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メディア研究所説④すべての“職業記者”に希望を
職業記者 とは「職業軍人」になぞらえた私の造語です。

糧を得る手段として記者の仕事をしている、という堕落的意味もあれば
大学を出たばかりの若者がテレビ局、あるいは新聞社に入り
組織に所属しているだけで「ジャーナリスト」として次第に見なされてゆくので
こう呼ぶ方がふさわしいのではないか・・・?という提案的意味もあります。


ジャーナルは「日々をつむぐ」こと。
ある事象を丹念に取材し、より詳細な記述をほどこしながら
歴史的事実や科学的視点、時に人道や哲学的視点も加え
「この事象はこう解釈すべきだ」「我々はこう生きるべきだ」と
社会に投げかけ、そして世の中を良くしてゆく―。

理想論を語るならこうなるでしょう。
しかし、現実は決して甘くはない・・・。

社会のことも自分のことも深く理解し得ない22、3歳の若者が
たった数週間の研修で現場に飛び出してゆきます。
ひとたびデビューすれば「自分を磨く」など夢のまた夢。
1本のニュースに2~3時間の猶予しか与えられず、
24時間、何が起こるかわからない緊張感の中
右から左に1つ1つ、出来事を「さばく」ことに窮々とし続けます。

私は決して自分から「ジャーナリスト」などと名乗れなかった。
だからこそ「職業記者」という言葉を見つけたのです。

しかし、悪い話ばかりではありません。
世の中のことを分からないからこそ、分からないなりに精一杯
「なるべく早く」「なるべく正確に」「なるべく深く」
情報を切り取り、整理し、提示したいと毎日、命を削っています。

同世代の若者が8~10時間の労働時間で苦労している、と嘆くなら
彼らは14~18時間、倍近い時間を日々「ニュース制作」に捧げています。

時には間違ったやり方をするかもしれない。
時にはとんでもない迷惑を誰かにかけるかもしれない。
その際には真摯に対応すべきであって、決して
「自分はジャーナリストであり世論形成を担っているのだ」
などと勘違いし、無自覚に記事を出してはいけないのです。

その一方で(努力の甲斐もなく)
ジャーナリズムの方向性自体も変わっていると書きました。
「お上を変える」から「ニュースという娯楽を提供する」
という役割へとシフトしているのです。
高い理念よりも単なるコンテンツプロバイダとして
日々を送るというのは、記者にとっては若干むなしいものです。

今わたしが作っているWeb社内報も同様ですが
「何のために記事を書くのか?」「なんの役に立つのか?」
そんなことで悩んでいる記者が、実は多いのではないかと危惧するのです。

で最近、自分自身に言い聞かせていること。

事実を拾い集め、文章をつむいで、大衆に発信する。
受け取った人がもしかしたら自分自身で何かを考え、
何か行動を起こすかもしれない。
そんな淡い期待を胸に(あせらずくさらず)
できる限りの丁寧さで、毎日を人々に届けよう。


この淡い期待を職業記者たちが持ち続けていること。
そしてその淡い期待を1人でも多くの視聴者が受け取ってくれること。
これこそが、日本の新たな時代の
「ジャーナリズム」を生んでくれるのでは?ということで
一連のエントリはおしまい。
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【2008/04/17 20:25】 | ます☆ぶろ研究室    (マスコミ・ウェブ論考) | トラックバック(0) | コメント(0) 
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