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『プロフェッショナル広報戦略』を読む
「PRプランナー」の試験勉強をちょっとずつ進めています。


2005年の衆議院選挙はとても印象に残っています。
私は当時県政記者クラブのキャップで
選挙取材も中心になって進めていたからです。
結果は皆さんご存知のとおり、小泉自民党の大勝利。
「あたかもアイドルのように遊説に登場する小泉首相と
彼に熱狂する人々の光景」は今でも鮮烈によみがえります。

あれから4年。

内閣・自民党ともに支持率は極限まで下がってしまいました。
あの熱狂が嘘のようです。
補正予算案可決後か?といわれる次の衆議院議員選挙ですが、
もはや自民党は「惨敗を待つばかり」という情勢のようにさえ感じられます。

しかし。

仮に・・・の話ですよ。

この本の著者・世耕弘成議員がもう1度中心に立って
選挙広報マネジメントを綿密に行い、
その戦略がきちんと定まるのであれば
誰もがアッと驚く“大逆転”もありうるのかもしれない。


そんなことさえ感じさせる、興味深い本に出会いました。

『プロフェッショナル広報戦略』
(世耕弘成、ゴマブックス社)

この本では、NTTの広報課長だった世耕さんが
企業広報で学んだ経験を武器に自民党を変えようと奮闘。
初めは上手くいかなかったものの、2005年衆院選で
天の時・地の利・人の和を得て、念願の「広報戦略チーム」を率い、
自民党に大勝利をもたらすまでの一部始終が克明に描かれています。

本の書き出しはこのように始まります。

 1998年11月の参議院補欠選挙で初当選した私は、企業と消費者をつなぐNTTの広報マンから政治と国民を結ぶ政治家に転身した。政治家としては新人だが、広報に関しては企業広報の現場で経験を積んできた人間である。その私の目から見た政界、とくに首相官邸はコミュニケーション戦略不在の世界だった。
(中略)
 今、安倍晋三官房長官は朝夕と記者会見している。事前準備の時間は長い場合でもたったの20分。それも、役所が作った想定メモが生のままで上がってくるだけである。その間に、コミュニケーションのプロによる戦略的価値判断が加えられているわけではない。
 各役所から今朝の新聞に出ていたことの中から聞かれそうだなということに関する想定問答だけが、集まってくる。安倍官房長官には誰もアドバイスする相手がいない状態で、それを20分間だけラインマーカーを自分で引きながら読んで会見に臨むのである。
 そうやって政府のスポークスマンとしての官房長官が毎日の記者会見をしているのが、現状である。恐ろしいことだ。
 総理大臣も同じである。小泉総理以前の官邸はとくにひどかったのであるが、部屋を出た時点で記者に取り囲まれる。いわゆる「ぶら下がり取材」という方法だ。
 50人ぐらいに取り囲まれ、車に乗るまでの、あの旧官邸の赤い階段を下りている間に、「クリントン大統領のさきほどの発言についてどう考えますか」とか「今日の株価が下がってますけどどうですか」と、今朝の出来事を中心に古今東西、森羅万象に関する総理としての見解、コメントを求められるわけである。それもマイクを前後から突きつけられながらである。
 総理も人間だから、機嫌のいい日はよく話す。すると、言わなくていいことまで言ってしまったり、機嫌の悪い日はムスッとした映像が流されて、いかにもイライラする総理大臣という姿を、国民にまざまざと見せつけてしまう。総理や官房長官のコメントは世界に向けて発信される。私はこの現状を国益に関わる問題だと考えている。


本書を通して一貫しているのは、
世耕さんは全ての行動の主軸を「コミュニケーション戦略」を置いていて
企業であれ、政党であれ、国であれ、(おそらく個人であっても)

「同じ行動を“情報”として披露する時、
上手に情報発信をすれば、その価値は何倍にも増し、
下手な情報発信をすれば、その価値はゼロ、あるいはマイナスにさえ転ずる」


という考えを持っているのでしょう。
大いに共感します。


※ちなみにamazonのレビューでは
「そうは言っても2007年参院選は惨敗だったんだから・・・」
みたいな意見もありますが、
やはり「自分も出馬する人」が選挙で裏方を兼ねるのは難しく、
世耕さんの戦略は実践されなかったと見るべきでしょう。
逆に言えば2つの選挙(&今年の選挙)を比較想像しながら、
色々と考えてゆくと、さらに興味が増す内容だと思います。


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【2009/02/03 21:55】 | ます☆ぶろ研究室    (マスコミ・ウェブ論考) | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【おすすめの本】

将棋界で2番目に長い日(たぶん)
将棋の最高タイトルが「名人」なのは有名です。

「A級リーグ」というトップ棋士10人の年間リーグ
(サッカーでいうところのJ1)
でトップに立った者だけが名人戦7番勝負に挑戦できます。

※ちなみにプロデビューすると最初に所属するのはC級2組というリーグで
J1、J2・・・で数えていくと「J5」になります。
つまりどんな天才でも、デビューしてから5年は名人に挑戦できません。


A級は10人総当たりですから年間9戦。
8回戦と9回戦は同日一斉対局で行われ、
「栄えある名人挑戦者」と「J2への陥落者2名」が同時に決まる9回戦は
通称「将棋界の1番長い日」と呼ばれます。

本日2月4日は8回戦の一斉対局。
例年なら“少しだけ盛り上がる日”なのですが、
今年はずいぶんと様子が違います。

挑戦も降級も混戦状態 佳境迎えた将棋A級順位戦 (asahi.com)
http://www.asahi.com/shougi/news/TKY200901200190.html

 羽生善治名人への挑戦権を争う第67期将棋名人戦・A級順位戦が佳境を迎えている。

(中略)

 郷田九段が森内俊之九段との2敗同士の対決を制し、5勝2敗で首位に立った。敗れた森内九段と佐藤康光棋王が4勝3敗で追う展開。これで3勝3敗同士の対戦となる谷川―木村戦の勝者を含めた4人の中から挑戦者が出る可能性が高くなった。 (※現在木村八段が4勝3敗。あなぐま追記)

 8回戦は2月4日、最終9回戦は3月3日に一斉に行われ、郷田九段は連勝すれば2期ぶりの挑戦が決まる。しかし8回戦で森内―佐藤戦があり、勝者が5勝3敗となるため、最終戦まで挑戦者争いが続くのは必至。もし郷田九段が1敗すれば第64期(谷川、羽生で谷川挑戦)以来のプレーオフの可能性も高くなり、さらに第61期のように6勝3敗の3人(羽生、佐藤、藤井で羽生が挑戦)によるプレーオフになることも考えられる。

