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地方局における「オフレコ」の実態
ちょっと前になりますが
「政府高官がオフレコ発言で・・・」という話題がありました。
いつも読んでいるコラムの中で取り上げられていたので、
ちょっと引用させていただきます。

神谷町ではたらく広報マンの独白(22)オフレコについて考える
ネットPR.JP - netpr.jp -
http://netpr.jp/primer/003168.php

(抜粋)
 "オフレコ"という言葉を使うのは、ある事項を説明し、より正確な理解を促すため、書かれないことを前提に非公表の背景等を伝える時に使われる。

 "オフレコ"という言葉は、いうまでもまく"off the record"、すなわち"記録にとどめない"という意味である。記録がないと正確な記事を書くことができない、だからオフレコというのは、話を聞いても記事にはしないという、取材をする側とされる側の了解をさしている。両者の間で結ばれる報道協定の一種といってもよいだろう。

(中略)
 だから多数の報道関係者を前にしては、"オフレコ"は基本的に通用しないと考えていたほうがよい。このことは、企業の広報活動でも同じである。

 多数の報道関係者を前にした場で"オフレコ"を用いるのであれば、予想外な記事になることも想定した上で発言する覚悟が必要だろう。あるいは、オピニオンを誘導するため、時期や表現を曖昧にした記事として掲載を促すという企みがあるのならば、それなりの高度な計算が必要だ。



オフレコにはさまざまな形態があります。

たとえば「サツ担(警察記者クラブ担当)」の記者であれば
自分が狙いをつけた警察の偉い方の家に夜回りをします。
その方が「まだ書くなよ」というニュアンスで
明るみに出ていない捜査情報などを教えてくれることがあります。
これも言うならばオフレコ。
ただ、公務員に守秘義務が厳しく求められるご時世、
この「風習」も徐々に廃れつつあるのでは・・・?と個人的に感じます。

県政キャップ(県政治記者クラブのキャップ)だったころは
いろんな課に顔を出して、取材をします。
顔を覚えてもらって、頻繁に足を運ぶようになると
「こんな話題知ってますか?」みたいな感じで
まだ発表されていない/発表するほどでもない情報を
あれやこれやを教えてくれることもあります。
(・・・これもオフレコかというと、微妙か?)


経験者から言わせてもらえば
今回の事件のように
「政治家や側近たちが世論作りも視野に入れながら
記者に観測球を上げさせるために出す非公式コメント」
という狭義のオフレコ
は、ほぼ東京にしか存在しません。

しかし「公式発表(リリース/会見)以外の方法で出され、
かつ積極的な形で情報提供者が報道を望まない情報」を
広義のオフレコ
と呼ぶならば、あふれるほど機会があります。

いずれにせよ「情報=人」という価値観のもと
「情報を集めるには、とにかくキーマンに貼りつけ!」と行動していた
従来型の報道スタイルは、以下の理由で変化しつつあり、
オフレコもいまや「古きよきもの」になりつつあると思います。

1)情報の幅が広がり、1時間のニュース番組なり、40ページの新聞なりで
  すべての情報を網羅しきれなくなっている
2)情報提供者の幅が広がり、公の場で行われた行為は
  あらゆる人の手によって情報発信が可能となった(特にブログ)
3)情報発信者(つまり記者)のワークスタイルが変わり
  負荷も高くなっているため、時間をゆったりと使えない


特に3は大きな要因で、私もサツ担時代
着任当初は夜回りに時間を使うこともできましたが
徐々に自分の業務が多くなりすぎて、時間を割けなくなりました。

「夜回りどころではない。仕事が終わらないんだから」

そんな状況でした。
他社の記者さんが夜回りやっているよ、という話を聞くと
うらやましく思ったものでした。変な話ですが。
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【2009/03/23 22:46】 | 報道・制作の経験談 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

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