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続・あなぐま就職自戦記[9]誰のための放送?
新入社員日記のつづき。

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その19「誰のための放送か」(2000年5月31日)

  ローカル局を見ている皆さんなら、次のような画面を見たことがありますよね。

レポーター「今日は○○市○○町にある××というお店におじゃましています。こちらは今日ご説明いただく店長の△△さんです。よろしくお願いします。ところで△△さん、こちらのお店ですが、本当にひろびろとして快適ですよね。」
店長「そうですね。」
レポーター「そして私の前には豪華な料理が並んでいるんですが、ほんとうにおいしそうですね。」
店長「そうですね。」(以下やりとり続く)
レポーター「このフェアは?月?日まで開催されていますので、皆さんぜひおこしください!」
(最後にフェア名・期間・地図・連絡先・交通手段などが流れる)

  この「一見すると視聴者のための生活情報だが、実は企業の告知である」という情報を「パブリシティ」といいます。Publicityという単語そのものが「宣伝・告知」という意味を持っていますが、テレビ局においては「自分の局のスポンサーに取材という形で訪問し、収録をして放送する」ことをそう呼ぶのです。

<<-ここは若干取り違えてますね。どんな経緯であれ「取材は取材」ですから・・・。
改めて「パブリシティ」とは取材相手を「ビジネスパートナー」として好意的に(粛々と)紹介することとでも定義しておきましょう。


  皆さんは上のようなやり取りを視聴者としてどのように受け止めていますか?私が学生時代、このような情報を見たとしたらおそらく「視聴者のためになっていない」という印象を抱いたことでしょう。つまり「おいしいお店特集」というコンセプトのもと、一定の基準にしたがって選択されたお店を紹介するのではなく、テレビ局と付き合いのあるお店を(視聴者が知りたいことではなく、企業が紹介したいことだけ)紹介しているという事が問題点といえるでしょう。

  しかし、こういう考え方もあります。まず、テレビという媒体は公共のものであり、ものすごく影響力が大きいのです。また偏った意見を放送することもできません。つまりテレビ局だけの価値基準で「この店はおいしい」「この店はおいしくない」という判断を下すことは良くないことなのです。これはテレビに限らず公共の情報は全てそうです。皆さんがお店を探す時に活用しているタウン誌でも、全ての店を(基本的には)おいしいと紹介しているはずです。

  またテレビ局は、視聴者には無料で放送し企業からの広告収入によって運営されています。たとえば県内の全ての飲食店を対象にしていても、全ての飲食店をこちらが把握することは非常に難しいといえます。そのなかでどのお店を紹介するのかと考えると、どうしても「自分たちに近い企業=スポンサーがらみ」ということになるでしょう。

  また私は以前、「テレビ局にいる人間は生活している人の情報、口コミ、街のうわさ、トレンドなどを常に敏感に感じて取材していくべきだ」などと考えていたのですが、実際に働いてみて感じるのは、我々が動ける時間、知り合える人の数には限りがあるということです。皆さんが朝学校や会社に行く途中で出会う人々すべてにいちいち挨拶をしないのと同じように、我々も人間ですからお付き合いのある人、良くしてもらっている人に放送枠を使ってほしいと思うのも仕方ありません。(と同時に「放送枠を使わせてくれ」という要望があるのも現実ですが。)

<<-「いやいや、それはおまえの努力不足だよ!」と9年前の私に告ぐ。

  視聴者のために放送局は存在するべきだ、と主張して就職活動をやってきたあなぐまですが、あらためてその難しさを感じている日々です。皆さんはどんな情報を知りたいですか?テレビに何を望みますか?

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新人が1度はぶち当たる「理想と現実のギャップ」というところでしょうか?

今でこそ「ホットペッパー」を初めとするフリーペーパーが全盛になり、
消費者の側も
「文字媒体・映像媒体で紹介されている飲食店は、
やはり話題になりやすいから取り上げられるのだろうけど、
裏でお金が動いてるんだよね、きっと。
でもいいのよ、美味しければ。要は情報と話題性が欲しいわけ♪」

という認識を持つようになりました。(と私は推測しています)

だからこそ、何でもやっていいのか?というと
決してそうではない訳で、
手放しで「美味しい!」と言える店でなければ
「ユニーク」「こだわり」「伝統の」「素材が珍しい」「エリアでは唯一」
「東京で流行している」「夫婦が頑張っている」「装飾がきれい」
など
さまざまな属性を付与して、ディレクターたちは工夫をしているのです。


続・あなぐま就職自戦記[10]1to1マーケティングを読む
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【2008/08/27 21:50】 | あなぐまの就職自戦記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

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