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テレビ営業と広告代理店、どちらの立場が強い?
【質問】

テレビ局の営業
広告代理店・スポンサーから見て立場的に「下」の立場?


【答え】
なぜか同一スレッドで2度も質問があったお題です。
「テレビ営業」と「広告代理店」ってすごく誤解されている気が・・・。

個人的な力関係で言ってしまえば「ケースバイケース」なのですが
一般論から言うと「上とか下とか、そんなこと考えてない」と私は思います。

スポンサーさんの立場から見ると、

お金を出す人(スポンサー) > お金をもらう人(テレビ局)

という構図が浮かびがちです。

しかし「テレビ局とお付き合いがある」「CMを出す」というのは
地方の企業にとっては、かなり誇れることです。
だからテレビの営業マンと付き合うのは決してイヤなことではないし、
それが企業のステータスになるケースは多いと思います。

広告代理店さんは規模の大小によって力関係がずいぶん違います。
D通とかH報堂といった全国系の大手代理店から見れば
地方局の営業さんは「下」に見えるのかもしれません。
でも地元に根を生やした中小の代理店は、おそらくそんなこと思ってません。

ただ、少なからず私が見聞きしてきた経験から言うと
自分が「上」だとか「下」だとか
そういうことを意識して営業活動している人は少ないと思います。
営業さんの仕事は
「放送局」というメディアを使って
スポンサーに喜んでもらう方法を考えること

だと思いますから・・・。
そのためにはテレビCMだけではなく、イベントや紙媒体や看板など
ありとあらゆるものを使います。代理店さんはそのパートナーです。

他にも「テレビ営業でお酒が飲めないのはマイナス?」とか
「ゴルフに興味ないとダメ?」といった質問も寄せられました。
たしかに飲み会が好きな営業さんは、ほぼ毎日飲んでます。
ゴルフが好きな人は毎週のようにコースに繰り出しています。
でも「お酒が飲めない」「ゴルフが嫌い」という営業さんも存在します。
その人も自分なりにスポンサーや代理店と仲良くする方法を開発してますよ。
(お酒を飲む機会は多いので、お酒が好きに越したことはないと思いますが・・・)


<関連リンク>キー局と地方局、どこが違う?新聞とテレビ・報道の違いは?面接で困る質問「他社の受験状況はどうですか?」
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【2008/02/22 20:35】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【営業】

高校の学歴まで気にしなくても大丈夫でしょう
【質問】
学歴はどこまで大事ですか?
大学や高校のレベルを採用担当者は重視しますか?


【答え】
皆さん、気にしているところだと思います。

正直なところ、「放送局」とひと口に括っても
それぞれの会社で採用方針は違います。
詳細は明らかになっていませんから、
「絶対学歴は重視されます」とも「学歴は全く関係ないです」とも言えません。
「一定以上の学歴を持っていないと書類で落ちる」という噂もありますし、
キー局には学閥があるなんて噂も聞いたことがあります・・・。

しかし私は「学歴をそんなに気にしなくてもいい」と思っています。
というのも、
うちの会社のメンバーは、みんな学歴が「バラバラ」だったからです。
「一流大学卒業でなければ絶対マスコミは無理」とは言えないくらいでした。
同じエリアの別の局でも、それほど学歴重視だとは感じませんでした。
(うちの局は昔はコネ採用でしたが、十年ほど前から通常の採用に変わったそうです)

学歴がある人でも、それを鼻にかけていたら通りませんし
本当に能力や将来性、個性をもった志願者がいれば
人事担当者が学歴を軽視するケースもあるやもしれません。
何よりも「学歴を気にしすぎて卑屈になる」のが一番もったいないと思います。
百歩譲って”自分は学歴で勝負できない”と思うのであれば、
それ以外の何かで勝負できるように、アピール策を考えるべきです。


高校の学歴まで気にしている方がいるみたいですが、たぶん関係ないでしょう。
いわゆる「高校のランク」を気にしているのかもしれませんが、

人事担当者が47都道府県の全高校の偏差値をわざわざ調べると思いますか?
さらに何百人・何千人といる応募者全員の履歴書をチェックして
偏差値と照合するような時間的余裕があると思いますか?

