「未曾有の危機」なぞと騒がれる毎日。
字義だけを追うと「曾祖父も経験したことのないような」危機。
・・・ん?
きっと先人たちは、毎日生き延びるのに精一杯で
基本的には平和で豊かな私たちの暮らしを見ると
さぞお嘆きあそばすのだろう。
どうも最近、とどのつまりは「人間の欲」で
今まで理性だ社会性だとこじつけながらごまかしてきた部分で
どう折り合いを付けていくの?と天に問われているような気がしてならない。
誰だって、隣の人よりちょっとだけ長生きしたいし、ちょっとだけ得をしたい。
どうせなら自分より貧しい人には目をつぶりたいし、不味いものは食べたくない。
ジンバブエの通貨危機のニュースを見て、驚いたり笑ったりする人がいるけど
当事者の気持ちになっている人は、たぶんほとんどいない。
かくいう私だって、そりゃあ頑張った分は報われたいと素直に感じるし、
欲を捨て切れるのか?と問われると、1度きりの人生だしなあ・・・と悩む。
寒風に咲き誇る梅の花。
その隣で、咲きそこなった蕾があったのかも?なんて考えてしまった1日。
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