 残留争いも近年まれに見る混戦だ。7回戦を終えた時点で3勝4敗が6人。4勝5敗でも安全圏ではない。特に過去2回、4勝5敗の成績でA級陥落を経験している深浦康市王位は、順位が悪いため、4勝止まりでは残留は厳しい。最終戦に望みをつなげるためにも次は何としても勝ちたいところだ。



簡単に言うと、最後までわからない大混戦。

「降級候補」と目されている人でも
2連勝すればプレーオフにもちこめる可能性がわずかに残っている。
「上位争い」をしている人でも
2連敗をすれば、星取しだいで陥落してしまうかもしれない。

ものすごい緊張感の中で、きょう8回戦が行われているのです。
つまり今日は将棋界で2番目に長い日。
(・・・たぶん)


ちなみに今年の名人戦は大きく様変わり。
開催地を「公募」して、観光地なども積極的に採用した結果、

第2局-熊本城
第4局-高野山金剛峰寺
第6局-東本願寺

という将棋にお似合いの「歴史ある舞台」が用意されています。

羽生名人と雌雄を決する挑戦者は果たして?

・・・以上、将棋マニアしか喜ばないようなエントリでした。


ちなみに私が挑戦者として期待しているのは、佐藤康光棋王!
昨年のA級リーグ、陥落寸前の最終局(BS中継)で見た
“鬼の形相”が今でも脳裏によみがえってきます。
【2009/02/04 20:12】 | 将棋のおへや | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【将棋】

結局のところ民主党がしっかりしなければ。
08年度第2次補正予算が衆参両院を(いちおう)通過し、
09年度予算の本格的な審議が始まっています。

ここ数日のニュースでも
麻生首相や民主党議員の姿をよく見るようになりました。

・・・で、思うんですが
現在の日本の政治のキーワードって何ですか?

私の印象では、どうも民主党が論点を絞りきれず
あっちをつついてはワーキャー、こっちをつついてはワーキャーと
浅い攻撃を散漫に展開しているようにしか感じられません。


昨日は「給付金」きょうは「かんぽ」明日は「渡り」・・・。

毎日コロコロ変わる政治のキーワードに、私は少し混乱ぎみです。


簡単におさらいさせてください。

現在の民主党の戦略は、
(1)消費税(2)天下り(3)道路特定財源の一般財源化(4)雇用
の4テーマを軸に、与党を徹底追及すること。


ふむふむ。
まあ、ここまでは分かります。

でも確か(1)消費税(2)天下り(3)道路特定財源の一般財源化は
4年前の選挙(民主党惨敗)でも言ってましたよね。
「郵政民営化だけじゃない!」みたいなテーマで
何とか多彩な論点を引っ張り出そうとしていたのに
「改革を止めるな。」のワンフレーズポリティクスの前に敗れ去った民主党。

民主党ってものすごく真面目な党だとは思うんですが、
「あれも大変」「これも問題」と数を並べ立てた挙句
「だから民主党にお任せ下さい」という論理構成にすると、

・政権運営やったことないのに、本当にできるの?
・え~っと、結局なにが問題で、何をしてくれるの?


こういった批判を免れられません。
じゃあ、1つのキーワードに絞り込めば、という気もするのですが
どうもメディアに登場する言葉は「民主党4テーマ」とは異なっています。


年が明けて、にわかにクローズアップされているのが
「かんぽの宿一括譲渡問題」と「渡り」のお話です。


<1>4行で分かる「かんぽの宿」譲渡問題

◆日本郵政が「かんぽの宿」70施設をものすごく安値でオリックスに一括譲渡契約
1/9 鳩山邦夫総務相、にわかに怒り始める「疑わしい取引だ!」
1/29 日本郵政の西川社長「譲渡案をひとまず横に置き、原点に立ち戻って再検討」
2/4 総務省が入札経過などを16日までに詳しく報告するよう命じる ←今ココ

〔背景〕
・郵政民営化に反対していた鳩山総務相ほかの自民党議員がバックアップ
・麻生首相も「ゆきすぎた小泉改革を見直す」とお墨付きを与えているらしい
・民主党は表立って批判していない ←ここがよく分からないところ

<2>5行で分かる「渡り」のお話

◆年末に「渡り(官僚OB2回以上再就職)」のあっせんを認める政令が閣議決定
1/16 自民党の行革推進本部(中馬本部長)「現行の政令は容認できない」
1/29 衆院本会議で麻生首相「厳しい批判を踏まえ、今後は認める考えはない」
2/3 政府が人事院の抵抗にもかかわらず、改革の道筋を示した「工程表」を強行決定
同日 衆院予算委員会で麻生首相「各省庁の天下りあっせんを今年一杯で廃止する」

〔その他〕
・麻生さんが個人的にグイグイと舵を切っている
・人事院の谷総裁なる人が急にテレビに出始めたのは昨日から
・民主党、4日の代表質問で攻撃予定だったのに肩透かし ←ここが悲しいところ


いろんな意見もあろうかとは思いますが、
民主党に苦言を呈したいのは
2つの話題とも、自民党・政府の中で内紛が起こっている話題にもかかわらず
どうも詰めが甘く、何の信頼も国民に与え切れていないこと。


何をやっているのか?と。

挙句、前原さんの「サギだ!」という怒声だけがクローズアップされるようでは
かりに今すぐ解散総選挙になっても、国民の失望を拭いされないかもしれません。

しっかりしてくれ、民主党。

別にどっちを応援というわけじゃないんですが、ね。
日本を良くしてゆくためには2大政党がしっかりと議論して
前に進んでいくしかないでしょ?
【2009/02/05 21:53】 | 元記者のニュース解説 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【ニュース】

印象深い小泉元首相の信念「データじゃ政治はできない」
民主党のエントリを書きながら思い出したのが
先日紹介した『プロフェッショナル広報戦略』(世耕弘成著)の1シーン。

「データに基づく理論的な広報戦略を導入したい」
と世耕議員が自民党幹部にアプローチをかけたんだけど、
なかなかうまくいかなったよ、というお話の中でのエピソードです。

 一度だけ、勝負を賭けたことがある。結局は実現しなかったが。田中外務大臣を更迭し、支持率が急落したときのことだ。
 私は今度こそ官邸広報改革プランを総理に聞いてもらえるチャンスだと思い、プレゼンテーション資料をまとめ、秘書官にそれなりの時間を作ってもらった。一緒に食事をしながら、総理に対してプレゼンしたのである。
 官邸予算の一部を使い、コミュニケーション戦略チームの部屋を作る。そこにメディア対応の専門家を常駐させ、世論調査をしたり、全国のテレビや新聞、雑誌をモニタリングする。
 毎日様々な問題が発生する中で、総理が番記者に対してどう答えたらよいかを、世論長などのデータに基づいて、そこで組み立てていく。プロの人材を5、6人集めてチームを組んでやれば、とてもいい広報ができる。
 年間予算1億円くらいで可能という企画書である。総理も今回は私の話をじっくり聞いてくれた。しかし最後にこう言った。