(そこまでする会社が存在するなら、そんな会社入らない方が幸せですよ・・・)

ちなみに「高校野球経験者」とか「珍しい学科出身」といった話題であれば
面接で触れるケースはあると思います。(あくまでも話題として、ですよ)


<関連リンク>マスコミ就職に「有利な学部」はない。あなぐまの就職自戦記(14)誰にでも可能性は等しい面接・ESに有利な資格は存在するか?
【2008/02/22 20:36】 | 求められる人材像とは | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【エントリーシート】

記者の1日のスケジュールはこんな感じ
【質問】
記者はやっぱり1日中忙しいんですか?


【答え】
「望んだ仕事だから・・・」という気持ちで考えると
大変だけどやりがいのある仕事です。
でも、離れてみて冷静に考えると、
熱意と善意がなければできないくらい忙しかったのは事実です。

まず、朝起きる時間はまちまちです。
早朝取材、あるいは出発が早朝の遠出取材で「朝5時集合」とかいう日もあるし、
夜中や明け方に事件・事故が発生する日もあります。
何もなければ8時すぎに出勤して、地元紙と全国5紙をチェックしてました。

帰る時間もその日によります。
基本的には夕方のニュースが終わり、反省会みたいなものをしたら帰ってOKですが
明日の下調べをしたり、長時間引っ張られる取材があったり
企画VTRの編集があったり、わりと事務的な作業も残っていたり・・・。
早くても帰宅時間は10時から11時だったと思います。
(私は徹夜が苦手なので、夜通しの仕事になっても仮眠のために帰宅してました。)

なので1日の平均労働時間は14~15時間でした。
昼食休憩も1時間取れることは稀。お昼抜きになってしまうことも多かったです。

ただ、ものづくりの常といいますか、
わりとダラダラ過ごしている人もいるんですよ。
(夜中に煮詰まって会社でマンガ読んでたりとか・・・
もはや仕事と生活が一体化してしまう感覚なんでしょうね)
「集中力を切らさず、時間をどう有効に使うか?」
という意識を持つことはとても大切だと感じました。


<関連リンク>記者に休日はないってホント?制作ディレクターの1日はこんな感じ私は記者時代「その日暮らし」で生きていた
【2008/02/22 20:37】 | 労働条件も大切です | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

テレビ局=コネ採用でしょ?と思っているあなた。
【質問】
やっぱりコネ(縁故)採用は多いんですか?


【答え】
少なくとも私は「コネなし」での入社です。
なにせ他エリアの出身者でしたから。

どうしてもテレビ局=コネのイメージが強いらしく、この質問は多かったです。
私が知る限り、昔はたしかに縁故採用が多かったみたいです。

しかし時代は変わりつつあります。

例えば就職情報サイトの大手「リクナビ」には
およそ70社の放送局・制作会社が情報を掲載しています。
少なくともこれらの会社は「コネがない人を採用したい」から
わざわざ(お金をかけて)情報を載せているわけです。
ちなみに私が受験した7年前、放送関係のエントリーは
”ほんの数社”という状態でした。

業界全体を見れば「コネが一切ない」とは決して言えません。
でも私のように、何のコネがなくても入社できた人間もいるのですから
「自分を採用してくれる放送局があるはず」と希望を捨てないことが大切です。
1つの会社で「実力組」「コネ組」を併用するところもあるかもしれません。
何にせよ「どうせコネだから・・・」と投げやりになったり、
卑屈になったり、責任転嫁するのは”もったいない”と個人的には思います。

