネット広告がテレビCMを超える日 | phas.jp


こういった言説はphas.jpさんに限らず、定説化している部分もあって
私が就職活動をしていた10年前からささやかれています。
数年前には「ココとココが合併するらしい」なんて噂が
まことしやかにささやかれていました。(今はどうなんでしょうね?)

ネットの記事をたどると、この本では
「2018年あたりにネット広告の収入がテレビ広告を上回る」という説を唱えていて
そのあたりで経営の淘汰も進むだろうと予測しています。
しかし。
あなぐまの経験を元に推測すると、淘汰はもう少し先かなと感じています。
理由は4つあります。

1)団塊世代の大量退職による人件費の圧縮と組織の若返り(マンパワーの増加)
2)各局が推進しているであろう経営のスリム化による資金繰りの良化
3)新聞や雑誌、看板など他の広告媒体の衰退による、相対的な媒体力の向上
4)テレビ局の経営構造から見て、デジタル化の設備投資回収は10年程度で可能



では、本エントリのタイトルに掲げた「デジタル化が描いた番組制作の未来」はどうか?

総務省が推進する「デジタル放送による変化」という狭義の意味では、かなり難しいでしょう。
しかしデジタル化もっと広く「ネットを代表とする情報技術の広がり」だと捉えた場合、
番組が本当に面白く、価値のあるものかどうか?で他媒体と競わなければなりません。
つまりテレビ局の媒体価値の源泉である「番組制作」の未来が問われているのです。


かつてのラジオ、映画、新聞がそうであったように
影響力で頂点にあったメディアが転落するとき、そのスピードは本当に速い。
そして立ち直るにはかなりの時間を要します。
まだ現在テレビは影響力最大のメディアだと思います。ネットの話題でも中心ですし。

この10年は「本当に視聴者に役立つ、面白い、大切な情報とは何か?」を問い直し、
メディアとしてのレゾンデートル(存在意義)を追求する原点回帰の番組制作を望みます。
そしてメディアとしての権威や影響力を維持できるよう努力するほかありません。
そのためのカギは、お金ではなくマンパワー。局員が不祥事を起こすなど言語道断。
大変な時代ですが、私は今の若手と未来の制作者にやはり期待してしまうのです。
・・・まだ、可能性は残されています。


※あともう1点、放送編集機材(プロ仕様)に技術革新が進んで、チープ革命というか
低価格化が進み多くの人の手に渡るようになると、YouTubeやニコ動がもっと盛り上がり
テレビのメディアパワーを脅かすのかもしれないなあ・・・という予感もあります。
携帯カメラの高機能化の方が近道かもしれませんが。

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【2008/02/27 22:20】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【営業】 【技術】 【制作】

デジタル化が描いた番組制作の未来と現在(前編)
少し大きなテーマを書いてみます。
まずは昔話から。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2000年春、新入社員の私は
BSデジタルの社内説明会に出席していました。
営業部長の手に握り締められていたのは
「デジタル化はこんな放送を可能にする!」という内容のプレゼンシート。

当時の放送局員たちが描いていた近未来です。

◆画質や音質、多チャンネルやEPGなどデジタル化の特徴は多いが、
その中で最も魅力的なのは「双方向性」である
◆たとえば旅番組の中で「データ取得」みたいなボタンを押すと
タレントさんが訪れているお店の情報やタレントさんが着ている服など
好きな情報を視聴者がGETできる
◆さらにそこから問い合わせや宿の予約、ショッピングも可能になるはずだ
◆生放送では、視聴者からの意見をリアルタイムで集めることができて
それを番組進行に反映できる。もっと番組が視聴者に近づけるはずだ!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・あれから8年。何が実現したでしょうか?