 「つまりデータを使うってことか?データを使うってのはね、君、ダメだ。それじゃあ、田中さんを更迭はできないんだ。データを使ったら、世論が反対なのはわかるわけだろ?できないじゃないか。政治はそういう問題だけじゃないんだ。直感とか、信念とか、自分で決断しないといけない。データじゃない。企業と違うんだ。だからこれは使えない」

 福田康夫官房長官や安倍晋三官房副長官は私の提案に理解を示してくれたため、官邸への説明は続けるものの、総理がその気にならないことには話が進まないことはわかっていた。


ここ最近の私は、いくつもの案件が交錯していて
これもやらなきゃあれもやらなきゃ。あっちを立てればこっちが立たず。
自分のやることは全然減らずに増えてゆく、いわゆる「悪循環」なのですが
やはりトップに立つ政治家というのは、考え方も独特ですね。

直感、信念、決断。

・・・ううむ。
自分が仕事でこれを発揮するには、時期尚早な気がしますわ、正味な話。



【2009/02/06 21:51】 | 元記者の日記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【名言】 【おすすめの本】

大学受験の小論文は「論理構成力」に尽きる
最近、土日が平日以上に忙しく
あっという間に2日間が終わってしまいます。

理由の1つが最近はじめた「学習アドバイザー」です。
細かく説明するのは難しいのですが、
不思議なご縁で高3の受験生とお知り合い(お友達?)になり
週1~2回、家にお邪魔してアドバイスをしているのです。

ちなみに「家庭教師」とあえて書かないのは、
「お金をもらっていないから」が理由ではありません。
一番大きいのは「点数を上げるための指導」ではなく、
「将来の知的生活能力に備えた総合力の強化」という
およそ受験生には不相応なテーマで指導しているからです。
彼が目指すのは難関の医学部で、すでに1浪は覚悟しているので
目の前の1点ではなく、本人の器を大きくすることが目標です。

<指導内容の例>
「テストという形式における記憶とアウトプットの上手な関係」
「適切な情報収集力とその整理に必要なもの」
「今後の自分を磨くために役立つかもしれない著書・考え方」など



もちろん本人にそのまま伝えるのではなく
「きょうはねぇ・・・じゃこんな話をしようか?」
いろんな話を投げかけては、本人の考えを引き出すという感じです。
時間はだいたい1回2時間ですが、雑談が長引くこともしばしば。

私にとっても(当然ながら)初めての体験です。

「自分がこれまで体験して有用と考えていることを存分に伝え、
かつ押し付けではなく、本人に自発性を持たせ根付かせるには?」


ブログとは違った意味で興味深いテーマであり、
刺激的な経験をさせてもらっています。
※もちろん漠然とした話ばかりではいけませんので、
英語の基礎的なトレーニングなども並行してますが・・・。



昨日は2次試験の小論文対策でした。

「医学部の論文試験」に関してはシロウトの私ですが、
小論文で受験生に求められていることが何か?は理解しています。

Q「小論文テストに必要なものって何だろう?」
A「うーん・・・文章力ですか?」
Q「・・・ほかには?思いつくもの全てあげてみて」
A「知識・・・技術・・・でしょうか?」

こんな会話の後、私はこう教えてみました。

まず○×のテストと違って、小論文試験には基本“不正解”はない。
なぜなら本人が書きたいこと(たとえば自分の経験)を
試験官が「それは違う!」などと否定することができないから。
(※採用活動であれば「これは好みじゃない」という尺度が成立するが)

◆つまり「正しいことを書こう」などと考え、恐れているうちは
他の受験生のレベルから抜け出すことはできない。
大切なのは「自論が伝わりやすくなるように書こう!」と考えること。

極論すれば、小論文試験のウエイトの7割は
「何か1つの結論に向かって、上手に文章を伝えられる」
という“論理構成力”が問われているのだと考えるべき。

(残り3割は誤字脱字や事実誤認、原稿用紙の使い方など)

◆採用試験の論文は「アピール」という意味合いが込められているので
時に自分をアピールする必要や、美辞麗句を並べ立てる必要がある。
→「テストとしての論文」であれば、それほど我を出す/飾る必要は無い。


<具体的な手法>
◆問題を読んで「メインテーマ」を正確に書き出す

◆まず「私の結論」を決める(YES/NO)

◆結論の説得力を高めるために必要な「材料」を探す。
必要な材料は、200~300文字あたりに1つ。
→600文字の試験なら材料は2~3個あればよい

◆材料を引き出すための基本は「Why」と「How」
自分への問いかけを続ければ、おのずと材料は増えてゆく
→さらに材料が見当たらなければ
「仮説」「体験」「外部の知識・ニュース」が3種の神器。

◆材料をそろえても、いきなり原稿用紙に向かわない。
問題用紙の切れ端に「構想メモ」を書き出し
「どの程度の文字量配分で」「どの順番で」出せば
より相手に伝わりやすいか、作戦を練る



(例題)
最先端の医療技術をすぐ患者に適用すべきか?
⇒私の結論「NO」

(自分へのQ)
なぜNOなのだろう? → 危険だから
なぜ危険なのだろう?  → 十分な研究がされていない
なぜ十分な研究が必要? → たとえば副作用、患者の安心
どうやって十分な研究を? → 研究者、研究機関、治験

(材料として)
・たとえば「クローン技術」「遺伝子組み換え作物」の話
・私の父が病気になった時、先端医療の治験参加を勧められた
・(仮説)もしすぐに適用すればこんな危険が考えられる


本当は文章のディテールやテクニックなど
(特に助動詞、接続詞、代名詞の使い方)
教えたいことがたくさんあるのですが、とりあえずはここだけ。

あと2週間あまりで2次試験(前期)です。
頑張れ。
【2009/02/09 22:16】 | 元記者の日記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【小論文】 【必勝法】

コメントや質問が少ない理由を自分なりに考えた
以前にも少し書きましたが、
1月下旬に【まとめエントリ】を追加して、ページ上部に固定表示したところ
来訪者1人あたりのPV数が飛躍的に伸びました。

就職活動のピークシーズンと重なっていることもあり、
ここ2週間は、かつてないほど多くの方々にお読みいただいております。
ありがとうございます! (^○^)


・・・さて。

その割には、質問やコメントが少ない。
(ほぼゼロ、というのが現状)


う~む、なぜかなあ?と疑問に思うのであります。
というのも、2月に入ってからの検索上位キーワードは

「テレビ局 志望動機」31件
「マスコミ 志望動機」13件
「テレビ 営業」13件
「TNC 志望動機」7件
「マスコミ 志望理由」6件
「放送局転職」6件
「マスコミ 就職 資格」6件


と続くのですが、データだけ考えると
1人や2人くらい「私のエントリーシート見てもらえますか?」とか
「こんな志望動機はどうですか?」といった質問が
寄せられてもいいはずなのに、と思うのです。


・・・ここからは勝手な「印象」のお話を。
最近の若手社員や、昨日書いた高3男子くんと接していて感じること。


今、就職活動をしている若い世代は、基本的には能力が高いです。
何より情報ツールやその思想を平然と受け入れているので
情報収集力だけでなく、情報に振り回されない“受け流し力”も素晴らしい!