コネ入社組の中には、決して能力が高いとは思えない人も多いです。
だって能力や将来性がある人はそんなものを使わなくてもいいじゃないですか?
よほど経営状態が良い会社なら別ですが
デジタル化と厳しい経営環境の中で、どの会社も良い人材を欲しがっています。
私の知っている同年代のマスコミ人でも、コネ入社はほんの数人だと思います。

ちなみにこんな質問も寄せられました。

「知り合いの兄弟って言うのでもコネになるんですか?」
「重役を知っていればコネになりますか?」


ほぼ間違いなく、無理です。
私はコネ採用の全てを知っているわけではありませんが、
何のためにコネがあるのかは想像つきます。
それは「会社にとってメリットがあるかどうか」だと思います。
会社がその人物を採用することで
「あるスポンサーとの友好関係が維持できる」とか
「今後も優秀な人材を紹介してもらえる可能性が大きくなる」とか
「何がしか地元の有力者とのパイプが太くなる」とか
1人の人物を採用すること以上の大きなメリットがないと
会社はわざわざコネ採用しないんじゃないでしょうか?(と私は想像します)

少なくとも「社員と知り合い」とか「平社員にOB訪問した」くらいで
人事に採用をお願いしてくれる社員がいるとは思えません。
たとえその社員が人事にお願いをしたとしても、
そんなことくらいで採用されるんだったら、皆そうしますよね。

<関連リンク>このブログがマスコミ志望者を応援する理由あなぐまの就職自戦記(14)誰にでも可能性は等しい
【2008/02/22 20:38】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(1) 
tags:【体験談】

面接で困る質問「エリア外なのに・・・」
【質問】
他県の放送局を受験したいのですが、

「うちの県のイメージは?」
「エリア外の出身なのにずっと頑張って働けるの?」


こういう質問が面接で出ると困ってしまいます。


【答え】
私も他エリアの放送局で
「あなた”ここに住みたくない”って実は思ってるでしょ?」と
カマをかけられ、動揺したのをきっかけに面接がダメになった経験があります。

なぜ面接官はこのような質問をするのでしょうか?
一番大きいのは

「本当にこの人はうちの会社に来てくれるんだろうか?」

という心配だと私は思います。

テレビ局を受ける人の中には
「全国どこでも受かれば行くつもりでガムシャラに就職活動してます!」
というムードを出している人もいます。
でも、あなたが今面接を受けている地方局は、
そのエリアのためだけに情報を集め、放送をしています。
やはり「地元の知識がある人」「他エリア出身でもその土地にゆかりがある人」
「今は知識がなくても、そのエリアに興味・魅力を感じてる人」が喜ばれるわけです。

「テレビの仕事に憧れています!」という気持ちは受験者全員が持っているので
「わが会社とエリアにも、憧れを持っている人を採用したい!」と
採用担当者が考えてしまうのは、仕方ないことだと思います。
特にポテンシャルの高い人が数人いて、その中で誰に絞り込むか?
と悩む段階になると、こういう部分って大事なのかなと思います。

実際のところ、地元以外の出身者は(いやでも)1人暮らしを強いられます。
仕事がうまくいかない。頼れる人もいない。
深夜に家に帰ると1人。掃除も洗濯も炊事も自分でやって、すごく淋しい・・・。
そんなツライ状況に追い込まれると
「地元に帰ろうかな・・・」なんて考えが、どうしても浮かびがちなのです。

それにも負けずに頑張れるか?
あなたのやる気を試されている質問だ
と解釈してもいいでしょう。

答え方はいろいろだと思いますが、
「自分がこのエリアで働いたら、こんなことをしたい・考えたい!」
という具体的なイメージを自分の中で描くことが大切だと思います。
たくさんの会社を同時に受験していると、なかなか時間は取れないかもしれませんが
「二兎を追うものは一兎をも得ず」という言葉もあります。
まして十兎もニ十兎も追っていては
「おたくの会社もたくさんあるチャレンジ先の一つです」と
相手に思われてしまっても仕方ないかな?と私は考えます。


<関連リンク>面接で困る質問「他社の受験状況はどうですか?」あなぐまの就職自戦記(8)ネットが生んだ相思相愛?このブログがマスコミ志望者を応援する理由
【2008/02/22 20:39】 | 面接で差をつけよう! | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【面接】 【困る質問】

新人教育は「旧態依然」の徒弟制度
【質問】
記者の世界は「職人的世界観」が残っていると聞きます。
新人教育はどんな感じですか?