デジタルテレビのリモコンについている4つのボタンで
たとえば視聴者参加型のクイズや投票をする番組は出現しました。
データ取得ボタンで番組に関する“ある程度の情報”を引き出すこともできます。
でも8年前の部長さんが予見した未来には、ほど遠い実態です。


続いてNHKの編成マン(デジタルサービス部副部長・田中寛さん)のお話を抜粋。
<TV放送がインターネットに歩み寄る理由 - ITmedia エンタープライズ>
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0802/06/news001.html

・・・紅白歌合戦といえば、赤白の勝敗をNHKホールに集った方々が投票することが恒例となっていました。その範囲をホール内から広げ、視聴者、それもインターネットを介したものへと拡大することで視聴者とのつながりが広がりました。特にケータイからの受け付けを行うようになって、年齢層はもちろんのこと、これまでと比べものにならないほどの多くのアクセスを受けるようになっています。(中略)2007年末の放送では5万人からの受付を可能としました。この拡大の裏には、インフラ整備が大きく関与しているのですが、データベースシステムの見直しも何度も行いました。

 日ごろからインターネットとの協調は意識しており、紅白歌合戦だけが視聴者参加番組というわけでもありません。さまざまな番組で双方向演出への取り組みを考えています。(中略)今後のTV放送に必要なものは何なのか? その可能性を考える上で、視聴者投票を中心とするリアルタイムの情報を、いかに短時間で解析できるかもポイントだと思います。

私がこのインタビュー記事で着目したのは3点。
◆紅白歌合戦の投票は「ケータイからの参加」に間口を広げた途端、参加者が急増した
◆視聴者参加の仕組みには「インフラ整備」が不可欠である(ハード/ソフト)
◆双方向の演出を常に考えてはいるが、中心は「投票」であり、成功例は紅白である



テレビは「受動的」なメディアです。
視聴者は一方的に流れてくる映像と音声で娯楽を享受していました。
デジタル化は「情報のやり取り」という側面を入れることで
新しい番組制作が可能になるはずだ!というストーリーを描かせました。

しかし、ひとたび視聴者が「能動的」にふるまおうとした途端、
現状のデータ放送が提供する情報のやり取りは「もの足りない」機能でしかない
という現実にブチ当たっています。

<データ放送の欠点 視聴者側>
情報の入力:ボタン操作中心で、文字入力ができない(しづらい)
情報の出力:画面の中で得られる文字情報が少ない(探しづらい、広がりがない)


機能面として、たとえばキーボードが付属になったり、リモコンが使いやすくなったり
データ取得が高速化してリンクを使いやすくなったり、画面構成を見直したりと
もの足りなさをカバーできる可能性が全くないわけではないのですが、
もう1つテレビ局側の体制整備にも課題があるのです。

<データ放送の欠点 放送局側>
集めた情報の処理:視聴者は数万人。全員の意見を受け付け処理するのは誰?
発する情報の入力:視聴者が欲しい情報は幅広い。データを打ち込むのは誰?



NHKの「ケータイ大喜利」という番組を見たことがありますか?
一人ごっつの“お笑いセンター試験”を髣髴とさせる、懐かしさ漂う(笑)番組です。
1回のオンエアで10万件を超える視聴者投稿を受け付けているのですが、
何よりビックリするのが、放送中に写るスタッフとパソコンの数の多さ!です。

お揃いのスタッフジャンバーを着たアルバイトと思しき数十名のスタッフは
(想像ですが)おそらくNHKが構築した専用のシステムを使って
データベース化された投稿の中から面白そうなものにチェックを入れます。
出演者の千原ジュニアは「選りすぐりのネタだけを集めた画面」を閲覧しながら
“つづいて○○さんの作品行きましょう!”と発言します。
そこで必ず今田耕司が同じセリフを繰り返すのですが、
この10秒ほどの時間で投稿者紹介とネタ紹介のテロップ2枚を
システムから自動生成してスタンバイしている
のだと思われます。

システム開発とメンテナンス費、アルバイトの人件費など莫大な投資をすれば
情報のやり取りで番組に活気をもたらすことが実現できることを示す好例です。
スポーツや人気バラエティの放送中に盛り上がる“2ちゃんねる実況板”もそうですが
「放送」と「情報のやり取り」に親和性があること自体は疑う余地がありません。ただ、それを活かすための「資材」がないのが問題です。


長くなったので続き(テレビ局の経営のお話)はまた明日。
【2008/02/26 20:48】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【営業】 【制作】

キー局と地方局、どこが違う?
【質問】
将来、キー局に勤めたいと少し思っているんですが、
あまり、キー局・地方局にこだわらないほうがいいですか?

