前回に引き続き、私の失敗談から。
関西のテレビ局「A○C」は1次面接で落選しました。 自己PRも志望動機もある程度自信があったのですが、 あの時ほど「落ちた・・・」とその場で確信した面接はありません。 1次面接。私の担当は、カジュアルな服装のおじさん。 たまたま制作系の社員だったのでしょうか?1対1の面接です。 前述したように 「どんな質問でもなるべく持ちネタに引っ張り込む」という戦略を取っていたのですが、 会話の合間に彼の表情、仕草をチェックすると、どうもウケが悪い。 言っていることが理解できていないわけではなく “ふ~ん・・・こいつ真面目すぎて、なんかオモロないなあ” という雰囲気を醸し出しているような。(少なくとも私にはそう感じられたのです) あげく、会話の流れ全く関係なく 「・・・コソボ、エライことになってんなあ?」 と世間話のような質問をされ、時事問題を絡めて無難に答えたつもりなのに 「ほお。そうかいな」みたいな一言があって、その会話は終わり。 “あれ?オモロい方がウケるのか?自分はツマランのか?” と迷いが生じます。 そこからはもうスベりまくる芸人さんのように、 「あせる→予定にないアドリブを入れる→すべる→あせる」のループ。 帰りに他のブースをチェックするとドッカンドッカン笑い声が聞こえてまして、 “ああ、ダメだったな”と。 今思えば、それはそれで自分のカラー、スタイルを貫けばよかったのですが 「相手に合わせよう」とブレてしまったのが反省点です。 以前も書きましたが、就職活動=結婚相手を探す行為、という例え話でいくと お見合いで「相手のノリが良くない」と感じていつもよりウケ狙いに走ったところ、 終わってから「私、物静かな人がタイプなの。リアクションが悪かったのは、 たまたま今日は体調が悪くて・・・」とフラれた感じに似ているでしょうか? (まあ、実のところは分かりませんが) ただ、6年間働いて他社のことも分かってきた上で出した結論があります。 「A社の社風に自分は合っていなかったんだから、 何かの間違いで内定もらったとしても、働く上での苦労は絶えなかったはず。 だから落ちて良かったんだよ、きっと!」 これは「落ちた時のあきらめ方」として非常にオススメです。 大切なのは、フラれたからといって「もう就活なんかしない」とあきらめたり 「自分を必要としてくれる人はいないんだ」とネガティブになるのではなく、 「きっとどこかに自分の理想の相手がいるはずだ」と信じて 積極的にチャレンジを続ける姿勢だと思います。 それに「落ちた面接」ほど収穫の大きいものはありません。続きは次回。 →あなぐまの就職自戦記(7)面接の失敗を「糧」に!を読む |
| ホーム |
|