オリンピック中継で学ぶ「テレビ局のお仕事」
マスコミ就職を目指す方であれば、
金メダリストの華やかさに酔いしれると同時に、
「その感動をいかに視聴者に伝えるか?」
をテーマに番組を見てはいかがでしょうか?

というわけで、五輪中継を題材に
テレビ局のお仕事やカラクリについて書きます。


1)国際映像はなぜ必要?

オリンピックは世界各国で報じられる関心事です。
今回は200以上の国が参加していますが、
もし1つの国に平均3つのテレビ局があると仮定すれば
600局が現地で取材をしていることになります。

たとえば1社単独で水泳を中継するなら
「天井」「水中」「両プールサイド」「インタビュー」
少なくとも計5ヶ所にカメラを設置しなければなりません。

もし600局が全部単独でそんなことしたら
会場は3000台のカメラであふれかえってしまいます。

選手は競技どころではありませんよね?
そこで「国際映像」の登場とあいなるわけです。
※新聞と写真の関係についても同じことが言えます。


2)さらなる疑問〜日本人選手の映像

ところが実際の放送をよく見ていると
国際映像なら均等・公平に選手や会場を撮るはずなのに
「日本人選手の表情」「日本人の応援団」がやけに多いです。

また日本人選手のインタビューも独自に行われています。

正確に見分けることはできませんが、
おそらく独自の映像をミックスしているのだと思われます。
NHKと民放は協力・分担して各会場の中継をしますから
「日本の報道チーム」として独自のカメラを何台か会場に設置し、
国際映像に織り交ぜて「より日本人に魅力的な中継」を目指します。
※個人的には民放アナの実況がNHKで流れるだけでも
何だかうっすら感動してしまうのですが・・・。


ちょっと専門的な話ですが
「国際映像と独自映像のスイッチング」を
どうやってスムーズに実施しているかは謎です。
NHKの女子レスリング中継で
「金の全身タイツで吉田選手を応援する江頭2:50」
が映し出されてしまいましたよね。

もしNHKのカメラマン・ディレクターが担当であれば
(エガちゃんのキャラクターや過去の事件等を考慮して)
わざわざファインダーを向けることはないでしょうから、
おそらくあれは国際映像のなせる業で、
NHKとしては(あるいは日本中継陣としては)
“意図せずに流れてしまった映像”ではないかと推測します。


あすは「スタジオ回し」の重要性について書きます。
【2008/08/18 19:56】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
オリンピック中継で学ぶ「テレビ局のお仕事」 2
きのうの続き。

回を重ねるごとにオリンピック中継に割かれる時間が増え
いつの頃からか各局「五輪キャスター」「テーマソング」を軸に
長時間の中継番組を編成するようになりました。
しかし、この「長時間中継」が大変なのです。

たとえば柔道を思い浮かべてください。
日本人選手は男女1人ずつエントリーします。
競技は朝から夕方まで何十試合と行いますが、
日本人が見たいのは(基本的に)日本人選手の試合です。

ということは1回戦・2回戦あたりでは
ほとんどの試合が外国人同士の「無関係」な試合。
なので生中継は難しく
民放はほぼダイジェスト対応となります。

※NHKはCMがなく、番組編成に余裕があるので
フル放送もありえるかもしれません。
本当にその競技が好きな視聴者なら、NHKを見ますよね。


そして準々決勝あたりから中継をするとします。
ここでの課題が「CM」です。

民放はたとえば2時間番組を編成したら、
「その間に○回CMを消化しなければならない」
という決まりごとがあります。
野球の場合は攻守交代をふくめて18回前後のCMチャンス
というのが定番ですが、オリンピックはスポンサーも多く
競技によってはずいぶん多めのCM枠が用意されます。

ここまで書けばもう分かりますよね。
長距離の陸上や他国の試合などで、
何の脈絡もなくバッサバッサとCMが入るのは
こういった事情があります。

なぜなら「本当の見せ場」が訪れるまでに、
できる限りのCMを消化しておきたいからです。

そしてもう1つ。
「スタジオ回し」も非常に重要です。

柔道に話を戻すならば、2時間放送枠があっても
試合そのものは合計20〜30分。
あとは他国の試合と準備時間です。
ということは1時間30分近くは「つなぎ」の時間。
メダルの期待を高めつつ、視聴者に有益な情報を与えつつ、
さりげなくCMを消化しつつ、というのがスタジオの重要な役割。