【答え】
私は6年という短い経験の中で
「上手に教育ができない」という問題点を痛切に感じました。
若い記者が何か問題を起こす、せっかく入った難関なのにすぐ離職してしまう
というケースが増えていますが、背景には「教育」の問題が横たわっています。

放送局も新聞社も
OJT(On the Job Training)と呼ばれる教育がスタンダードです。
新人記者を例にあげると、こんな感じです。

①とりあえず現場に配属される
②先輩と行動を共にしながら「これは何ですか?→これは○○だ」
「これは大事だから覚えとけ」「この人は大事だから紹介しとくよ」など
師匠と弟子の関係でいろいろ教えてもらう
③ある程度知識がついたら、ためしに原稿を書き(公にはしない)
その原稿を先輩やデスクに見てもらって、批評・指導を受ける。
④いよいよ記者デビュー。しばらくは先輩が保護者のように遠巻きに見守るが、
慣れてきたらすぐ1人で仕事をする。そのかわり最初は簡単な取材を命ぜられる。
⑤取材そのものにも慣れてきたら、自分で企画を提案したり、
難しい取材も担当するようになるが、いぜん先輩やデスクの注意・小言は続く。
⑥「う~ん、あいつもようやく半人前だな」と上司が遠い目で見つめる(笑)

私の経験から言えば、これくらい丁寧なOJTはまだマシな方です。
地方局で人数も少ないところになると、いろんな過程を省いてしまうので

○現場に行って誰に挨拶すればいいか分からず顰蹙を買う
○初めて書いた練習原稿がいきなりオンエアに使われてしまう
○未熟な企画でも「ネタが埋まらないから」とデスクがOKする

こういう悲惨な目にあう新人を何度か目撃したことがあります。
さらにタチが悪いのは、
未熟な段階の新人に仕事をさせたことを棚に上げて説教する先輩や上司です。
(あたかも自分のストレス発散のように・・・)

「先輩の行動を見て覚えろ」「雰囲気をつかめ」といったぼんやりアドバイスに加え
「じゃあ、ここが手薄だから手伝って」という思いつきの研修で
2週間~1ヶ月くらい経過すると
早くも新入りとして記事を書き、営業先に出て行く。そんな会社も存在するのです。
人繰りが厳しくなると、クオリティの低下よりも目の前の穴を埋めることにしか
デスク・上司の興味がなくなるため、会社の実力劣化に気付かないようです。

このような極端なケースを除いても問題点はあります。
「良い原稿とは」「良いニュースとは」という問いに答えを出すのは難しいです。
長らく同じ会社で働いていると、

「良いニュース・仕事の価値観」=「先輩・上司の価値観」

になってしまいがちです。
原稿の書き方、編集の技術、取材のノウハウ、社会人としてのキャリア練成など
ありとあらゆる問題は「先輩に怒られる」「上司に指摘される」という経験を通して
自分で問題点を見つけ、知識を探して、体系だてていくしかないのです。
「お前らの時代はタルイ!俺らの若いころはもっと苦労したぞ!」
という先輩・上司の無駄な矜持と理解のなさで
絶望している若手がどれだけ多いことか・・・。

彼らの若いころよりはるかに情報化社会は深化しているのだから、
今こそ専門性の高い、丁寧な情報提供が求められている
と私は考えるのですが・・・。

当時は「それはそれでしょうがない。民放はそんなとこ」
という価値観にすっかり染まってましたが、
いざ仕事を離れてみて、冷静に振り返ると
「なんと原始的で野蛮な社会だろう」と空しくなってしまうことがあります。
今後ちゃんとした後進教育を行わない会社は、遅かれ早かれ衰退すると思います。
「ゆとりある体制」「しっかりした上司」を作ることが大事ですし、
この業界を志望する人も、そのような視点を持つことをおススメします。


