|
油は高い。魚は安い。
私たちにどうしろというのか! 先日のニュースで報じられていた 青森かどこかの漁師さんの叫びです。 確かに悲痛です。 私も投機による原油高騰には憤りさえ覚えていますが、一方で 「一斉休漁以外に、方策はないものか?」と疑問も抱きます。 私の実家は「島」です。 父は船で商売(人を運ぶ海上タクシー)をしていましたが 諸事情により先日、船を売却しました。 今は雇われて、漁師をしています。 重油の高騰はとんでもない勢いです。 10年前の約4倍。 しかし海上タクシーの料金は、組合が定めた一律価格だったので もし商売を続けていたら、今ごろ「赤字の泥沼」でしょう・・・。 で、漁師になった父の話によると、 今は月に10日前後しか漁に出ていません。 原油高騰に加え、近海での魚の数が減っていて 「漁に出ても赤字」という状態になりかねないからです。 さて、冒頭の言葉を伝えたニュースでは その後こんな解説を加えていました。
もちろん、それなりに理屈は通っているのかもしれません。 しかし「一斉休漁」の根拠は、 国に支援をして欲しい! の1点張りで、ビジネスとしては根本的なことが欠けています。 「魚離れ」を食い止めることがまず先決だと思いませんか? たしかに消費社会は成熟して、人々の価格への要求はシビアです。 でもその一方、一連の偽装や諸問題を通して 「良い食べ物・安心できる食べ物はそれなりに高い」 ということを消費者は学びつつあります。 魚に好き嫌いはあるでしょうが、魅力的な食べ物です。 そもそも日本は島国で、海の恵みに支えられて生きてきました。 上手に「ブランドづけ」「美味しさのプロモーション」ができれば 悪循環は食い止められるはずなのです。 しかし昨今の魚プロモーションは 「さかなクン」にしろ、「おさかな天国」にしろ メディアが仕組んだ「ラッキーパンチ」的なネタに任せっぱなしの印象です。 一斉休漁を仕組んだ、漁連のエライ方々。 どうか、日本の美味しい魚が適正な価格で取引されるよう もっと積極的にブランディングや広報を学んでくれませんか? お米の人たちは頑張ってますよ。 |
|
|
|
| ホーム |
|