五輪キャスターとコメンテーター、アナウンサーというのが
スタジオトークの面々ですが、
うまく組み合わせないと「聞くに堪えない」トークが続きます。
(NHKはキャスター1人でスタジオ回しはほとんどありませんが
視聴者からのFAX紹介などは、明らかに「つなぎ」ですね)

ここまで10日ほど各局の生中継を見てきましたが、
個人的にはテレビ東京が非常に良いバランスで
落ち着いて放送を見ることができる印象です。
ベテランの草野キャスターと大橋アナ・荒川静香のトリオが
静かに丁寧に、スポーツの魅力を伝えてくれています。

※逆に厳しいなと感じるのがフジです。
キャスター2人が試合結果次第でテンション変わりすぎ。
アナも上手く進行できず、解説者が一番マトモに見えます・・・。
日テレの浅尾選手もポジションが中途半端で苦労してますね。
【2008/08/19 23:23】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(0) 
「ビタミンCがガン細胞を殺す」?
関係ない人には全く関係ないけれど
関係ある人にはすごく興味深い話でしょうね。
「ぜひ知って欲しい」と思い、ブログのネタに・・・。

ビタミンCがガン細胞を殺す
(柳澤厚生著/角川SSC新書)

最近、この本を読みまして
先々週から実際に家族が点滴治療を受けています。

かいつまんで理屈を書くと

1)点滴を使って、ビタミンC50gを血中に投与
※経口では摂取できる濃度に限界があるというのがポイント

2)細胞内で酸化反応が起こり、大量の過酸化水素が発生

3)正常細胞は過酸化水素を中和することができるのに対し、
  がん細胞は中和作用がなく、細胞そのものが破壊される

4)ゆえにがん細胞の進行を食い止められる

実際にやってみて素晴らしいのは
副作用らしきものがほとんどないこと。
すごく喉が渇くらしく、水を大量に摂取しますので
腎臓には多少の負担はかかっているかもしれない程度です。

これで結果が伴えば素晴らしいのですが・・・(祈)

アメリカではスタンダードになりつつあるそうですが
日本ではまだ導入1〜2年の技術。
当然、無保険での治療となります。
世間の大手病院では、ほぼ漏れなく
「外科手術」「化学療法」「放射線療法」の
三種の神器(?)を奨められます。
あくまでも代替医療の域は出ませんが、
もし興味があれば、下記のリンクをどうぞ。

高濃度ビタミンC点滴療法によるガン治療について
(MR21 点滴療法研究会)
http://www.iv-therapy.jp/general/detail/01.html
【2008/08/20 22:39】 | 元記者の日記 | トラックバック(0) | コメント(1) 
ウサイン・ボルトが陸上競技人口を減らす!?
そう思いたくもなるよな、痛快な走りでした。

「100m決勝」は
競馬で言えば新潟1000m。
最初から最後まで騎手の言うこと聞かず、
ゴール前はハミをはずして舌を出して
それでも後続を4馬身ちぎった!みたいな。

昨日の「200m」は
競馬で言えば東京1600m。
4コーナーですでに先頭に立ち、
直線に入っても引き離す一方。
でも馬はオーロラビジョン横目に
「もう勝ったも同然だからゆるめちゃお♪」


いずれにせよ物心ついてからの私が
最大の衝撃を覚えた陸上選手。
まさに名馬。
グラスワンダーの朝日杯を思い出します。
直線最後で彼が走りを緩めてしまうのも
限界で走ると脚が壊れてしまう」という
サラブレッドの習性を知ってか知らずか・・・。

彼に負けたアスリートの中には
別次元の走りを前にして

 ○П_ 
「俺もうダメだわ・・・」

と引退してしまうのではないかとさえ、勝手に心配。
逆にジャマイカや他の国で、やたら足の速い子供を持つ親は
「うちの子もやれるんじゃないか」と勇気付けられることでしょう。