※ほかの現役記者さんの意見で、こういうものもありました。

記者の仕事は「必要な情報を得られるか人物を探す」ということにつきる。
専門家との会話もできないほど無知なのは問題外だが、
そのための「ふるい落とし」は入社試験で済ませている。
なので記者に専門的知識は必要ない。
でも、このような人材育成が古くなっているのも確かだと思う。



<関連リンク>報道の現場は怒号が飛び交うのが日常茶飯事部署移動はなぜ必要なのか?私は記者時代「その日暮らし」で生きていた
【2008/02/22 20:39】 | 報道・制作の経験談 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

実はルックスが大事・・・美男美女という意味ではなくて。
【質問】
テレビ業界って華やかなイメージあるんですけど、外見って重視されますか?
地方局で周りの人を見ていて性格等さまざまでしょうか??

【答え】
イケメンじゃなきゃダメ、とかはないと思います。
ただ、もし私が面接官なら、顔も含めた外見のイメージは大事にします。
美男美女を選ぶという意味ではありません。

「もしこの人が取材に行ったり営業にいったりして
相手がどう感じるだろうか?」という意味です。
初対面でもさわやかな印象を与える人、
パッと見は冴えないけど、何となく親しみやすい空気を醸し出す人、
独特の世界観や個性が外見を通して伝わってくる人、
付き合えば付き合うほど魅力が伝わってきそうな雰囲気を持つ人、
「いいな」と思う人のタイプはさまざまです。
何にせよ、自分の内面・外面をしっかりと認識していて
「自分らしさ」をしっかりと持っている人は貴重ですね。
(そのために奇抜な格好をしろ、とかいう意味ではないです)
性格も同じで、いろんな人がいますが
「人を愛する・人に愛される」という共通項をみんな持っていますね。

マスコミといえども、一民間企業です。
一発芸やびっくりエピソードだけで採用していたら会社がもちません。
身長やルックスも同様です。


<関連リンク>受かりやすいネクタイの色は存在するか?あなぐまの就職自戦記(11)大切なのは「愛される」素質野次馬根性は記者に不可欠なのか?
【2008/02/22 20:41】 | 求められる人材像とは | トラックバック(0) | コメント(0) 
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キー局と地方局、どこが違う?
【質問】
将来、キー局に勤めたいと少し思っているんですが、
あまり、キー局・地方局にこだわらないほうがいいですか?

【答え】
「自分がやりたいことがあって、会社はそれを実現する場所だ」と考えるなら
どの規模の会社ならそれを可能にしてくれるか?がポイントです。
地方局、と一口に言っても大きな会社もありますし。
「何をしたいか」を突き詰めることが大事だと思います。

私自身も学生の頃そうでしたが、
就職活動をしていると「業界」にばかり目がいってしまうんです。
「社風」や「経営方針」「経営状態」など
「その会社は今後どうなりそうか」という情報もすごく大事だと思います。
就職活動の中で知りえる情報はどうしても限られていますが、
説明会でどんな話が出るか、面接している人はどんな雰囲気か
こちらから質問を投げかけてでも「その会社らしさ」を
掴んでおかないといけないな、と思うわけです。
地方局と一口に言っても100万人のエリアもあれば
準キー局・数百万人クラスのエリアもあります。
オーナーの力が強いところもあれば、民主的な会社経営のところもあります。
新聞社との関係の強弱や、ラジオ局の有無。
社員数や資本金、年間売り上げや利益などいろんな情報を見るべきですよ。

