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インタビューの必要性~センター試験の編集から
本日から大学入試センター試験。
受験生の皆様、お疲れ様です。
ところでお昼の全国ニュースを何気なく見ていたら、ちょっと驚くシーンが・・・。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

(スタジオ)大学入試センター試験が始まりました。

VTRスタート

(受験生インタビュー)
「今までやってきたことを精一杯だして・・・」
「緊張しています・・・」(いまにも泣き出しそうな声)

(原稿読み)
センター試験は、全国736の会場で午前9時半から一斉に始まりました。
会場では緊張の面持ちで受験生たちが・・・(以下つづく)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

さて、どこに驚いたのでしょうか?


答えは「女子高生のインタビュー」です。
しゃべっているうちに緊張感と思いがこみ上げてきて、いまにも泣き出しそうな彼女。
VTRでは、まわりの友達に「大丈夫だって!」と励まされるシーンまでフォローしていて
第1印象は「ずいぶん緊張する人もいるんだな」などと感じました。

・・・しばらくたってからです。
ふと心配になりました。

「彼女はあの後、冷静さを取り戻すことができたんだろうか?
本来の力を出すことができたんだろうか?」


そして自分の現役時代を思い出したのです。
センター試験の取材方法は、かなり「定型」です。
指定された大学に指定時間に行くと、取材対応してくださる大学の職員さんがいます。
彼の誘導で、指定された会場にそーっと行き、指定された時間(5~10分くらい)
問題用紙を配る様子や、受験生の肩越しの映像、鉛筆のアップ画などを撮ります。
時間が来たら退出。
あとは社に戻って、受験生数・交通情報などを確認しながら原稿を仕上げます。

ただし、これだけでは映像が足りません。
そこで少し早めに大学に行き、受験生が寒そうに会場へ向かう映像をおさえます。
おそらく冒頭のインタビューはこの時撮影したものだと思います。
しかし、現役当時の私は1度も受験生へのインタビューをしたことがありません。
「してはいけない」と教わったわけではなく「インタビューをしづらい雰囲気」だったからです。

一般の人はカメラを向けられるとものすごく緊張します。
街頭インタビューを1人撮ろうと思ったら、5人は断られる覚悟が必要なくらいです。
まして一生を決める(と少なくとも本人は思っているであろう)大学受験前に
インタビューをされて冷静さを取り戻すことができる受験生がいるでしょうか?
もし、彼・彼女が力を出せなかったら、記者は責任を取れますか?


もちろんインタビューを受けるのは自己責任です。
でも同じ自己責任なら、素朴な疑問として
「このニュースにそもそもインタビューは必要か?」
と、そんなことを思った土曜日の午後なのでした。
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【2008/01/19 18:56】 | 元記者のニュース解説 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【ニュース】

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