いやあ、何にせよ
“あっぱれ”!
【2008/08/21 21:17】 | 元記者の日記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
この人を選んで、信じたのだから仕方がない

星野JAPANにファン失望「まるで消化試合」
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20080823047.html
(途中から引用)選手たちも皆、うなだれた。3点本塁打を放った青木宣親選手(26)は「国民の皆さんに申し訳ない」。主将の宮本慎也選手(37)も「本当に申し訳ない。責任を感じている」と話し、出てくるのは謝罪の言葉ばかりだった。
 スタンドで声援した兵庫県伊丹市の島野幸子さん(32)は「ベンチから声が出ていない。チーム全体で盛り上げようという元気がなかった」。東京都の会社員(38)は「まるで消化試合。これが実力か」と手厳しかった。 (共同)


・・・おっしゃる気持ちは分かりますけどね。
でも、本当のプロ野球ファンなら、知ってるはずです。

星野さん、短期決戦は弱いんですよ。


こちらをドゾ。

星野仙一(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E9%87%8E%E4%BB%99%E4%B8%80

星野監督はセリーグで通算13シーズン、監督として指揮をふるい
優勝3回、2位5回、3位1回。
13シーズンでAクラス9回なので、非常に優秀な監督と言えますが
見方を変えると
「9シーズンも優勝を狙えるチャンスがあったのに、優勝は3回だけ」
とも言えるのです。

さらに。

3度、日本シリーズに挑戦したが
ついに1度も「日本一」の栄冠は勝ち得なかった。

これは大きな事実です。

選手にとっては「心を通じ合える」優秀な監督ですが、
逆に言えば「非情には徹しきれない」のかもしれません。

何より、星野さんの作るチームは
もれなく
打てない。
これも短期決戦で苦労する理由かもしれません。


だからある意味、はじめから分かっていたことだし、
それでもこの監督を信じて、応援したのだから
悔いはないよ。

・・・そんな意見を持っているファンだって
いるのではないでしょうか?
【2008/08/23 20:32】 | 元記者のニュース解説 | トラックバック(0) | コメント(0) 
五輪は終われど、テレビ局はここから正念場
世間ではオリンピックが終わり
「何だか寂しいなあ・・・」
という感じだと思いますが、まだまだテレビ局は熱い!

テレビ局が「NHK&民放協力体制」のもとで
取材をしていることは前回書きましたが、
それはあくまでも「会場取材」だけのお話です。
周辺取材(会場外の様子、選手の実家、所属先など)や
VTRの編集、スタジオ進行など
それはそれは多くの労働力を集約して
私たちに「感動」を届けてくれてます。

具体的に言うと(私自身は経験しませんでしたが)
アテネの時は、ディレクターと記者1人ずつが東京に応援に行きました。

ということはおよそ3週間、貴重な戦力を2人欠いたまま
日常の取材(地方のニュース)を続けていかなければなりません。
うちは全部で記者&Dが十数名の小規模局でしたからなおさらです。

記者・ディレクターにも当然「夏休み」はあります。
夏は順番に休みを取っていく関係上、ただでさえ「手薄」なのに
オリンピックで2人も欠ければ、夏休みはどんどん後ろ倒しになります。
しかもニュースの放送枠はそれほど減りませんから、
夕方ニュースの「特集取材」など、ノルマはキツくなっていきます。

そして閉会式。

やれやれと思うのと同時に、「通常放送」という重しが彼らにのしかかります。
ネタ薄&人手不足&残暑のトリプルパンチの中、
戻ってきた応援部隊に夏休みをとらせつつ、残留部隊の戦いは続きます。
(これで総選挙でもあった日にゃあ、タイヘンですよ・・・)

てなわけで、まだまだ頑張れ報道マン!

