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報道の現場は怒号が飛び交うのが日常茶飯事
今の職場で「パワハラ防止」を啓発しています。
転職して1年ちょっと。幸いなことに
ここでは人が怒鳴る声を聞いたことがほとんどありません。

ふと思い出すのです。
そういえば報道では「怒号」が当たり前だったな・・・って。

私がテレビ報道記者の時、よくぶつけられた言葉たち
「おい!この新聞記事何だ?ネタ落ちか?!すぐ確認しろ!」
「編集終わったか?!・・・いつまでやってんだよ!」
「オンエア間に合うか?早くしろよ!」
「できたなら“できた”ってちゃんと言え!」
「手が空いてるなら手伝ってやれよ!」
(以上デスク・オンエアD)
「現場の段取り確認しとけよ!お前のせいで撮り損ねただろ!」
「何だよそのインタビュー。使えねえぞ!」
「ちゃんと段取りしてくれよ!二度手間だろ?」(
以上カメラマン)
「映像がないのに何でそんな原稿書くんだよ!編集できねえぞ」
「インタビューどこ使うか決めとけよな。待ちくたびれたよ
」(以上編集マン)
「あなぐまさん、早くして下さい!」(全員)

私だけではありません。
入社10年の中堅くらいになるまではみんな怒鳴られます。
誰かが誰かをいつも怒鳴っているので、職場は怒号だらけ。

「こんな理不尽な世界やだよ~」と感じる人もいるかもしれません。
でもセリフをよく読んでもらうと分かるのですが、
職場で人がどなられる理由は、ほとんどこの5つに集約されるんです。

①スピードが遅い
②段取りが悪い
③確認ができていない
④意思表示が足りない
⑤仕事の質が悪い


職場の皆さんが全員「ガサツでどうしようもなく粗暴」なわけではありません。
(・・・まあ、慢性的カルシウム不足ではあるけれど)

こうならざるを得ない最大の要因は、報道の現場が常に時間に追われていること。
「いつまでにこれが終わっていないと放送事故につながる」という要素が
1日の中で数十、数百と積み重なっています。
しかも常に状況が変化し、新しい仕事が増え続ける。

記者だけでも10名以上、スタッフ総勢で数十名もの人間がその仕事を分担し
1つ1つに「誰が/どうやる/どこまで終わった」の確認を必要とします。
スケジュール管理は紙やWebベースで行っているんですが、
最後に大切なのは「声」。それも大きな声!

「分かったのか、分かってないのか、はっきりしろ!」
「できたのか、できてないのか、どっちなんだよ!」
「できないならできないって言え!黙っていたら分からないだろ!」


これがすごく大事なんです!

たとえパソコンに向かって集中して原稿を書いていたとしても
耳は別の意識が宿っていて、だれかの声を聞き分けながら
「あいつ間に合うのかな?」「自分が終わったらここフォロー必要だな」
などと考えて、チームプレーを忘れないことがものすごく大切です。

そして自分自身も大きな声を出して
「できる?」「分かった?」「OK?」「間に合う?」
「やります!」「できました!」「行ってきます!」「戻りました!」
「お願いします!」「ありがとうございます!」「お疲れ様でした!」
と意思確認・投げかけを大切にすることが報道現場での処世術。
目の前にいる人にメールでお伺いを立てるような文化は存在しません。

結論。

スピード勝負の報道現場では、チームプレーの中で互いの意思確認を
円滑に行うコミュニケーション手段としての「怒号」が不可欠である。



<関連リンク>新人教育は「旧態依然」の徒弟制度部署移動はなぜ必要なのか?私は記者時代「その日暮らし」で生きていた
【2008/02/21 22:06】 | 報道・制作の経験談 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