【答え】
「自分がやりたいことがあって、会社はそれを実現する場所だ」と考えるなら
どの規模の会社ならそれを可能にしてくれるか?がポイントです。
地方局、と一口に言っても大きな会社もありますし。
「何をしたいか」を突き詰めることが大事だと思います。

私自身も学生の頃そうでしたが、
就職活動をしていると「業界」にばかり目がいってしまうんです。
「社風」や「経営方針」「経営状態」など
「その会社は今後どうなりそうか」という情報もすごく大事だと思います。
就職活動の中で知りえる情報はどうしても限られていますが、
説明会でどんな話が出るか、面接している人はどんな雰囲気か
こちらから質問を投げかけてでも「その会社らしさ」を
掴んでおかないといけないな、と思うわけです。
地方局と一口に言っても100万人のエリアもあれば
準キー局・数百万人クラスのエリアもあります。
オーナーの力が強いところもあれば、民主的な会社経営のところもあります。
新聞社との関係の強弱や、ラジオ局の有無。
社員数や資本金、年間売り上げや利益などいろんな情報を見るべきですよ。

またキー局と地方局では、仕事の中身が結構違います。
たとえば「記者」でも、東京・大阪など大きな放送局だと
「本社採用の記者は記者クラブにいて情報を出す」
「でも実際に取材や編集をするのは外部ディレクター」
というケースが多いんです。
一方で地方局は「ニュース=記者の仕事」みたいな形が多く、
プロダクションの社員やディレクターはなかなか事件事故や県政の取材ができません。
するとどうしても地方のプロダクションのDは
営業系の番組や情報コーナー、あとCM制作が主業務になりがちです。

ちなみにローカル局で積んだ経験を武器に中途採用を受ける人はいますけど
よっぽどの才能や経験がないと難しいです。

<関連リンク>テレビ営業と広告代理店、どちらの立場が強い?新聞とテレビ・報道の違いは?面接で困る質問「他社の受験状況はどうですか?」
【2008/02/22 20:46】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

テレビ局=コネ採用でしょ?と思っているあなた。
【質問】
やっぱりコネ(縁故)採用は多いんですか?


【答え】
少なくとも私は「コネなし」での入社です。
なにせ他エリアの出身者でしたから。

どうしてもテレビ局=コネのイメージが強いらしく、この質問は多かったです。
私が知る限り、昔はたしかに縁故採用が多かったみたいです。

しかし時代は変わりつつあります。

例えば就職情報サイトの大手「リクナビ」には
およそ70社の放送局・制作会社が情報を掲載しています。
少なくともこれらの会社は「コネがない人を採用したい」から
わざわざ(お金をかけて)情報を載せているわけです。
ちなみに私が受験した7年前、放送関係のエントリーは
”ほんの数社”という状態でした。

業界全体を見れば「コネが一切ない」とは決して言えません。
でも私のように、何のコネがなくても入社できた人間もいるのですから
「自分を採用してくれる放送局があるはず」と希望を捨てないことが大切です。
1つの会社で「実力組」「コネ組」を併用するところもあるかもしれません。
何にせよ「どうせコネだから・・・」と投げやりになったり、
卑屈になったり、責任転嫁するのは”もったいない”と個人的には思います。

コネ入社組の中には、決して能力が高いとは思えない人も多いです。
だって能力や将来性がある人はそんなものを使わなくてもいいじゃないですか?
よほど経営状態が良い会社なら別ですが
デジタル化と厳しい経営環境の中で、どの会社も良い人材を欲しがっています。
私の知っている同年代のマスコミ人でも、コネ入社はほんの数人だと思います。

ちなみにこんな質問も寄せられました。

「知り合いの兄弟って言うのでもコネになるんですか?」
「重役を知っていればコネになりますか?」


ほぼ間違いなく、無理です。
私はコネ採用の全てを知っているわけではありませんが、
何のためにコネがあるのかは想像つきます。
それは「会社にとってメリットがあるかどうか」だと思います。
会社がその人物を採用することで
「あるスポンサーとの友好関係が維持できる」とか
「今後も優秀な人材を紹介してもらえる可能性が大きくなる」とか
「何がしか地元の有力者とのパイプが太くなる」とか
1人の人物を採用すること以上の大きなメリットがないと
会社はわざわざコネ採用しないんじゃないでしょうか?(と私は想像します)

少なくとも「社員と知り合い」とか「平社員にOB訪問した」くらいで
人事に採用をお願いしてくれる社員がいるとは思えません。
たとえその社員が人事にお願いをしたとしても、
そんなことくらいで採用されるんだったら、皆そうしますよね。

<関連リンク>このブログがマスコミ志望者を応援する理由あなぐまの就職自戦記(14)誰にでも可能性は等しい
【2008/02/22 20:38】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(1) 
tags:【体験談】

テレビ営業と広告代理店、どちらの立場が強い?
【質問】

テレビ局の営業
広告代理店・スポンサーから見て立場的に「下」の立場?