その反面、直接のコミュニケーションがおろそかというか、興味ないのか、

「自分がよく分からないこと/よく分からない人には近寄らず
自分の手に入る情報/手の届く仲間うちだけで日常を過ごす」


そんな人が多いんじゃないかな?という印象を持っています。
世代的なものかどうかは分かりませんが、非常に厳しい世相の中で
「自分のほどよい空間」を大切にしようとするがあまり、チャレンジが少ないというか。

“何だかもったいないよなあ・・・”

と同じ就職氷河期を過ごした身としては、感じる時があるんです。


「立っているものは親でも使え」ではないですが
私でよろしければ、どんなにしょ~もない質問疑問であっても
お答えさせていただくんですけどねえ。

・・・いかがでしょうか?


まあ毎日好きなことばかり書いているので、
読者に愛想つかされているだけなのかもしれませんけどね・・・ (汗
【2009/02/10 21:52】 | 【受付中!】就職質問箱 | トラックバック(0) | コメント(5) 
tags:

つぶやき
「未曾有の危機」なぞと騒がれる毎日。

字義だけを追うと「曾祖父も経験したことのないような」危機。

・・・ん?

きっと先人たちは、毎日生き延びるのに精一杯で

基本的には平和で豊かな私たちの暮らしを見ると

さぞお嘆きあそばすのだろう。



どうも最近、とどのつまりは「人間の欲」で

今まで理性だ社会性だとこじつけながらごまかしてきた部分で

どう折り合いを付けていくの?と天に問われているような気がしてならない。

誰だって、隣の人よりちょっとだけ長生きしたいし、ちょっとだけ得をしたい。

どうせなら自分より貧しい人には目をつぶりたいし、不味いものは食べたくない。

ジンバブエの通貨危機のニュースを見て、驚いたり笑ったりする人がいるけど

当事者の気持ちになっている人は、たぶんほとんどいない。



かくいう私だって、そりゃあ頑張った分は報われたいと素直に感じるし、

欲を捨て切れるのか?と問われると、1度きりの人生だしなあ・・・と悩む。

寒風に咲き誇る梅の花。

その隣で、咲きそこなった蕾があったのかも?なんて考えてしまった1日。

ume
【2009/02/11 22:31】 | 元記者の日記 | トラックバック(0) | コメント(1) 
tags:【つぶやき】 【写真】

記者もカウンセラーも目的は同じ「人助け」
質問をいただきました。

 私は記者になって事件報道を通して精神障害に対する偏見をなくしたい、孤立している労働者(セクハラを受けている方が会社をやめさせられそう、など)の問題を取りあげたい、などと思っているのですが、お門違いでしょうか?

 カウンセラーになった方がいいんじゃないか、とよく言われてしまうのですが、私は世の中を良くしたくて、そのためには影響力のあるマスコミに行きたいのですが・・・



まず“お門違い”では全くないと思います。

記者の仕事とは「世の中にあまた存在する情報の中で、
読者・視聴者に“これは是非知ってください!”と訴えたい情報を探し、
適切に伝える」というのが基本スタンスです。
世の大半の記者は自分の記事によって、少なからず誰かの役に立ちたい、
あるいは世の中を変えてゆきたい!と考えているはずですよ。


ただ、微妙にニュアンスの違う2つの事象が
志望動機の中でひとまとめにされている印象があります。


(1)孤立している労働者の問題を取りあげたい
(セクハラを受けている方が会社をやめさせられそう、など)


<カテゴリ>セクハラと解雇=社会、経済(雇用)の問題

<方向性>たとえばAさんが困っている
⇒報道によってAさんの問題が解決する方向に向かいたい


(2)事件報道を通して精神障害に対する偏見をなくしたい

<カテゴリ>精神障害=社会、医療の問題

<方向性>
たとえばAさんが困っている→Bさんはじめ周囲の理解が得られない
⇒報道によってBさんの問題が解決し、結果としてAさんが少しラクになる?


たった3行の書き込みに揚げ足を取るような印象を持ったらごめんなさい。
でも「たった3行」だからこそ、あなたの考える全てが出ているべきです。
エントリーシートであれば、そう分量は変わりませんからね。

カウンセラーも記者も、実は「人を助けたい」という目的は同じです。
しかし仕事のカテゴリや方向性には、大きな違いがあるはずです。
(1)と(2)の違いにもう少し意識を向けながら
「自分が記者だったらやりたいこと」を具体化&絞り込みしてはいかがでしょうか?

上手くできれば
“お門違い”というコンプレックス的な負い目を抱く必要は少なくなるのでは?
と思いますよ。

※よろしければ「情報を扱った経験」を大切にしよう
というエントリもお読みください。


あと筆記試験は新聞を読むのが一番でしょうか‥?
新聞社とnhkを受ける予定なのですが‥。
すでにエントリがあったらすいません‥。



新聞も大事だと思いますが、
基本的に「その日の出来事」が中心に書かれているメディアです。
なので新聞だけでここ2~3年、ここ10年の流れを全て掴むことは難しいでしょう。

新聞も読みつつ、ネットや書籍で「あるカテゴリのまとめ」をすることをオススメします。
たとえば「年金制度」「株価変動」「温室効果ガス排出」などのテーマは
毎年ホットなキーワードが変わっていますが、本質を掴むには
5~10年くらいの動きを大局的に抑えておく必要があります。


就職活動、頑張ってください!
【2009/02/12 22:41】 | 求められる人材像とは | トラックバック(0) | コメント(1) 
tags:【志望動機】

地方局からキー局への転職(転籍)や異動は?

地方局から、キー局(系列局)へ異動したり、
引き抜かれたり、転職したり、ということはありますか?


