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無名の芸人がステージで爆笑を取れる理由
お笑い番組が好きで、よく視聴しています。
そして私は芸人さんを尊敬しています。

「人を笑わせる」というのはとても難しく、
ただ顔が面白い、発想が面白い、というだけではうまくいきません。
言葉のチョイス、強弱、ニュアンス、タイミング、観衆の空気、身体表現
あらゆる「コミュニケーション術」を駆使し、試行錯誤を重ねた先に
初めて笑いが生まれるはずだ
、と考えているからです。
この技術は、他のさまざまな場面でも応用の効くものだと思います。


先日、地元の小さなイベントでのお話。
舞台は、夜桜のきれいな「道の駅」の芝生広場。
幅30m以上はあろうかという大きめのステージと
その前に広がる100以上のバーベキューセット。
そこにお年寄りから小学生までが集まり、ガヤガヤと焼肉を食べています。

私もビールを飲みながら、家族とのおしゃべりに夢中で
ステージで踊る地元のご婦人のフラメンコなどそっちのけ。
周囲の家族連れもほとんどがステージを見ていませんでした。

そこにアナウンスの声。

「次はモノマネ芸人さんによる抱腹絶倒のステージです!」

冷静に分析すると、大スベりしそうな雰囲気。
ところが登場した芸人さんは驚くべき技術で、その空気を変えたのです。


まず、暗転のステージに響く「前説」の声。

「・・・なお、ビデオカメラ・デジタルカメラ・テープレコーダーによる撮影は
肖像権の問題があるため、固くお断りしております。
おりますが、・・・今日は特別に許可。させていただきます。
ビデオをお持ちの方、電源入れてください。写メール、どんどん撮って下さい」

文字にすると非常に伝わりづらいのですが、彼はまず
ザワザワとした空気の中で、何度もセリフを入れ替え、繰り返しながら
「カメラ撮影」の5文字を刷り込むよう執心していたように感じました。

そしてステージ開始。
流れるのはアリスの「チャンピオン」。
登場したのはこの方。


私もこの日、初めて知った「ダンシング谷村」さん。
動画を見てもらえれば分かりますが、谷村信司の歌で年配層にウケつつ
「コミカルな動き」という新しい要素を取り入れることで若年層の心もつかんでいます。

一番驚いたのは、10分で3曲を歌うのですが
そのほとんどをステージではなく、私たちの目の前、芝生の上で繰り広げていた
ことです。
そして観客にさんざん刷り込んだ「カメラ撮影」というアクションを観客に起こさせることで
熱気をどんどんエスカレートさせてゆきます。

dancing.jpg

だってこの顔で目の前に来るんですよ。
最初は遠慮していたお客さんも、アオられてつい写真を撮ってしまう。
そのうち、歌う彼の周囲を何十人もの人が取り囲んでいるのが常態に。
さらに悪ノリしてズラを触ろうとする酔っ払いのおじさんまで現れるのですが、
お客さんの気を害さず、でも自分の芸も見せつつ、非常に上手くあしらってしまう。

この人の芸はかなりスゴイ。

そう感じました。

家に戻って調べると、彼はものまねタレント事務所の社長をしているそうです。
郷ひろみのものまねに至っては「似てない」という前フリをさんざんした上で
それさえも笑いに変えてしまいました。さすがですね。
もう1人の「しのぶちゃん」という芸人さんの倖田來未のものまねも上手かったし
彼女も若いのに客あしらいに慣れている。素晴らしいです。

さらにこの「客いじりスタイル」を支えているのは、ステージスタッフ。
普通はマイクの音量が不安定になったり、マイクケーブルが邪魔になったり
ライトが追いつかなくなったりする
のですが、この日のスタッフは完璧。
程よいボリュームとマイクフォローで、縦横無尽に動き回る芸人をサポートします。

このあたりはテレビ番組の制作に通ずるものがあります。
演者の才能・アイデア・努力とスタッフのサポートがうまくコラボレートした時、
はじめて「エンターテイメント」が生まれる。

そんなことを再認識した春の夜でした。

妻の両親もおばあちゃんも非常に喜んでいたし、地元の子どもたちも楽しそうだった。
また見たいなあ・・・。
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【2008/04/08 20:54】 | ます☆ぶろ研究室    (マスコミ・ウェブ論考) | トラックバック(0) | コメント(0) 
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