またキー局と地方局では、仕事の中身が結構違います。
たとえば「記者」でも、東京・大阪など大きな放送局だと
「本社採用の記者は記者クラブにいて情報を出す」
「でも実際に取材や編集をするのは外部ディレクター」
というケースが多いんです。
一方で地方局は「ニュース=記者の仕事」みたいな形が多く、
プロダクションの社員やディレクターはなかなか事件事故や県政の取材ができません。
するとどうしても地方のプロダクションのDは
営業系の番組や情報コーナー、あとCM制作が主業務になりがちです。

ちなみにローカル局で積んだ経験を武器に中途採用を受ける人はいますけど
よっぽどの才能や経験がないと難しいです。

<関連リンク>テレビ営業と広告代理店、どちらの立場が強い?新聞とテレビ・報道の違いは?面接で困る質問「他社の受験状況はどうですか?」
【2008/02/22 20:46】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

面接にはどんな基準があるのか?
【質問】
面接はその時点ですぐに得点を付けて最終的に他の選考者と比べるのか
それとも面接した時点で「こいつはないなぁ」とふるい落とすのか、どちらですか?

【答え】
1次面接か終盤の面接かで違います。
最初の面接は「人数の絞り込み」が目的なので、人事サイドが「このくらいの人数に」
という目安を事前に定めているのが一般的でしょう。
いっぽう終盤の面接は「その人の能力・人柄を見極める」ことを主眼に置くので
人数ではなくモデル・能力・適性などの質的条件を定めていると予測できます。

あと、数百~数千人の受験者から必要な人材を探すわけですから
どうしても「絶対評価」と「相対評価」の両方を使わざるを得ない。
つまり「ある基準から見てどうか」+「他の人と比べてどうか」ってことですね。
これも一般論ではありますが、あてはまると思います。

あと、うちの局の話しかできませんが、
「採用予定人数」がもともと少ない上に「欲しい人材かどうか」の基準で選ぶと
新入社員が1~2人の年もあれば6~7人の年もある、という
「ばらつき」が生じてますね。私の同期は3人でした。
他の地方局はどうなんでしょう?採用計画人数をしっかり守ってるのかどうか・・・
試験実施したのに「採用なし」なんてところもあるみたいですしね。


<関連リンク>受かりやすいネクタイの色は存在するか?あなぐまの就職自戦記(10)採用日程と実際の質問《この就活ブログがスゴイ》①採用担当者の眼
【2008/02/22 20:49】 | 面接で差をつけよう! | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【面接】 【困る質問】

部署移動はなぜ必要なのか?
【質問】
地方局は多くの部署を経験することが大切という事ですが
その理由は何だと思いますか?

【答え】
多くの部署に所属して視野・経験を広げたほうがいいのか
長く1つの部署にいてキャリアを深めたほうがいいのか
難しいところですね。「どちらが正解」ということはないと思います。

私の勝手なイメージですが、組織の規模が小さい地方局では
適応能力が高く、協調性や社会性に優れている人は
複数の部署を経験させられる傾向があると思います。
逆に、長い時間をかけてじっくりと力を発揮する人、
組織の協調性よりも、自己や社会問題の追求に高い熱意を抱く人は
1つの部署で経験を深めたほうが、より組織に貢献できると思います。

少なくとも「地方局は多くの部署を経験することが大切」という話が
万人にあてはまるとは思いませんが、どうでしょう?

あと質問なんですが、御社はジョブローテーションなどはないのですか?
あるならばだいたいどのくらいでローテーションしますか?