ないと思います。

ちゃんちゃん。


・・・という気分で、今までエントリにすらしていなかったのですが
よくよく考えると、メールやコメントで何度もいただいた質問。
おそらく「迷信」や「混乱」のようなものが根付いているのでしょう。



まずNHKと民放を分けて考えましょう。

NHKは全国組織です。
なので地方勤務していた人が東京で働くこともあります。(逆もあります)

私が出会ったNHKの方の実話。

●田舎の記者クラブで淡々と仕事していた方が
国際部に異動になって、海外で大きなニュース取材してました。
●逆に「東京でプロ野球の番記者だったんだぜ」という方が
田舎に転勤してきて、高校野球の現場で大きな顔してウザかったです。

NHKの中には「エリア採用枠」の方もいます。
その名の通り、採用されたエリアだけで勤務する契約です。
この方々を除いては、
10年で3回くらい全国を異動してるというのがNHKの印象です。


一方、民放は全国100局以上ありますが、すべて別々の会社です。
ただニュースのやりとりで協力する関係が
NNN、ANN、JNN、FNNなどの「系列」です。
(※テレ東を除外しているのは、若干性格が違うから・・・)

最近はニュースだけでなく、制作系の番組や
大規模なスポーツ中継、特番などで人的交流はありますが、
「地方局からキー局への転身」は、ほとんど無いと思ってよいでしょう。


例えば、ある地方局で
「すごく良い仕事をする」人物がいたとします。
もし同じ系列の他社が
「この人材を欲しい」と引き抜くようなことがあればどうなるでしょうか?

狭い世界ですから、人の獲り合いになるでしょう。
お互いの局の機密事項やセキュリティはずたずたです。
転職が重なれば給与体系もいびつになってしまいます。
何より互いの心象が良くありません。

ただ、上司に黙って本人がこっそり転職活動をして、
同系列あるいは別系列の局に転職することは往々にしてあります。
私の知っている人もたくさん他社に移ってゆきましたが、
その際は、本人の行動・実力、何よりも
タイミングや人の「運」が必要だと思います。



・・・いずれにせよ、キー局への転職をアテにして
地方局を選ぶのは「本末転倒」という気がしません?
【2009/02/13 22:30】 | 放送局の気になる実態 | トラックバック(0) | コメント(1) 
tags:【体験談】

目からウロコの「アイデア」論。
He said that "ideas" are something which solves multiple issues at once.


最近、頭の中でなんか引っかかってるこの言葉。

どこからリンクを拾ってきたか忘れましたが、
ほぼ日で今をときめく任天堂の岩田社長と糸井さんが対談してる
ちょっと古めの記事を見つけたのです。

任天堂の岩田社長が遊びに来たので
みんなでご飯を食べながら話を聞いたのだ。
(ほぼ日)
http://www.1101.com/iwata/index.html

(第1回から引用)
糸井:複数の問題を解決させるんじゃなくて、一個だけ解決していいんだったら、それは、簡単なんですよね。

岩田:簡単です。

糸井: (隣の席の佐藤と向かいの席の永田を指しながら)つまり、佐藤くんの命が危ないというときにさ、代わりに永田くんが死んじゃうような方法ならわりと簡単に思いつけるんですよ。余裕のある企業や組織ほど、そういう解決法を選んでしまってダメになるんです。一個ずつは解決できるっていうときに、しらみつぶしに解決しちゃうんですよ。まず、佐藤くんを助けて、「あ、永田くんが危ない」というので今度は永田くんを助けてっていうふうに‥‥。

岩田:無限に手間とエネルギーをかけちゃうんです。

糸井:そうなんですよね。

岩田:「多かったら少なくしよう」「足りなかったら増やそう」というふうに、いま起こってる事象をそのまましらみつぶしに解決していくのは、誰でもできることだし、工夫もいらない。

 たとえば、ある料理店で、お客さんが出てきた料理について「多い」と言ってる。そのときに、「多い」と言ってる人は、なぜ「多い」と言ってるのか。その根っこにあるものは、じつは「多い」ことが問題じゃなくて、「まずい」ことが問題だったりするんです。

一同:あーーー。

岩田:だから、本当はたいして多くもないのに、「多い」って言われた問題だけを見て、「まずい」ことに目を向けられなかったら、量を少なくしたところで解決にはならないんです。本当の問題が「まずい」ことだとしたら、「まずい」ことを直さないと、「多いから少なくしました」というのは、一見解決してるようで、じつはなにも解決してない。



冒頭の言葉は、スーパーマリオを生み出した宮本茂さんが発した
「アイデアというのは、いくつもの課題を一気に解決するものだ」
という言葉を英訳したものです。
※なぜ英訳かと言いますと、この対談はすべて(なぜか)英訳されていて
私は今、通勤電車の中で1日1節ずつこの対談を英語で読んでるからなのですが。


「いくつもの課題を一気に解決できる、たった1つのアイデア」
と言葉で書くだけでなるほどとは思うのですが、それよりも痛かったのは
糸井さんが指摘してる
「Aが危ないと思ったらBを犠牲にしてAを助けて、その後“Bが大変だ”って・・・」
という大企業の体質。

全くもっておっしゃる通り。
身につまされます。


この文章を読んだのが1週間前なのですが、
ずーっと引っかかってるんですよね。
自分が今まで「アイデア」と読んできた物たちの
いったい何割がこの要件を満たしているんだろうか?って。

もしかしたら。
すごく「アイデア不足」な人間なのかしら?私ってば・・・。
【2009/02/14 20:58】 | 元記者の日記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【名言】

ユーザータグで「関連エントリ」を自動生成したかったのですが・・・
久しぶりに時間のある週末。


よくエントリの後ろに

「この記事に関連したエントリ」

というリスト表示がありますよね。
これを出したくって、去年2月くらいにブログを改装したときに
手作業で最初の60本くらいの記事には、関連エントリをつけました。

ただ、かなり手間が掛かったので、その後は付けていません。
何とか「自動生成をしたい」と
ずっと前からブックマークしていた方法を試してみることにしました。


これは便利!な 「FC2ブログで関連エントリーリスト」を試す(後編)
WebとPCのメモ帳
http://128bit.blog41.fc2.com/blog-entry-24.html

リンク先に無償のソースが公開されていて、それを貼り付けるだけ。
ただし「ユーザータグ」というFC2独自のタグを整理する必要があるよ。


という内容でしたので、特に深く考えずにせっせと
今まで適当につけていたユーザータグを全部削除!
書いた内容を1つ1つ思い出しながら
20種類ほどのユーザータグに整理しなおす。
(ここまで苦節○時間)


・・・で、ソースをテンプレートに貼り付けて
ワクワクしてブログを確認すると、

表示されない。
○| ̄|_


まあ、無償提供の技術ですからね。
仕方ありません。

★リンク先の記事やトラックバックから推測するに、
公開されていたソースコードの内容は
「ユーザータグを公開者のサーバにデータとして送信し
公開者側でCGIを動かし、エントリリストを生成する」というもので
何がしかの理由で停止しているのでしょうね。


でも、せっかく整理したユーザータグがもったいないので
左メニューに出してみました。

あと、もうひとつ「amazon」の商品リンクも入れてみました。
書籍を画像つきで紹介できる、こんなやつです。


【2009/02/15 21:19】 | ます☆ぶろ研究室    (マスコミ・ウェブ論考) | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【ブログ】 【おすすめの本】

中川財務相の失態はリスク管理に原因がある
最近つくづく思うことがあります。

与党も野党もマスコミも
「国民の政治に対する期待を高め、失望を減らす」
という同じ目的意識を共有すべきです!