※ちなみに私は「11月に夏休み」という緊急事態(?)も経験しました。
【2008/08/25 21:00】 | 報道・制作の経験談 | トラックバック(0) | コメント(0) 
続・あなぐま就職自戦記[8]カルチャーショック
<前回までのあらすじ>
2000年春、念願のローカル放送局に入社したあなぐま。
「報道志望」という当初の願いとはうらはらに
配属されたのは営業セクション。
戸惑いながらも「飛び込みセールス」にチャレンジするなど
悪戦苦闘していた頃の日記を振り返って
「今の私ならこう考える」というコメントを付け加えつつ
みんなに「新入社員の日々」をしってもらおう!
てな企画です。

では、第8回のはじまりはじまり〜。

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「存在の耐えられない軽さ」(2000年5月19日)

初めての出張をしました。プロスポーツイベント開催の記念式典に出席(参列?)するためです。
2日間を通じて一番深く感じたことがタイトルにあげた「存在の耐えられない軽さ」です。

「イベントの作業」というと普通は、会場をおさえたり、さまざまな手配をしたり、進行を考えたり、現場での指示をしたり、片づけをしたりということを想像すると思いますが、実は、営業部の社員は全く違う作業をします。営業部では、今回の大会の提供スポンサーならびに普段から特に深いお付き合いのある企業・人に対して「イベントへのお誘い」をかけ、宿泊や飲食の手配をして、実際に会場でお客様をお迎えして、楽しんでいただいて、最終的にお客様に気持ちよく帰っていただくというのが、もっとも大切な仕事なのです。

いわゆる接待、ということになるのかもしれませんが、これから先の取引きを円滑に進めるためには、このもてなしが「大切な商品のひとつ」という言い方もできるのです。出席者はプロ選手が数十名、スタッフが約100名、そして取引先の方々が300名近くいました。あなぐまはイベントの途中から受付の仕事を急きょ頼まれたのですが、社長、会長、代表取締役、副会長、副社長、常務、専務、局長、局次長、部長、支社長、支店長などなど「まあ世の中にはたくさんの役職があるもんだ・・・」と思い知らされました。

イベントは相当大きなものでした。参加者、イベント側のスタッフ、会場のスタッフがそれぞれにせわしなく会場をうごめいています。そしてあちらこちらで会釈が交わされ、会話が飛び交っていました。自分からみて「えらい人」にあたる身分の人々がこうやってコミュニケーションをとっているのか!という新たな発見もありました。

<<−タバコもゴルフもギャンブルも酒もぜーんぶ、こういう場での「話題づくり」なのよね。

しかし、この会場の中での自分の存在が何と小さいのだろうということも痛感しました。おそらく私が途中でいなくなったとしても誰一人として気が付かないでしょうし、何の影響もありません。もし私が全員に名刺を配ったとしても、私の名前を覚える人はものすごく少ないでしょう(メリットがないので)。何だか、そこの会場にいる人々すべてが、自分とは別の世界に住む人のような気がしました。

<<−割り切ってしまえば平気ですけどね。
「この人は私に興味があるんじゃなくて“テレビ局の社員”に興味があるんだ」って。


考えてみれば、自分が生まれる前から仕事を頑張ってきた人々がそこにいます。サラリーマンという生き方はものすごく「長い」ということを切に感じたあなぐまでした。
********************************

最後にいみじくも書いている
「サラリーマンという生き方の長さ」については
私いまだに馴染めずにおります。


社会人生活9年目。
別に役職もついていませんし、エラくなりたいわけでもありませんが
こんな私でもいつかは頭が薄くなり、加齢臭をただよわせ
貫禄が出てきて、課長だの部長だのになるんだろうか・・・?

という将来像を、全くイメージングできずにおります。

ただうっすら感じるのは、
管理職と呼ばれる人たちも毎日悪戦苦闘の連続だけれども、
「頑張ること」への耐性がついている分だけ、
あるいは経験がもたらす大局観と勝負勘を身につけている分だけ
さらには家族を背負っているというプレッシャーの分だけ
いわゆるひとつの「貫禄」がつくんだろうな
、って事。

つまり「みんな大変」なのです。結局は。
【2008/08/26 21:41】 | あなぐまの就職自戦記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
続・あなぐま就職自戦記[9]誰のための放送?
新入社員日記のつづき。