他の方にも分かるように書きますと、
「ジョブローテーション」とは、1つの部署でキャリアを深めるのではなく
いくつかの部署を経験して「会社人」としてのキャリアの幅を広げる
という人事手法です。つまり定期的に部署異動があるわけですね。

私が入社したときには
「10年で3つの部署を経験する」という前提がありましたが、
会社に余裕がなくなったからでしょうか・・・?
いつのまにか制度が「なしくずし」になっていました。
入社以来ずっと同じ部署で働いている同年代の人もいます。
(私は複数の部署を経験させてもらいましたが)

何を持って「理想のキャリアプラン」とするのか・・・難しい質問ですね。
若いころに報道記者や制作ディレクターをして
中堅になったら営業職に回る。これも強みになるでしょうし
逆に営業出身の方が報道に来ても、経済関係の取材で力を発揮できます。
編成や事業といった部署でも、他の部署の経験が生きることがありますし
1つの部署にずっといれば「その道のエキスパート」という生き方があります。


<関連リンク>面接で困る質問「希望する部署に配属されなかったら?」記者からキャスターへの華麗なる転身?新人教育は「旧態依然」の徒弟制度
【2008/02/22 20:51】 | 労働条件も大切です | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【面接】

携帯カメラの普及が記者の存在価値を下げる?
【質問】
事件や事故のとき取材力を競いあっても昔のような根性論より
たまたま現場に居合わせた人間の携帯画像の方が力を持ちつつあることに
不毛さを感じませんか?

【答え】
そんなことはありません。
たしかに「スクープ映像を自分たちの手で!」という思いもありますが
視聴者の協力なくしてニュースは成立しない、
そんな時代になりつつある、という思いも感じていたからです。

「携帯画像が力を持っている」とおっしゃってますよね。
たとえば「建物が火に包まれる生々しい映像」があるとします。
私たちは火災発生の知らせを受けて現場に向かいますが、
現場についてみると火はおさまった後だった、てな状況はよくありました。

そんな時、焼け跡の映像を撮影して自分たちは放送したのに
別の放送局が「視聴者提供」の激しい映像を出しているとアセります・・・。
でも「その画像を持っている人をどうやって探して映像提供を頼むか?」
これは簡単そうで、実はすごく難しいことなんです!
撮影者が自分からアプローチしてくれない限り、
近所を1件1件回って
「ビデオとか携帯とかで撮影した方いませんかねえ~?」と
聞き込みをするしか映像をGETする方法はありません。
これこそまさしく記者の「腕」と「根性」が問われると思いますよ。


<関連リンク>本日寒すぎ。こんな日に記者が思うことは?インタビューの必要性~センター試験の編集からあなぐまの就職自戦記(16)情報の飢えが疾走を生む
【2008/02/22 20:52】 | 報道・制作の経験談 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

記者からキャスターへの華麗なる転身?
【質問】
報道で入社して、後々キャスターやアナウンサーに転向は可能ですか?

【答え】
局の方針と、何よりあなたの資質があればOKだと思います。
個人的な印象では「取材経験のあるアナウンサー」の言葉は説得力が増しますから。

ただ、どうやって「しゃべり手としての資質」を見出してもらうか?ですね。
記者として上手にリポートをしたところで
「あいつをアナウンサー、キャスターにしよう!」と上司が言うだなんて
よっぽどのことがないと難しいと思います。
人数が少ない放送局で、アナウンサーが病気するなどのアクシデントがあって
仕方なしの代役で出たら上手にしゃべれた!というドラマみたいな話
そんじょそこらに転がっているわけではありませんし・・・。
現実としては、40代50代になってデスクからコメンテーター的立場になり
自らも著書を書いたり講演をしたりしながらグレードを高めて
キャスターになる、みたいなルートがいちばん「あり得そう」ですね。


<関連リンク>新人教育は「旧態依然」の徒弟制度報道の現場は怒号が飛び交うのが日常茶飯事キー局と地方局、どこが違う?
【2008/02/22 20:53】 | 報道・制作の経験談 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

野次馬根性は記者に不可欠なのか?
【質問】
記者職は好奇心旺盛で悪く言えば、
なんでも首を突っ込みたがる野次馬根性のある人間が向いていると習いました。
なにか他の面でカバーできたりしませんかね。

【答え】
どなたに「習った」のか分かりませんが、
皆が皆、野次馬根性があるわけではありません。記者にもいろんなタイプがいます。
私もワイドショー的な野次馬根性のアプローチは、あまり好みません。
ただ、私の経験から言うと、好奇心そのものは欲しいです。

