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マスコミは無条件に「陽のあたる場所」ではない
この2日、秋葉原の通り魔事件に関して書いた。
(正確に言えば、書かずにはいられなかったのだが)


ところで。


加藤容疑者が携帯サイトに
「夢は殺人をしてワイドショーの主役になること」
みたいなことを書き込んでいたと報じられていた。

・・・どうも誤解をされているようだ。
マスコミ志望者も含めて、敢えてこれだけは知って欲しい。


世の中には幸せな人も不幸せな人もいる。
これは致し方ない。
神様は決して公平だとはいえない。
私だって生い立ちを恨んだこともある。今でも悩みは尽きない。

たとえば家族に見放され、友人にも見放され
社会に適合できず、寂しくつらい思いをしている人がいる。
そんな時、テレビを見ると
「画面の向こう側にいる人たちは、きっと満たされているはず。
マスコミは幸せに満ちた、陽のあたる場所に違いない」

こう錯覚してしまうかもしれない。

私だってそう多くのマスコミ人を知っているわけではないが
仕事に明け暮れ、結婚もできず孤独なディレクターや
ストーカーに悩まされるアナウンサー、
多忙のあまり精神的に病んでしまった記者など、いろんな人がいた。

もちろん人がうらやむ職業ではある。
仕事は刺激的で、いろんな出会いもある。給料も高いかもしれない。
でも決してそこは、無条件に「陽のあたる場所」ではない
「華やかさ」だけでは片付けられない、大きな代償もあることを知って欲しい。

けっきょく画面の向こう側も、こちら側も変わらない。
同じように大変な生活があり、やっぱり誰しも悩みながら生きている。

転職して両方の世界を味わったからこそ、私はそう言える。

とはいえ、一部のマスコミ関係者が
世間からそのように思われているという事実にあまりにも無自覚
で、
時に高圧的、あるいは勘違いした行動を取りがちなのも確かだ。
「本当に自分たちは庶民の代表たり得ているか?」
と常に懐疑し、もっと謙虚な姿勢を持つべきだと思う。

恵まれた生活も結構だし、恵まれない暮らしも結構、
何事も結構という気持が大切だと思います
(松下幸之助の言葉)


「ないもの探し」
自分で自分を不幸と定義づけしてしまう前に
「あるもの探し」
あともう少しの勇気と積極性を持って、毎日を生き抜きましょうよ。
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【2008/06/10 20:00】 | 元記者のニュース解説 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】 【ニュース】 【志望動機】

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