【答え】
なぜか同一スレッドで2度も質問があったお題です。
「テレビ営業」と「広告代理店」ってすごく誤解されている気が・・・。

個人的な力関係で言ってしまえば「ケースバイケース」なのですが
一般論から言うと「上とか下とか、そんなこと考えてない」と私は思います。

スポンサーさんの立場から見ると、

お金を出す人(スポンサー) > お金をもらう人(テレビ局)

という構図が浮かびがちです。

しかし「テレビ局とお付き合いがある」「CMを出す」というのは
地方の企業にとっては、かなり誇れることです。
だからテレビの営業マンと付き合うのは決してイヤなことではないし、
それが企業のステータスになるケースは多いと思います。

広告代理店さんは規模の大小によって力関係がずいぶん違います。
D通とかH報堂といった全国系の大手代理店から見れば
地方局の営業さんは「下」に見えるのかもしれません。
でも地元に根を生やした中小の代理店は、おそらくそんなこと思ってません。

ただ、少なからず私が見聞きしてきた経験から言うと
自分が「上」だとか「下」だとか
そういうことを意識して営業活動している人は少ないと思います。
営業さんの仕事は
「放送局」というメディアを使って
スポンサーに喜んでもらう方法を考えること

だと思いますから・・・。
そのためにはテレビCMだけではなく、イベントや紙媒体や看板など
ありとあらゆるものを使います。代理店さんはそのパートナーです。

他にも「テレビ営業でお酒が飲めないのはマイナス?」とか
「ゴルフに興味ないとダメ?」といった質問も寄せられました。
たしかに飲み会が好きな営業さんは、ほぼ毎日飲んでます。
ゴルフが好きな人は毎週のようにコースに繰り出しています。
でも「お酒が飲めない」「ゴルフが嫌い」という営業さんも存在します。
その人も自分なりにスポンサーや代理店と仲良くする方法を開発してますよ。
(お酒を飲む機会は多いので、お酒が好きに越したことはないと思いますが・・・)


<関連リンク>キー局と地方局、どこが違う?新聞とテレビ・報道の違いは?面接で困る質問「他社の受験状況はどうですか?」
【2008/02/22 20:35】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【営業】

会社概要の上手な読み方~7つのポイント
地方局では、ここ数年情報公開が進んでいるとはいえ、
一般的な大手企業との大きな違いがあります。
ほとんどの会社が「非上場」で「決算報告書」などを公開していないため
会社の中身が見えづらい
点です。
企業であれば基礎情報である「従業員数」「売上高」「経常利益」などの数字でも
分かるケースと分からないケースがあります。
ここでは一般的な「会社概要」をあげて
どう読むべきか7つのポイントを見たいと思います。

<一般的な会社概要の例>
社名:株式会社○○(略称***) →ポイント①
コールサイン:JO**-**
代表者:○○
資本金:○億円              →ポイント②
売上高:○億円
事業内容:放送法によるテレビジョン放送(例) →ポイント③
周波数:○○チャンネル
設立(開局):○○年○月○日    →ポイント④
社員数:○○名             →ポイント⑤
本社:○○県○○市○○
東京支社:東京都○○区○○    →ポイント⑥
大阪支社:大阪府○○
○○支社:○○県○○市○○
関連会社:○○            →ポイント⑦

ポイント①:会社名は愛着の第1歩!
100局以上あるローカルテレビ局の多くは
社名を「テレビ○○」「○○テレビ」「○○放送」と定めています。
当たり前の話ですが、受験する以上は
「間違った覚え方」をしているようではお話になりません。

特に他エリアから受験する人は注意が必要!
たとえば北海道であれば、北海道放送(HBC)札幌テレビ放送(STV)
北海道テレビ放送(HTB)北海道文化放送(UHB)テレビ北海道(TVH)
の5社は似たような名前。コールサインも似ています。
面接などで間違って他局の名前を口走ってしまうと冷や汗ですよね・・・。