本日寒すぎ。こんな日に記者が思うことは?
本日は寒すぎ。頭もさえず、部屋に引きこもっております。
よって長文のエントリを書く気も起こらず・・・

そういえば、かつて私が記者だった頃は、
朝起きて「きょうはものすごく寒いぞ」と思ったら

・どこかで雪が積もっていないかな?
・高速道路や公共交通機関で通行止めや運休は出ていないかな?
・路面が凍結して事故が起きたりしてないかな?
・空気も乾燥しているし、火事が起きたら大変だぞ・・・


などと気にしながら、1時間ほど早めに出勤して関係各所に電話をかけた後、
「とりあえず通勤・通学する人の様子でも撮りに行きますか?」
とカメラマンと2人で街頭撮影に出かけていました。
カメラの前でサラリーマンやおばちゃんが転んだりしたらおいしいな”
などと不謹慎なことを思いながら、寒さなんかあまり気にしていなかったような・・・。

今ではとてもじゃないですが「よくそんなことしてたな」と思うあなぐまでした。


<関連リンク>私は記者時代「その日暮らし」で生きていた視聴率・インパクト至上主義?の苦悩あなぐまの就職自戦記(1)志望動機は?
【2008/01/20 19:49】 | 報道・制作の経験談 | トラックバック(0) | コメント(0) 
tags:【体験談】

新聞とテレビ・報道の違いは?
皆さんが志望動機を考える上でのヒントになればと思います。

Q.「テレビの報道」と「新聞の報道」では何が違う?

A.いろんな要素があるでしょうが、私は「スピード」の違いが大きいと思います。

テレビは朝から晩まで、ひっきりなしにニュースを放送していて、
その都度、最新の情報を反映させる必要があります。
一方、新聞も「号外」を出すことはありますが、頻度は少ないですね。
ネットの速報ニュースは充実しつつありますが、
共同・時事の配信記事を転載というケースもいまだ多いです。

たとえば「明け方(未明)に大規模な火災が起きた」というケースで話をします。

テレビの場合は、まず朝や昼のニュースで火事の様子を伝えます。
夕方のニュースになると、現場検証の結果・けが人の容態の変化などを加えて
原稿を作り直すケースが多いです。
山火事や多数の死者が出たケースであれば「生中継」もありうるでしょうし、
もしそれが放火事件で「被疑者が逮捕された」といった情報が
番組中に入ってきたとしたら、放送中に速報で伝えるかもしれません。

いっぽう新聞は夕方~深夜に翌日の締め切りがくるので、基本的には
明け方のニュースであればその日の朝刊には掲載が間に合いません。

なので締め切り段階までの情報を全てまとめて翌日の朝刊に反映します。
(もし夕刊を発行しているところであれば、午前中までの情報が載るでしょうけど)

テレビは発生から数時間でニュースを伝え、新聞はその後に伝えたことになります。
スピードの違い、言い換えれば
テレビは「速さ・広さ」新聞は「深さ・正確さ」を追求しているというのが私の印象です。

たとえば要人の囲みインタビュー(ぶらさがりとも言います)や共同取材では
テレビが先に聞きたいことを聞いて、新聞はテレビの取材が終わった後に
じっくり質問というケースも多いです。
(新聞さんが長ーいQ&Aをしている間に、僕らテレビは急いで帰ることも)
逆に深い取材や長期の追跡取材は、テレビの苦手とするところです。
もちろん素晴らしいドキュメンタリーを作るテレビジャーナリストはいますが、
日々のニュースを埋めるのに窮々としている下っ端の記者には難しい仕事です。

いずれにせよ、テレビと新聞では記者の「意識」「適性」は確実に違うと感じています。

※私は今でも「要するにどういう状況か?」とすぐ知りたがる上に
知ってしまうと「じゃあ大したことないかも」などと考えてしまうクセが残ってしまっていて、
つい思考が短絡的、近視眼的になりがちです。日々自戒しているところです。


<関連リンク>記者の1日のスケジュールはこんな感じ国民的謝罪要求システム~倖田來未の失言騒動からテレビ営業と広告代理店、どちらの立場が強い?
【2008/01/15 21:57】 | 報道・制作の経験談 | トラックバック(0) | コメント(0) 
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