<正しい・正しくない><ふさわしい・ふさわしくない>

こういった価値観や「べき論」の争いレベルから脱却して
本当に今、危機を迎えている(と思われる)日本と世界に対して
自分たちはどんな優先順位で何をすべきか?どう情報を発すべきか?
真剣に考えてもらわないと困ります。

その上で必要なら選挙で国民に信を問えばいい。
必要なら議論を引き伸ばして、大いに意見を戦わせればいい。
さらに必要なら、メディアが評価するか咎めるかすればいい。
強くそう思うのです。


中川財務相:かぜ薬が原因、飲酒を否定…官房長官(毎日.jp)
http://mainichi.jp/select/today/news/20090216k0000e010049000c.html

 河村建夫官房長官は16日午前の記者会見で、ローマで行なわれた先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)終了後の記者会見で、中川昭一財務・金融担当相が時折、ろれつの回らない口調でやりとりしたことについて、「酒が原因ではない。かぜをひき、かぜ薬を多めにのんだのが原因」と説明した。

 飲酒が原因ではないかとの記者団の質問には、「昼食にワインが出たようなので、手付かずだったわけではないと思う。たしなむ程度のことはあっただろうが、深酒はしていない」と強調した。

 河村氏は16日朝、中川氏から電話で事情を聴き、「自己管理に務めるように」と注意した。

 中川氏は先月の衆院本会議で行なった財政演説で26カ所を読み間違え、議事録を訂正。この際も「飲酒が原因ではないか」と指摘されたが、政府高官は「腰痛の薬が原因だろう」と説明していた。


この記事を読むまでは、テレビのニュースしか見ていなかったので
「よく分からんけど、しょうがねえなあ・・・何なんだろ?麻生政権って」
と呆れるだけだったんですが、

中川さんには前歴がある

と分かって、ちょっと調べてみました。

中川昭一財務大臣の酒癖 - 教えて!goo
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4377335.html


本文引用は避けますが、まあ酷い・・・。
さらに。

中川昭一 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B7%9D%E6%98%AD%E4%B8%80
(引用)
自他ともに認める大の酒好きであり、事あるごとに禁酒宣言をしているが、なかなか長続きしない。2000年の総選挙の際、選挙事務所で酔った姿が全国に放映された。当選直後、ダルマに目を入れる際には酔っ払っていた事と墨の量も考えずに行った為に黒い涙の様になってしまった程である。ネット上では、中川秀直と区別するため、昭一を「中川(酒)」、愛人スキャンダルのあった秀直を「中川(女)」と表記することが多い。


まあ99%、中川財務相は「酒に酔っていた」のでしょう。

で、今後の予言。

おそらく
「中川さん、真相は?」
→「いや酒のせいでは」
 →証言・検証が出回る
  →本人認める「酒飲みました」
   →「辞任すべきだ!」
という一連の流れになるでしょう。(何日か何週間かは知らないけど)


でも今のうちに断言します。
これは中川さん個人の問題ではありません!



この人は「酒をやめたくてもやめられない」
「ものすごく大事な公務だと分かっていても酒で体調を崩してしまう」
つまり、病気と同じだと思うんです。


企業で「リスク管理」を少しでもかじった人なら分かると思いますが、
基本的にリスクというのはいつも存在します。消すことはできません。

1)まずリスクを認識する
2)被害規模、発生頻度などを総合的に評価する
3)リスクを軽減するための策を検討する
4)全体のバランスと優先順位をつけながら対策を実施する
5)実施後、あらためて評価する
6)評価をもとに、さらに良いリスク軽減策を検討する


これを繰り返しながら、良好な状態に近づけるよう努力するのが
本当のリスク管理だと私は理解しています。


まず、中川さんには前歴があった。
この時点で、リスクがある程度把握できたわけです。
(彼の政治家としての能力云々、とは別の次元ですよ)

つまり、この人は一種の病気なんだと。

じゃあどの程度の頻度で深酒をするのか?
どんな条件で何をどれくらい飲むと人前に出せないほど泥酔するのか?
ふるうのは暴言か、暴力か?そもそも、そんなに酒を飲む理由は?

こういった評価をもとに、対策を検討すべきだったのです。
少なくともこの人を大臣(しかも重要ポスト)に配置した以上、
政府は彼を守るべきだったと私は思います。

具体的には
□酒を飲まずにすむようなカウンセリングの実施
□海外への医師の同行
□深酒をしてしまった場合のメディア回避方法検討
□周囲の補佐者への周知


これを実施することで
年間どれくらいの手間と予算が必要かは分からないですが
政府予算なら数百万~数千万をかけてでも
彼を守る必要はあったでしょう。国の威信もありますから。

与党にも同様の責任が問われます。
彼が禁酒宣言をしてもやめられない、ということを重く見て
相談に乗ったり、上手く導いたりできる同僚・先輩はいなかったのか?
少なくとも、先月の衆院本会議で失態を晒してしまった時に
何がしかのアクションを検討すべきだったのではないかと思います。

また側近の方。
「これはまずい(汗)」と思ったら、会見に出ないのも1つの手でしたよね。
白川総裁が代行で出て
「大臣は体調を崩しておりまして・・・」と説明すれば
少なくとも今回ほどの責めを受けることは無かったでしょうよ。

さらに野党&メディア。
もちろん政府与党の責任追及は大切でしょう。
おそらくまた「任命責任」云々で麻生さんも責められるでしょう。
しかし、それだけで終わらせてはいけないと思うんです。
みんなで1つの良い方向を導き出すことが「本当にやるべきこと」で
誰かを咎めたり批判するだけでは、何の価値も生まれません。

長々と書きましたが、今回の事件はけっこう重い
「日本政治の課題」を浮き彫りにしているような気がします。
私たちも真剣に考えなければ。
【2009/02/16 22:00】 | 元記者のニュース解説 | トラックバック(1) | コメント(2) 
tags:【ニュース】