ポイント②:資本金と売上高
複数の社を研究している人はご存知でしょうが、
売上高を公開しているのは、情報公開にある程度踏み込んでいる局です。
逆に言えば、隠している局は「風通しが良くないかも体質かもしれない」
「売上高を公開できないような苦しい状況かもしれない」という
リスク意識を持っても差し支えないでしょう。
売上高の数字に対して資本金が少ないのは、サービス業全般的な特徴。
特に気にする必要はないですが、同エリアの他局との比較は忘れずに。


ポイント③:事業内容
どこの局も「放送法云々」と似たり寄ったりの内容です。気にしない。

ポイント④:設立日の新聞をチェックしてみよう
第1志望の局であれば、ローカル紙のアーカイブをたどって
この日をチェックしてみましょう。おそらく設立の経緯や株主などについて
第3者の視点から書いてあります。これが貴重な情報に結びつきます。

ポイント⑤:社員数
100万人前後のエリアであれば社員数は2ケタが一般的。
大きなエリアでは100人を超えるでしょう。
カメラマンやディレクター、事務スタッフなどを関連会社の社員がつとめ、
その数は勘定に入れていないという社が多いと思います。

ポイント⑥:支社は東京、大阪、プラスアルファ
ほとんどの地方局が東京支社は「銀座」、大阪支社を「北区」に置いてます。
「東京支社は銀座なんだ・・・すげえ!」などとカン違いしないように。
しかし、なんで皆同じなんでしょ・・・?

ポイント⑦:関連会社
技術系スタッフの所属会社、アナウンサーやディレクターの所属会社、
広告代理店などを持っているのが一般的。
それ以外に財団などを持っている会社もありますので、
会社名を検索エンジンにひっかけてみましょう。何かわかるかも。


<関連リンク>あなぐまの就職自戦記(9)本命へのアプローチ《この就活ブログがスゴイ》①採用担当者の眼

【2008/02/17 20:27】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(1) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【必勝法】 【営業】

芸能人と仲良くなれる?…って、んなわきゃない。
【質問】
地方局で働いていて「芸能人と接する機会」はありますか?
芸能人と仲良くなったりできますか?

【答え】
正直なところ「あなた次第」ですが、そんなこと期待するだけ無駄ですよ。(笑)
まあ、あなたが
「このタレントさんでこんなテーマを世に問いたい!」
「こんな楽しいことがあるんだよって伝えたい!」
何でもいいから熱意を持てば、いつかは実現するかもしれませんね。
でも熱意やあこがれだけで、全然ダメです。

あこがれを現実にするためには、最低でもこんなプロセスが必要です。

・誰もが「面白い」と思えるような番組のアイデアを出す
・上司に「番組を実現させたい!」と思わせるために企画書を作る
・タレントをキャスティングするためにツテを探る
・お金もついて回る話なので、たくさんの人を説き伏せて協力を仰ぐ
(実際はもっと複雑なステップが必要です・・・)

なにより、タレントさんが素晴らしい人であればあるほど
番組を演出するあなたの「手腕」や「責任」が問われます。

そのためにディレクターさんは何年もかけて下積みをして(いわゆるAD修業)
「心配り」や「発想」「テクニック」などを磨くわけです。

東京・大阪であれば(地方局に比べ)タレントさんに出会うチャンスは多いでしょう。
しかし地方局でもタレントさんを使う番組は増えていますし、
私もいろんな方に接する機会はありました。
(私はそんなに経験が長くないので、ほんとに”機会”だけでしたが・・・)

単に「女優さんとすれ違ったよ!」と喜ぶだけなら
バイト君や出入りの弁当屋さんでも可能です。
「女優さんと飲みにいったよ!」となると
ちょっぴり実現は難しいですが、それだけのために頑張るなら、
雰囲気のいい高級バーを自分が経営したっていいわけです。

やはり「理想の番組を自分で作る!」という熱意こそが
つらい制作の仕事を頑張ることができる「支え」になるのかな?と思います。


<関連リンク>報道の現場は怒号が飛び交うのが日常茶飯事テレビ局=コネ採用でしょ?と思っているあなた。テレビ営業と広告代理店、どちらの立場が強い?
【2008/02/16 22:00】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

