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続・あなぐま就職自戦記[終]初めてのスタジオ出演
ずっと引っ張っていた
「あなぐまの新入社員時代を振り返る企画」、ようやく終幕です!

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その35「手塩にかけて」(2000年9月3日)

 以前お話ししていた「介護保険のその後」という特集が、ようやく今週オンエアできそうです。とっかかりは「ニュースのその後」というテーマに取り組んでみたいな、というこだわりでした。

 報道というお仕事は基本的には、その日起きた出来事をニュース(新しいもの)として伝えます。ところが、たとえば介護保険。3月から4月にあれだけニュースを賑わせておきながら、庶民感情としては「そんなのがあったな、そう言えば」というテーマになってしまいましたね。簡単に言うと、介護保険の大事さをふたたび訴え、視聴者の注意を喚起するのが今回の特集の目的です。

 しかしまあ「約5分のVTRを作るために2週間もかかる」とは思っていませんでした。はじめは、ケアマネージャーのお仕事というテーマで、あまり知られることのない仕事の中身と大変さについて報告しようと取材を進めていたのですが、いろいろとお話を伺っているうちに「介護保険に大挙参入した民間事業者が苦しんでいる」という別の問題が浮かび上がってきました。数字のウラをとろうとあちこちに電話をかけ、データを探したのですが、いまいち決定的な数字を得ることができません。

 そこで民間、行政それぞれの問題認識とコメントを横並びに放送して、こういう事実があるということをまずは伝えよう!という方針に変更しました。原稿の構成を考え直すこと数回、各所への取材・インタビューにいくこと数回、さまざまな人のご協力を得て、どうにか必要な映像とコメントを集めることができました。

 これからの作業としては、最終的な原稿を作り直して、資料映像などをくわえての編集をして、音声・スーパーをつけて、スタジオ説明用のフリップを発注して、企画全体の構成も考えて原稿を作ります。「Qカット」というCMに入る前に5~6秒放送するVTRも必要です。ものづくりの大変さを身をもって知る私なのでありました。


その36「OA」(2000年9月12日)

 ついにやって来ました、この瞬間!今、私はスタジオでリハーサルを行っています。いつもはアナウンサーが座っているテーブル。そう。やっとのことで「介護保険の特集」をオンエアする時がやってきました。ミーティングで「何か特集のネタないか?」とデスク(ニュースの責任者)に尋ねられ、とっさに「介護保険のその後、みたいなのをやりたいんですが」と答えてから、あっという間の4週間でした。

 スタジオに入る前、2、3回いろんな人を前に「模擬しゃべり」をやってみたのですが、カツゼツが悪すぎる・・・。私は学生時代、塾講師をやっていたので、しゃべりにはそれなりに自信があったんですが、長すぎるブランク。「早口すぎる」「絶対真っ白になるから暗記しとけ」と、いろんな人に注意を受けました。

 そしてリハーサルがスタート。

 皆シーンとしている中で、カメラをしっかりと見据えながら、しゃべっているうちにだんだんと調子が出てきました。しかし「フリップの出し方とタイミング」がさっぱり分からない・・・(汗)あと、メインキャスターのT先輩(40歳)とあまりしゃべったことがないので妙な緊張感。ううむ、もっと仲良くしとくんだった・・・と嘆いても後の祭り。
 えーい!とりあえず覚えてることをしゃべってしまえ!

 と開き直って、リハーサルを終えてみると、本来7分で終わるコーナーが9分もかかってしまいました。いわゆるひとつの「押してます」って状態です。しかしながらディレクターは「しゃべりはあんなもんでOK。コーナー少し伸ばすから」と気遣ってくれました。ありがたい。

 すぐに裏に引っ込み、何度も何度も同じ「VTRフリ」を暗記。あー。カガミ見ると、顔が強張ってる私。

 そして本番前のCM1分30秒。あわただしく席に座ると、Tさんに「介護保険ってさあ・・・俺忘れちゃったんだけど、いつ始まったんだっけ?」などと世間話のように聞かれ「制度は4月1日ですけど、介護認定は去年の10月からですから、実質的にはもうすぐ1年ですね」。

 ・・・ん?何でそんなこと聞いたんだろ?資料に書いてるのに・・・

 と不思議に思っていると、「15秒前!」の声。いつもはこの座席の反対側のカメラの真下にしゃがんで、フロアディレクターとして自分が「15秒前!」と言ってるはずなのに・・・、うわあ、ついに出てんだなあ、テレビに・・・などと妙な感慨にふけってしまいました。

  モニターをじーっと見てるとキャスター2人が写る。おお・・・いよいよはじまり。Tさんは「介護保険が始まってから実質1年がたちました。ずいぶん皆さんの耳にも馴染んできたのではないですか?」と私が書いた前フリを勝手に修正している。さすが大先輩!!・・・いやいや感心してる場合じゃない。あなたの番ですよ。「今日はケアマネージャーの明暗、というテーマでお伝えします。あなぐま記者です。よろしくお願いします。」カメラ切り替わって、私のワンショット!

 うわ。写ってるよ。
 あなぐま記者さん。


 ・・・あとは真っ白で覚えてません。気がつくと、スタジオの外。編集も構成も手伝ってくれたカメラマンさんが「なかなか良かったよ」と褒めてくれて、ちょっと泣きそうになったのだけ覚えてます。

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無我夢中で喋ったVTR。
今でも実家にビデオが残っていますが、なんだか気恥ずかしくて見られません。
でも、あの日の記憶は決して忘れてはいけない、そして忘れられない、大切な1ページです。
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【2009/01/05 22:29】 | あなぐまの就職自戦記 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

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