中川財務相問題~「手放しの批判」は、もう止めよう。
ここまでスピーディに「辞任表明」とは。

まったくもって違和感しか覚えません。

「私自身のけじめ」 中川財務相一問一答(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090217/fnc0902171328006-n1.htm

 「昨晩と今朝、病院に行って診てもらいまして、かなり腰やあるいは、風邪、疲労がたまっているという診断を受けた。現在、国会に置いて、二次補正予算、関連法案、平成21年度予算、関連法案の審議の大詰めを迎えているが、私としては、この仕事に全力をあげて取り組むとともに、この予算、予算関連法案が衆議院で通過をしたならば、私自身のけじめとして、ただちに辞表を提出したいというふうに考えております。重ねて総理、あるいは国民の皆様、関係各位に多大なご迷惑をおかけしたこと、おわびを申し上げる」

--直ちに辞任する考えは

 「やはり、自分の与えられた仕事の緊急の課題を全うするということも大事だと考えて、こういう決意をした」

--自分の健康管理ができない大臣が予算審議できるのかと野党からはやめてほしいという考えが出ている。

 「予算審議に全力を尽くして体をはって、この問題に取り組んでいきたい」

--予算と関連法案が通ったあとに辞任するのか。意志は官房長官、首相に伝えたか

 「予算、関連法案の衆議院の通過に全力を尽くすということ。それから総理、国対委員長には私の意志を伝えて、全力を尽くしてやれということでした」



・・・何か違うんだよなぁ。


政府・自民党は、あからさまに

「補正予算と21年度予算を通すためには
辞任表明でも何でもやって、とにかく事態と世論を沈静化させたい」


ただこの1点で、人事を動かしているのでしょう。

でも皆さん。
よくよく思い返してください。


中川財務相が記者会見で失態を演じてしまったのは

「G7」
先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議。


世界的な経済危機に対し、
各国がむやみに自国の経済を囲う「保護主義」を排除し、
財政金融政策をフル稼働して、
足並み揃えてこの難局を乗り越えよう!
という国際的な約束が交わされた場所です。

日本は世界第2位の経済大国です。
ところが。

「財務相」・・・泥酔疑惑で、帰国後2日で辞任表明
「日銀総裁」・・・与野党の対立で空席が続き、
           しかたなく総裁代行から繰り上がり


世界はこんな日本を
どれだけ冷ややかに見ているのでしょう?
どれだけ信用してくれるのでしょうか?


・・・想像するだけで悲しくなります。

ただ大臣の首をすげ替えるだけでよいのか?
ただ「総理の任命責任」を追及するだけでよいのか?
私たちは辞意表明だけですべてを忘れ去ってもよいのか?


政府も与党も、野党もメディアも、そして国民も、
「日本を良くするため」に大切なことを1つ1つ丁寧に考えて
じょうずに歩みを進めていきませんか?

目先だけを見る「手放しの批判」は
もう今日でおしまいにしましょうよ。



****************************

最近、自分のブログに政治の話題が増えたことに気づきます。

と同時に、

自分が心のどこかで「政治」に対する期待を捨てきれず、
この混迷の時代を何とかして欲しいと切望していることにも気づきます。

日本の政治家がみんなダメだとは思っていませんよ。

地盤や看板に頼らず、地道に勉強して、アイデアを練って
毎日駆けずり回っている人たちもいるはずです。
この「愛国者」たちに、もっとチャンスを与えてください。
お願いします。


<追記>
けっきょく「辞任」でしたね。
・・・
【2009/02/17 21:25】 | 元記者のニュース解説 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【ニュース】 【つぶやき】

中山功太の修正力に拍手!
昨日おとといと熱く書きすぎたので、きょうは楽しいお話。

「R-1ぐらんぷり2009」
見ました?

いや~素晴らしかったですね。
10人が10人とも自分の能力と個性をフルに発揮して
すばらしい笑いを提供してくれました。

個人的な感想をいくつか。

●バカリズムとCOWCOW山田よしの2人をもって
「フリップ芸」は1つの極地を見たといっても過言ではないでしょうね。
独創性ではバカリズムに軍配ですが、さんざん「持つ」にこだわってた先生が
「テストに出るわけねえだろ」とキレて終わったオチが残念。

●サイクロンZのネタは今まで見たことがなかったのですが、
登場してすぐにあれこれ説明するのではなく
まず1つネタをふって、観客にさんざん「?」を溜め込んでから
とりあえず踊る。その後の
「・・・だいたいシステム分かっただろ」のフォローに高い技術を感じました。

●中山功太は去年の「対義語」も
個人的には大爆笑のネタだったのですが
ネットで「フリップ後のあれこれ説明するのがつまらん」みたいな評判でした。
今年は見事に修正してきました。シンプル・イズ・ベストということでしょう。

あの「時報に合わせてオチを言う」のって、簡単そうな仕掛けに見えるけど
よっぽど自分のネタに自信がある人しかできませんよね。
素晴らしかったです。
拍手!


◆対義語のネタ


◆昨日の時報ネタ


※消えてしまったらゴメンナサイ。
【2009/02/18 20:39】 | 元記者の日記 | トラックバック(6) | コメント(0) 
tags:【動画】

名将に「自分の限界と人生の意義」の相関性を学ぶ
先日書いた受験生のお話のつづきです。

   ◆大学受験の小論文は「論理構成力」に尽きる
   http://anaguma1.blog98.fc2.com/blog-entry-288.html


3回ほどの指導で小論文はどうにか形になってきました。
・・・まずはひと安心。

来週の今ごろ彼は前期試験に臨むのですが、それはあくまでも練習。
本番は来年の春、難関医学部へのチャレンジです。
少なくとも現段階で、彼の得点は決して高くありません。
周囲の17-18歳と同じ方法を採用して、同じように努力していては
差を埋めるのに大変な時間と労力がかかるだろう
と思うのです。


つまり、何か「工夫」をするしかありません。


この年(33歳)で「受験勉強」というタスクについて
真剣に考えることになろうとは思ってもみませんでしたが、
要するに私の見立てでは

[1]学ぶべき知識の範囲の中で重要度の高いものを選びとる(情報選択)
[2]ただ公式化するのでなく、文脈をともなって理解する(読解)
[3]情報を脳に記憶させる+効率的に引き出せるよう訓練する(記憶処理)
[4]問題を読み、求めるテーマと必要な情報を記憶から引き出す(読解)
[5]ミスなく短時間で、正しい解を求め書き出す(スピード&正確性)

この5つが受験勉強に重要なプロセスです。
[1]-[3]は事前学習、[3]-[5]は実戦(テスト)ですね。

彼の場合、それぞれの基礎能力は十分あると思います。
しかし、これまで各プロセスにかけた絶対的な時間、
つまり努力が足りない。特に[1][3][4]が少ないのです。
(諸事情で学校に行けない時期もあったとのこと)