私は記者時代「その日暮らし」で生きていた
私が現在の職場で働き始めて1年がすぎました。
もちろん今の仕事も(全く違う業界・職種なので)とても面白みがあって
日々悩みつつもポジティブに過ごしていこうと思っています。
しかし、かつての同僚(記者・アナウンサー・カメラマンなどの方々)に会うと
ものすごくギャップがあるなと再認識させられます。
自分自身は月~金で朝8時から夕方6時まで、カレンダーどおりの毎日を過ごす
「典型的サラリーマン」なのですが、マスコミ人は全く違います。

一番違うと感じるのが「スピード感、それにともなう人生観」です。

前にも書いたかもしれませんが、記者をしていた頃の私は
「その日1日をどう乗り越えるか」ばかり考えていたように思います。


夕方の自社ニュース番組が1日の山場です。
ニュースが終わると反省会があり、先輩にキツく時にはやさしくアドバイスをもらい
それが終わると「翌日の取材予定」を確認します。
プレスリリースを片手に「取材の段取り」「行動予定」「確認事項」などを考え、
予定稿を書きます。(※突発の事件など深夜の取材があれば、このへんが飛びます)

翌日、取材の出発時間までに新聞各紙・ニュース各局をチェック。
「事件・事故は起きていないだろうか?」「全国ニュースは何だろう?」
「自分の持ち場で新聞に抜かれていないだろうか?」などを確認し現場へ。
最初の出稿時間がお昼なのか、夕方なのか、あるいは他の行動予定によって
「いつまでに原稿を書いて、テロップを発注して、編集を終えるべきか」を考える
常に時間との戦いです。取材は1日平均2現場。時には3~4か所をハシゴします。
そういった「予定通りの行動」も、大きな災害・事件・ニュースが発生すれば
予定変更されてしまうが当たり前。
いつも「携帯の着信」を気にしながらドキドキしていました。

そしてオンエア時間までその高まりが増幅してゆき、1日が終わります。

そんな中、記者はどんなことを思っているか?
大きく分けると2つのタイプがあるのではないでしょうか?
「時間に追われるのは苦手だけど、自分の考えやテーマがぶれない人」と
「時間に追われてのは得意だけど、考え・テーマも流れに左右されがちな人」です。

あなぐまは顕著な「臨機応変=その場しのぎタイプ」だったと思います。
もちろん「わかりやすいニュース・映像を作る」というテーマはあるんですよ!
でも頭の中では常に「今の優先順位は?」「今すべきことは?」が占めていて、
たとえば1ヶ月先、1年先をにらんだ行動をしていたかどうかは、大きな疑問です。
だって一生懸命何かを準備・継続していても、いつ何が起こるかわからないでしょ?
今、巨大地震が襲ってくるかもしれない。大事件が起こるかもしれない・・・。

今でもあなぐまの頭の中には、たとえば
「何分あればこの行動は終えられるか」「あの目的地には車で何分かかるか」など
いつも時間を想定しながら行動するクセが残っています。
退職して1年くらいは、夕方の「そわそわ感・緊張感」も取れませんでした。
何というか・・・記者を長くやっていると、人生観自体も独特になり浮世離れしてゆきます。
「マスコミは目先ばかりを追う」「なぜこのネタばっかりやるんだ?」視聴者は感じます。
そういった「マスコミ=短絡的な思考」の裏には、そんな感覚があるような気がします。

※ある意味仕方ないのです。そうしなければ頭が切り替わらず、行動できないのですから。

しかしサラリーマンになって考え込んでしまいました。
1日8時間程度の仕事で日々のスピードや変化が本当にゆっくりしていると
先の先を読んで行動する感覚、将棋で言えば「大局観」がとても重要に感じられるのです。

目の前の行動ばかりに気をとられ、1ヵ月後、1年後を考えずに日々を過ごしてしまうと
結果として大きな差が生じてしまうのでは・・・?と今の私は感じています。


<関連リンク>芸能人と仲良くなれる?…って、んなわきゃない。本日寒すぎ。こんな日に記者が思うことは?視聴率・インパクト至上主義?の苦悩

テーマ:就職活動応援 - ジャンル:就職・お仕事

【2008/02/01 21:30】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
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