「地方局の記者」といったって、毎日のニュースを埋めるのに手一杯で
1日に2本3本と取材をしていきます。取材先はデスクが勝手に決めます。
すべて自分の興味がわく取材ならいいんですけど、そうとは限りません。
たとえば私の場合、ファッションや芸術に全く興味がないんですが
絵画展やファッションショーの原稿も書かなきゃいけないわけです。
あるいは人生経験の中で、まったく知らなかった茶道の世界に触れるとか・・・

でも、これはこれで楽しかったんですよ。
やっぱり自分の嫌いな物ってプライベートでは避けて通りますけど、
仕事だから仕方なく(でもある種の興味を持って)その世界に触れてみると
「へえ~!」と発見することが1つや2つはあるものです。
そういう意味で、いろんな取材経験をすることを拒まない「好奇心」は
地方局の記者をする限りはたぶん必要ですし、
性格的なものというよりは、仕事への「意識」として持つべきものじゃないかなと
そんなふうに私は思ってます。いかがでしょうか?


<関連リンク>私は記者時代「その日暮らし」で生きていたあなぐまの就職自戦記(16)情報の飢えが疾走を生む新聞とテレビ・報道の違いは?
【2008/02/22 21:24】 | 求められる人材像とは | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

記者から見た「理想の技術マン」の資質
私は「技術」とほど遠いところを歩んできた文系人間ですので、
技術者が持っている自負というか性質を十分理解できていないかもしれませんが
技術マンの助けがなければ、テレビ局の仕事はできません。
このことを報道・制作志望の方は自覚してください。

ディレクターとして中継やロケ、スタジオ進行などを通して
たくさんの技術系の人と仕事をさせてもらいました。
そんな中で「一緒に働きやすかった人・そうでない人」の話をします。

技術マンは、やはり職人気質の人が多く
「自分が仕事をするフィールド(技術)についての知識、経験を高める」
ということを第一の目的にして、日々の仕事を積み重ねる傾向にあります。

ただ、記者・ディレクターがいろんな現場で仕事をさせられるのと同じように、
技術さんも本当に幅広い分野での仕事を求められます。
思いつくだけでも「ニュース番組のスタジオ進行」「バラエティ番組のロケ」
「スポーツ番組の中継」「音楽や舞台などのステージ収録」などなど・・・。

ディレクターや記者の仕事は
「この番組はこういう意図だから、この映像と音声をこんな風に録りたい」
と考えること。
技術さんの仕事は
「それが最も効果的に表現できるようには、どんな技術的なサポートをすべきか」
を考えること。

ところが、両者の考えが必ずしも一致するわけではありません。

そんな時に「ここにカメラを置いた方がもっと分かりやすい!」とか
「これでは現場の音声がクリアに拾えないから考え直したほうがいい!」とか
一緒になっていいものを作ろうとしてくれる技術スタッフが、私は好きでした。
というのも、技術系の人の中には、
「自分の仕事だけちゃんとやっていればいい」「現場には興味がない」
みたいなタイプの人も多いからです。

この記事を読んでいる技術職志望の皆さんに、あなぐまからのお願い。
ぜひ、
「好奇心の幅広い」技術者
を目指してほしいなと思います。
文系科目の成績が高い・低いとかいう話ではなくて、
「小泉政治ってどう思う?」とか「地元の歴史って興味ある?」とか
そんな話題を切り捨てずに、興味を持てる人物になって欲しいのです。
実際、テレビ局の技術マンは報道・制作志望者と同じく、とても好奇心が強いですから。


<関連リンク>報道の現場は怒号が飛び交うのが日常茶飯事《この就活ブログがスゴイ》③番組1本作るのがいかに大変かあなぐまの就職自戦記(14)誰にでも可能性は等しい
【2008/02/22 21:26】 | 求められる人材像とは | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【技術】

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