*********************************
その19「誰のための放送か」(2000年5月31日)

  ローカル局を見ている皆さんなら、次のような画面を見たことがありますよね。

レポーター「今日は○○市○○町にある××というお店におじゃましています。こちらは今日ご説明いただく店長の△△さんです。よろしくお願いします。ところで△△さん、こちらのお店ですが、本当にひろびろとして快適ですよね。」
店長「そうですね。」
レポーター「そして私の前には豪華な料理が並んでいるんですが、ほんとうにおいしそうですね。」
店長「そうですね。」(以下やりとり続く)
レポーター「このフェアは?月?日まで開催されていますので、皆さんぜひおこしください!」
(最後にフェア名・期間・地図・連絡先・交通手段などが流れる)

  この「一見すると視聴者のための生活情報だが、実は企業の告知である」という情報を「パブリシティ」といいます。Publicityという単語そのものが「宣伝・告知」という意味を持っていますが、テレビ局においては「自分の局のスポンサーに取材という形で訪問し、収録をして放送する」ことをそう呼ぶのです。

<<−ここは若干取り違えてますね。どんな経緯であれ「取材は取材」ですから・・・。
改めて「パブリシティ」とは取材相手を「ビジネスパートナー」として好意的に(粛々と)紹介することとでも定義しておきましょう。


  皆さんは上のようなやり取りを視聴者としてどのように受け止めていますか?私が学生時代、このような情報を見たとしたらおそらく「視聴者のためになっていない」という印象を抱いたことでしょう。つまり「おいしいお店特集」というコンセプトのもと、一定の基準にしたがって選択されたお店を紹介するのではなく、テレビ局と付き合いのあるお店を(視聴者が知りたいことではなく、企業が紹介したいことだけ)紹介しているという事が問題点といえるでしょう。

  しかし、こういう考え方もあります。まず、テレビという媒体は公共のものであり、ものすごく影響力が大きいのです。また偏った意見を放送することもできません。つまりテレビ局だけの価値基準で「この店はおいしい」「この店はおいしくない」という判断を下すことは良くないことなのです。これはテレビに限らず公共の情報は全てそうです。皆さんがお店を探す時に活用しているタウン誌でも、全ての店を(基本的には)おいしいと紹介しているはずです。

  またテレビ局は、視聴者には無料で放送し企業からの広告収入によって運営されています。たとえば県内の全ての飲食店を対象にしていても、全ての飲食店をこちらが把握することは非常に難しいといえます。そのなかでどのお店を紹介するのかと考えると、どうしても「自分たちに近い企業=スポンサーがらみ」ということになるでしょう。

  また私は以前、「テレビ局にいる人間は生活している人の情報、口コミ、街のうわさ、トレンドなどを常に敏感に感じて取材していくべきだ」などと考えていたのですが、実際に働いてみて感じるのは、我々が動ける時間、知り合える人の数には限りがあるということです。皆さんが朝学校や会社に行く途中で出会う人々すべてにいちいち挨拶をしないのと同じように、我々も人間ですからお付き合いのある人、良くしてもらっている人に放送枠を使ってほしいと思うのも仕方ありません。(と同時に「放送枠を使わせてくれ」という要望があるのも現実ですが。)

<<−「いやいや、それはおまえの努力不足だよ!」と9年前の私に告ぐ。

  視聴者のために放送局は存在するべきだ、と主張して就職活動をやってきたあなぐまですが、あらためてその難しさを感じている日々です。皆さんはどんな情報を知りたいですか?テレビに何を望みますか?

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新人が1度はぶち当たる「理想と現実のギャップ」というところでしょうか?

今でこそ「ホットペッパー」を初めとするフリーペーパーが全盛になり、
消費者の側も
「文字媒体・映像媒体で紹介されている飲食店は、
やはり話題になりやすいから取り上げられるのだろうけど、
裏でお金が動いてるんだよね、きっと。
でもいいのよ、美味しければ。要は情報と話題性が欲しいわけ♪」

という認識を持つようになりました。(と私は推測しています)

だからこそ、何でもやっていいのか?というと
決してそうではない訳で、
手放しで「美味しい!」と言える店でなければ
「ユニーク」「こだわり」「伝統の」「素材が珍しい」「エリアでは唯一」
「東京で流行している」「夫婦が頑張っている」「装飾がきれい」
など
さまざまな属性を付与して、ディレクターたちは工夫をしているのです。
【2008/08/27 21:50】 | あなぐまの就職自戦記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
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