そこへ

「睡眠時間を5時間に減らす」

というアイデアが出てきました。
彼の体を慮ると(どうかな?)と心配になる部分もあるのですが、
状況を打破するのに「爆発的な何か」が必要なのも事実です。

睡眠時間を減らせば、当然ながら
1日にできることの範囲が広がります。
ひいては「自分の限界点」を広げることにもつながるでしょう。
ただ「やりすぎ」は禁物です。
睡眠を2割削っても、脳の回転が2割落ちるのでは意味がありません。


・・・ふと、イビチャ・オシムのことを思い出しました。

日が暮れるまでグラウンドにいて、
夜はヨーロッパのサッカー中継を研究して、
ちょっと寝たら、また朝が来て。
24時間サッカーのことを考え続けていた監督です。

ジェフの監督になった時、彼は就任の挨拶もなしに
初日から選手をひたすら走らせる過酷なメニューを与え
気が付けばチームは強くなっていたという話があります。

「限界を作るな。走れ」

とにかくタフでストイック。
それでいて叡智に富んだオシムの生き方は
私に衝撃を与えたのでした。

『オシムの言葉』(木村元彦著/集英社)より引用

2004年8月1日対レアル・マドリード戦後
「レアルと違い、ジェフは今いる選手で戦っていかなければならない。人生もそう。自分たちが歩むべき道を探していかなければならないのだ。日常生活の中で、平坦な道のりはない。上に上がってゆくには何らかの危険を冒し、何かを犠牲にしなければならないのだ」
(P148より抜粋)

「守るのは簡単ですよ。作り上げることより崩すことは簡単なんです。家を建てるのは難しいが、崩すのは一瞬。サッカーもそうでしょう。攻撃的ないいサッカーをしようとする。それはいい家を建てようとする意味。ただ、それを壊すのは簡単です。戦術的なファウルをしたり、引いて守ったりして、相手のいいプレーをブチ壊せばいい。作り上げる、つまり攻めることは難しい。でもね、作り上げることのほうがいい人生でしょう。そう思いませんか?」
(P200より抜粋)



得るものがあれば失うものもあるかもしれない。

とにもかくにも、17歳の若者は
自分の限界を広げることに決めたようです。

私はどうなんだろう?
「オシムの言葉」を読みながら考え込む夜。


【2009/02/19 22:45】 | 元記者の日記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【おすすめの本】 【名言】

「築地でランチ」などという行為に憧れてみる
朝イチから東京(日帰り)でした。


午後からの打ち合わせに移動する途中、
何とか途中下車して

「美味しかったよぉ~ (^_^) 」 

というレポートをする予定だったのですが・・・。


八千代(築地市場) [食べログ]
http://r.tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13002386/

もしくは

洋食たけだ(築地市場)
http://www.tsukijinet.com/tsukiji/kanren/takeda/

hoho.jpg


今回はまったく余裕がなく断念。

リベンジへの「備忘録」ということで、
マグロのほほ肉おいときます。
【2009/02/20 23:20】 | 元記者の日記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【つぶやき】 【写真】

受験勉強
PRプランナー」の受験票が届きました。

試験まで2週間。

受けるからには万全の準備で臨みたいので、
しばらくは勉強に時間を割こうと思います。


・・・ときどきはブログも更新しますので、
質問などがあれば、今までどおりお気軽に。


<業務連絡>
2月20日に質問をいただいた方へ。
すみませんが、こちらをご確認ください。
http://anaguma1.blog98.fc2.com/blog-entry-289.html#comment84



【2009/02/23 21:05】 | 元記者の日記 | トラックバック(0) | コメント(1) 
tags:

◆業務連絡◆[SECRET]モードでコメントする際の注意点
業務連絡です。

コメント欄にて、質問をいくつかいただいてます。
エントリーシートの添削希望で

「管理者にだけ表示を許可する」という

SECRETモードを使う方は、必ず公開/非公開の希望と
連絡先(メールアドレス)を明記いただくようお願い致します。



comment.jpg


下記の2件のコメントをいただいた方、
どうお返事すれば良いか、わたし困っております。

(名前は一部伏せ字にしてます)

★2/25 01:38に
「エントリーシートの添削をお願いできますか?」
と質問いただいたhi*oさん
http://anaguma1.blog98.fc2.com/blog-entry-300.html#comment85
※ご希望は了解しましたので、続きをどうぞ。

★2/20 13:37に
「自己PRを添削して下さい」
と書き込みいただいた立○翔さん
http://anaguma1.blog98.fc2.com/blog-entry-289.html#comment81
※こちらはすでにお返事書き上げているのですが・・・

もう1度コメント欄に、メールアドレスを記入いただくか
公開でお返事してもOKか、どちらか教えて下さいませ。

以上、あなぐまからのお願いでした。
【2009/02/25 07:33】 | 【受付中!】就職質問箱 | トラックバック(0) | コメント(5) 
tags:

『スラムドッグ$ミリオネア』の原作を買う。
アカデミー賞8部門受賞作。


映画『スラムドッグ$ミリオネア』公式サイト
http://slumdog.gyao.jp/

あらすじ(eiga.comより転載)
 インド、ムンバイのスラム街で生まれ育った無学の少年ジャミールは、クイズ番組「クイズ$ミリオネア」で最終問題までたどり着き、一夜にして億万長者のチャンスをつかむが、不正を疑われてしまい…。インドの外交官ビカス・スワラップが執筆した小説を、「フル・モンティ」のサイモン・ボーフォイが脚色。「トレインスポッティング」のダニー・ボイル監督が全編インドで撮影した、スラム育ちの少年の人生を描いたドラマ。第81回アカデミー賞で作品賞、監督賞ほか8部門を受賞した。


公式サイトやテレビの予告編から簡単に紹介しますと

○スラムドッグ(スラムの負け犬)と呼ばれる無学の主人公が、正解を連発
○最終問題を前に警察を呼ばれてしまい、不正を疑われ拷問を受ける
○そこで明かされる真実。クイズの正解は、
  「スラム街で生き抜いてきた少年の壮絶な生涯」と大きく関係している
○「運じゃない、運命なんだ」というキャッチコピーが印象的

制作費はハリウッド大作の10分の1、出演者も大半がインドの俳優で
アカデミー賞8冠に輝いたとのこと。
テレビであらすじだけ見たのですが、非常に興味深い内容で
4月の日本公開が待ちきれない感じです。


あまりに待ちきれないので、会社帰りに原作となった
『ぼくと1ルピーの神様』を購入。

・・・あ、勉強しなきゃ。

【2009/02/27 22:33】 | 元記者の日記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【おすすめの本】

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